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【映画メモ】ジョン・ウィック:チャプター2【#7】

2も見なきゃ!となって速攻で見ました。相変わらずキアヌ・リーブスの格好良さが全開です。

解説は映画.comさんより

キアヌ・リーブスが伝説の元殺し屋に扮し、銃とカンフーを融合させた新銃術「ガンフー」を取り入れたアクションでヒットを記録した「ジョン・ウィック」のシリーズ第2弾。前作でニューヨークを舞台にロシアン・マフィアを相手に繰り広げた壮絶な復讐劇から5日後。平穏な生活を送りたいジョンは、イタリアン・マフィアのサンティーノからの殺しの依頼を断るが、それにより自宅を爆破されてしまう。ジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円もの懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から命を狙われる事態に巻き込まれてしまう。チャド・スタエルスキが前作に引き続き監督を担当。ジョン・レイグイザモ、イアン・マクシェーンら前作からのキャストに加え、グラミー賞ラッパーのコモン、「トリプルX 再起動」のルビー・ローズらがジョンを狙う殺し屋として出演。リーブスの代表作である「マトリックス」シリーズのローレンス・フィッシュバーンが独自の組織を束ねるキング役で出演。

https://eiga.com/movie/83963/

ジョン・ウィックを見た時にアクションが今までと違うな〜と思っていて、総合格闘技で見るような投げ技や関節技があり、銃のアクションと組み合わされていて、でも、荒唐無稽なガンアクションにありがちな何発打っても弾がなくならない銃とは違って、ちゃんと弾を装填するシーンはあり、不思議な感覚で見てました。チャプター2でも同じく、カッコいいなと思って、見終わってから公式サイトを見て分かりました。

本作の見所は劇中、ジョン・ウィックが披露する格闘技と射撃を融合させた独特な戦闘スタイル・ガン・フー。こういう「実践的には間違いだけど、映画的にはカッコいいんでアリ!」な銃撃戦の元祖といえば『男たちの挽歌』(86年)からはじまるジョン・ウー監督の香港ノワール映画だろう。ウーが描いた、2丁拳銃を装弾数無視で多弾数速射する「その嘘、買った!」と言いたくなるようなファンタジックな射撃スタイルは、『デスペラード』(95年)『マトリックス』(99年)などのハリウッド映画だけでなく漫画、ゲームにも多大な影響を与えた。そして、このような銃撃アクションを、英語圏では「GUN FU」と呼ぶようになった。ウーが提示したガン・フー・スタイルをさらに進化させた映画として大事なのが『リベリオン』(02年)。この作品では、カンフーや空手などの武術と銃撃を融合させ、相手と接近して撃ち合うガン=カタと呼ばれる映画オリジナルの格闘技が登場。清々しいくらいにリアリティを放棄し、カッコ良さのみを追及したガン=カタのインパクトは凄まじいものがあった。それゆえに、ガン=カタを超えるガン・フーは10年以上生まれることがなかった……。そんなガン・フー映画界に新風を巻き起こしたのが『ジョン・ウィック』。本作が描くガン・フーはジョン・ウー・スタイルともガン=カタとも違う新流派。まず特徴的なのが、これまでのガン・フーは装弾数を無視した2丁拳銃アクションが主流だったが、本作では1丁のハンドガンを使う実戦的なコンバット・シューテイングがベースとなっている。劇中、ジョンが披露するテクニックは、C.A.R(center axis relock stance)システムという射撃スタイル。両手を前方に伸ばす従来の構え方と違い、両手を胸の前で合掌するような状態で銃を構えるのが基本。こうすると、室内などの狭い空間での撃ち合いに適しているうえに、手が届くような近い距離にいる相手でも無理なく射殺でき、マガジン・チェンジもしやすい、という実に合理的な殺人法だ。ちなみにジョンは敵を射殺する際は、基本的に1人に対して最低2発は弾丸をブチ込んでいる。そんな超実戦的な射撃スタイルと融合する格闘技も『リベリオン』のようなカンフー・チックなものではなく柔道、柔術、ブラジリアン柔術、そしてロシアの軍隊式格闘技システマというゴリゴリの実戦系。それらの武術をキアヌは撮影前、4ヶ月間特訓し、撮影では90パーセントのスタントを自ら演じたという。そして完成した本作のガン・フーは、これまでの見た目の派手さを重視していたものと違い、「本当に有効的かも」と思わせてしまう説得力のあるものとなっている。そんな殺人スキルを持つジョン・ウィックって何者?と思ってしまうが、実は映画の中でちゃんと彼が殺し屋になる以前の経歴が描かれている。それは、殺しを決意したジョンがシャワーを浴びるシーンにある。ここでジョンが刺青だらけのボディのオーナーであることがわかり、背中には「Fortis Fortuna Adiuvat」と彫ってある。これはFortune Favors the Bold(幸運は勇者に味方する)。ハワイのカネオヘ湾の米軍基地に所属する海兵隊のモットー。彼が軍隊帰りということを意味している。

http://johnwick.jp/first/column/index.html

なるほど。リベリオンのガン・カタからの流れがあったんですね。ガン・カタは確かにカッコよかったけど、弾は無限だし、腕を伸ばしたまま遠くの敵を撃つことが多くて、画期的だったけど現実感のない感じで、一度見たらもういいかなという感じでした。美しさはあるのですが、強さがなく、予定調和的で、実戦性が見えてこない感じでした。

ガン・フーは全然違います。リアリティがあって、もちろん普段銃なんて見ても触ってもないのですが、いかにもありそうな構え方、撃ち方、マガジンの代え方、倒れた相手でも必ず頭を撃ち抜いていたのも印象的でした。

このようにアクションが最高なのは1と同じです。色々あってマフィアに家を焼かれてしまい、妻との思い出も全て焼けてしまって、それをきかっけに復讐を始めます。

途中、ローレンス・フィッシュバーンが出てきて胸熱展開になります。ローレンス・フィッシュバーンは「マトリックス」でモーフィアスを演じた俳優です。

後半に、マフィアのボスがジョン・ウィックをターゲットに暗殺指令を出します。その指令があらゆる殺し屋に送られます。殺し屋の携帯が鳴るのですが、街のあちこちで携帯が鳴ります。この街のほとんど人は殺し屋なのか?というくらい、殺し屋多すぎ問題です。

さらに、ジョンはコンチネンタルホテルで殺人を犯し、ホテルの掟を破ってしまいます。ホテル会員から除名されるのですが、すぐに殺されるわけではなく、逃げる猶予を1時間もらいます。この除名の通達もあらゆる殺し屋に送られるのですが、またしても、街のあらゆる人の携帯が鳴り殺し屋たちがジョンを見ます。そして、その視線を受けながら走り去っていくシーンで終わります。3を意識した、これからも続くだろうなと思わせる最後でした。

4部作なので、早く3と4を見たいです。なぜチャプター3ではなく、パラベラムなのか。なぜチャプター4ではなく、コンセクエンスなのか。副題をつけてもいいので、どこかに数字を入れておいて欲しいです。順番がわからなくなるので・・・

おわり


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