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頑張る人は報われない?目立つ人ほど昇進する現実


#私の仕事


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「カミヤさん俺こんなに頑張っているのに、なんで給料上がらないんですかね」

こんな相談を職場の若い後輩に幾度となく相談されてきました。

毎日休まず遅くまで仕事をこなし、仕事に対する姿勢も申し分ないぐらいでとても勤勉に作業をこなしている彼ら。相談者の子たちは皆揃って真面目な子達です。


しかし、彼らは毎月の給料明細を見るたびにガックリと肩を落としている光景を何度も見てきました。それはとても心が苦しいおもいでした。


僕の立場から何度か彼らの頑張りに見て向き合ってくれないかと上司にお願いしましたが、なかなかおもいも届かず僕の力不足を痛感されることに。対して僕からも後輩たちへ向け、働きぶりの評価として昇級へのバックアップをしましたが、肝心の彼らは会社に対して意気消沈。

いろんな角度からアプローチをしましたが上司と後輩達が交わることはありませんでした。


彼らと上司の間柄は、


後輩たちからみて上司は評価をしてくれない人。


上司からみて後輩たちは覇気がなく無愛想な応対。


この目では見えないバチバチとした雰囲気が平行線をたどり、お互いの関係性の悪化につながっていくことで本来の上司と部下の関係性が保てなくなると感じていました。



ではなぜ彼らは上司を振り向かせなかったのか。

それは自分をアピールする能力と感じています。



出世する人はアピール上手

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仕事の実力は十分なのにアピールが足りないと昇進も難しくなる場合もあります。


先程の通り後輩たちは「上司に頭を下げるぐらいなら何もしないほうがマシ」と意地を張っての一点張り。そんな感情剥き出しに上司も察したのか後輩達には目が笑っていなく、どことなくドライな対応にも見えました。


アピールとマーケティング


商売の世界では、このネガティブな意味での「アピール」に近いニュアンスで、「マーケティング」という言葉が使われます。

「マーケティング」は商品の存在をアピールすること自体が「悪」とされるような風潮があります。例えば、ほとんど実態のない情報商材や紛いものの化粧品、サプリなどを、半ば消費者をだまして購入に導くことが「マーケティング」と呼ばれたりします。


日本には「ものづくり信仰」があり、良いものをつくることこそが本質、それを広く伝えるのは次善策だ、とするような文化があります。商品が知られておらず、広告活動を余儀なくされるのは、三流のつくり手に与えられるペナルティーだ、などとする痛烈な批判も最近では目にします。


「経営の神様」松下幸之助さんの言葉」

われわれ商人・産業人には「この商品をあなたがお使いになれば、便利で利益になりますよ」ということを消費者にお知らせする義務がある。その義務を果たすために「宣伝」をするのだ。知らせる価値のあるものをつくって、初めて宣伝の必要が出てくる。宣伝もできないようなものなら、製造をやめねばならん。

どれだけ良い商品でも存在を知ってもらわないといけない。これは SNSの世界でも言えることですよね。



PIE(パイ)の原則



グローバル企業で昇進するにはPIE(パイ)が重要だと言われます。パフォーマンス(P)=仕事の実力、イメージ(I)=印象、エクスポージャー(E)=どれだけ目立っているか、の3つです。注目すべきは、それぞれが持つ重要度の割合です。

・仕事の実力:1割
・印象:3割
・どれだけ目立っているか:6割

「どれだけ目立っているかが6割」とされているのです。


それでも実力より目立つことが正しいわけではありません。

実力もないのにゴマをすっていてもすぐに見抜かれてしまいます。一時的には良い印象を与えるとおもいますが、周りとの仲間の関係性も悪くなりますしすぐに化けの皮が剥がれてしまいます。

ではこの場合どのようにすれば良いのかそれは「何が昇進の決め手になるか」です。昇進するには、仕事の実力があることがまず大前提です。その上で、実力者同士の横並びの中で、現実問題として最終的に昇進を左右するのが「印象」と「目立っていること」だ、というわけです。

仕事の実力をしっかりと身につけたのなら、あとはきっと誰かが自分を見出してくれる。厳しいようですがそれはかなり難しいことでもあります。


実力とアピールはorではなくandという考えをうまく発揮をすれば自ずと成長と出世にも関係してくるとおもいます。

ましては会社勤めの話ではなく個人で稼ぐ方々にも言えることではないでしょうか。

実力者がいても周りに埋もれてしまってはなかなか芽が出ないとかなり勿体ないですよね。

どのようにして頭1つ抜け出すのか。そこも実力者の腕の見せ所ではないでしょうか。


ここまで読んでくださりありがとうございました。


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