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ハーブティーで色のマジック!

「夜明けのハーブティー」と呼ばれているハーブティーがあります。         これはハーブティーの色の変化が、夜明け前の空の色の変化に似ていることからそう呼ばれたらしい。

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そのハーブの名前は「マロウ」。日本名では「ウスベニアオイ」と呼ばれています。                              アオイ科の暑さ寒さにも強い丈夫なハーブです。2m位まで大きくなることもあり、5月くらいからびっしりと沢山の花を咲かせてくれます。

そんなたくましいマロウですが、その花は美しい色のハーブティーを作り出だしてくれるのです。

                                  それではハーブティーでちょっと色遊びを。              まずは水出しから  

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花びらをそっと洗っているそばから色が流れ出てきます。        そんな花びらをドライハーブにして水出しにしました。綺麗な濃い紫!         

次はドライハーブにお湯を注いでみます 

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暫くして水色に変わりました。もう少し綺麗な「マロ―ブルー」という水色が出るのですが・・・、お湯の温度によっても色が変わってしまうので、同じ色を出すことはなかなか難しい。

青色ハーブティーにレモン汁を加えると 

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瞬時にピンク色に変わりました!                    直で見ると本当に綺麗なピンク色で、これが自然の色とは思えないほど。    この変化は、青色ハーブティーに含まれているアルカリ性のアントシアニン酸性のレモンによって、青色からピンク色に変化したものなんですね。                   試しにアルカリ性の重曹を加えてみると・・薄い青色に戻ります。ちょっと化学実験しちゃった気分です。

身体にいいと言われていること                    マロウのハーブティーは無味無臭と言えるほどほとんど味も香りもありません。                                 しかし、喉や気管支の炎症に働き、咳が止まらない時や痰が絡む時に飲むと症状が緩和されるといわれています。                 また粘液質をたっぷり含んでいるので、皮膚や胃腸などの粘膜を保護する働きもあるといわれています。                        喉の痛みを和らげるので、濃い目のハーブティーでうがいをするのもいいですね。                              (これらの用途で使う場合は、水出しではなく熱湯を注ぎ蓋をして10分間位抽出してください)

沢山の働きをしてくれるハーブですが、やはり色の変化を見るのが一番楽しい。

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水出しハーブ(青)と、レモンを入れたハーブ(濃いピンク)で氷を作ってみました。濃縮されたのか色が濃くなりました。            これから夏本番!氷を使う機会も多くなりますが、こんな色付き氷も楽しいですね。

カルピスに青色のハーブティーを注いでみると、ピンク色のカルピスになります。これも綺麗で楽しめます!

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