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【映画メモ】ドント・ウォーリー・ダーリン【#22】

まず解説はwowowから

理想の楽園のような町で、愛する夫と幸せで満ち足りた日々を送る美しい人妻。これは現実、それとも悪夢? 「ミッドサマー」のF・ピュー主演による新たな戦慄のスリラー。
カリフォルニアの陽光あふれる美しい町<ヴィクトリー>で、愛する夫ジャックや親しい隣人たちに囲まれながら、幸せで満ち足りた日々を送るアリス。やがて町に新たなカップルが越してきて彼らの仲間に加わる一方、以前からの住人のひとりであるマーガレットは、何やら警告めいた不審な言動を繰り返し、周囲に溶け込めずにいた。アリスの身の回りで不可解な出来事が相次ぐようになり、次第に彼女は町の様子に不審を抱くようになる。

https://www.wowow.co.jp/detail/189611/-/01

というのも、普段引用させていただいている他の映画サイトの解説がいまいちだったのでwowowさんから引用しました。

主人公のアリスは理想的な生活を送っているという演出で、まるでシザーハンズの世界のような、規格化された住宅街、並んだ住宅、色違いの車などが出てきます。

引き金は解説にあるようにマーガレットですが、アリス自身も謎の飛行機の墜落を見ます。そこから色々な事件というか、不審な状況に巻き込まれていきます。

こういう映画でいつも思うのが、内容を知っていても敢えてその理想の世界に留まる方を選ぶのか、アリスのように真実は何かということが気になって暴こうとしてしまうのか。僕は、うすうす気付いていてもその中に留まることを選んでしまうんじゃないかなと思います。そんなことを考えながら見ていると、全てを知っていてそこに留まっているキャラクターが出てきました。え〜!この人は全てを知っていたのね・・・という人です。

で、ここからはネタバレになります。

まず、ドント・ウォーリー・ダーリンというタイトルが暗示するように、この理想の世界に留まるかどうかは旦那だけが決められます。奥さんは旦那さんが連れてくる。もしくは、旦那が死んでしまうと奥さんも処分されてしまいます。なぜ、今この設定にしたのかが不思議に思います。奥さんが主体的に選んでいる家庭があっても良いんでは?と思いました。それでも物語は矛盾なく成立します。アリスの家庭は旦那が選択していて、アリスが知らなかっただけということにしても何も変わりません。

終わり方が超モヤモヤします。暗転して、アリスの呼吸音だけで終わります。このアリスは再び赤い服の男たちに捕まってしまったのか、現実の世界戻ったのか。アリスを連れてきた旦那がいなくなり、世界を管理しているフランクの奥さんが管理を代わり、赤い男たちに追いかけられています。そんな状態でアリスが本部に到達できたからといって、本当にこの世界から脱出できるのでしょうか。本当のアリスは、腕も足も拘束されているシーンが出てきます。もしこの世界から抜け出すことができたとして、アリスは助かるのでしょうか。

ストーリーは面白いし、後半次々に明らかになる様々な設定が飽きさせない流れですが、終わりがモヤモヤしてしまいました。

おわり



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