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ほんのり霊感のある人生

3歳の頃には周りには見えないと言われている存在が見えていた。
それが幽霊なのかどうか当時は分からず、普段友達と遊ぶような駆けっこや隠れんぼを幽霊に要求しては遊んでもらっていた。

家に帰ると母に「誰と遊んでたの?」と聞かれたが、幼い私は「お兄ちゃん」としか答えられなかったし、名前なんて聞く必要がないくらいお兄ちゃんと遊ぶのが楽しかった。

保育園ではお昼寝の時間があったが、園庭に抜け出したりして頻繁にお兄ちゃんと遊んでいた。
困った担任の先生に母に密告され、これまた霊感の塊のような母にしっかりと注意を受けた。

ある日引越しすることになり、荷物を片付けていた私と母。
テレビに近所でのニュースが取り上げられていた。
『〇〇市の△△山で一家心中』
そこには我が家の裏山、私がお兄ちゃんといつも合流して遊んでは解散する山のことが書かれてました。

ニュースの通り、青いリュックを背負っていたお兄ちゃん、いつも言葉は交わさず遊んでくれていた。

あれから24年、今も霊感がほんのりある。
(画像は一昨年のお盆に窓の外が賑やかだったので撮った一枚です。)

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