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結果を求めることについて

ラジオを聞いていると、ときたまラジオショッピングに出くわす。それ自体は別に構わないのだけど、(むしろ利用するくらい)気になるのは「返金保障」というものがときどきあること。商品に自信があるから、ということだけど、お金を払った以上は結果を得られなければならないという考えが、お金を払う側に潜在している気がしてならない。

他の場面でも、本質はこれと同じだなぁと思うことは結構ある。とくに違和感を覚えるのは、人を相手にした仕事でも「必ず」結果が求められることだ。学校の成績、英会話、ダイエットなどなど、返金保障を謳うところはおおい。人ってそんなに簡単に変われるものなのか。

対価を支払ったのに、結果が得られないというのは、結構受け入れ難いことなのかもしれない。たしかに、理不尽さや不公平さを感じずにはいられない。でも本来なら、世の中に絶対なんてないというのも分かっている。それが自分に降りかかって、損害を被るのが嫌なんだ。

理不尽さに対して、これまでは神の与えた試練だとか、人生の勉強だとか、とにかくいろんな言い方をして、受け止めてきたのだろうけど、どうもそういう寛容さが失われている気がしてならない。

自分は、わりとまあいっかで済ませてしまうタイプだと思う。だから、不興を買ってしまうこともある。だからというわけではないけれど、お互いに結果を求めすぎるのは、生きててしんどいなと思う。思うようにできる余地があるのは、自分の行いくらいだと、わきまえられる人でありたい。

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