楽しい競馬。当てたら自分磨き
皆さんはギャンブルしますか?
たくさんのギャンブルがありますが僕はギャンブルはやらないです。
なんでこんな記事を書くんだ‼️
となりますが・・・。
僕の会社にAさんというそれは競馬が大好きな50代後半の男性がいます。
彼は無類の競馬好きでもあり、とても生き生きと仕事をするムードメーカー。彼の競馬愛ははかり知れず、そこで生まれた収益の使い方も彼らしいところもあります。今回はAさんにフォーカスを当てた記事になります。
そこには彼なりのストーリーがありました。
競馬記事ではありませんのでご了承を・・・。
副業こそが本業
「俺はね、これが本業なんだよ‼️」
と、勢いよく競馬新聞を振りかざしながら多少のナマリ口調でしゃべる、いや、もはや叫んでるAさん。
彼の上着のなかは常に丸めて収納されている競馬新聞、名刺がわりにサッと取り出すサマはもはや見慣れた光景。
休憩時間には
「俺、これが忙しいから」
とペンと競馬新聞を持って喫煙所に直行するスタイルは毎回のルーティン。
競馬の話をすると止まらな止まらない。
たまたま僕が温泉旅行での高速道路で見た「競走馬輸送中」のトラックに遭遇したことを話したら、行き先から大体の馬の種類まで言い当てる。
ディープインパクトしか知らない「超」が付く初心者以下の僕には何がなんだかで・・・
ただ、1つわかってることがあります。
それは
「月曜日の朝のAさんは気安く話しかけるな」
です。
お分かりと思いますが、前日の日曜日はAさんの決戦日だからです。いわば戦いの後でもあります。
月曜日の朝、明らかにテンションが高い時もあれば、挨拶も交わすことも躊躇するぐらい死んだ目をして憔悴している時もあります。
そんな月曜日。Aさんの様子を伺うところからスタート。僕から挨拶をするときは、まずは様子を伺いながら挨拶もワントーン小さくなり会釈も小さくなります。
そんなAさんからは挨拶が返ってくる時もあれば、イラッとしているのか睨みつけられることも・・・。
感情が表に出やすい方なのですね・・・。
起伏が激しいAさんですが、競馬が当たった時のお金の使い道はどんなことに使うのだろうと思ったこともあります。それが、
ご馳走をしてあげること。自分磨きに使うこと。
Aさんは当たったお金はかわいい若い連中を引き連れて飲みに連れていきます。
せんえつながら僕も1度招待を受けて連れて行ってくれました。
コロナの前でのその飲み会。
席にはほぼ毎回来ているお馴染みのメンバーもいまして、酒場につくやいなや少々遠慮していた僕に若手メンバーが一言
「これおじさんのおごりだからどんどん食って‼️」
(お前が言うのかい‼️)
と心の中でツッコミを入れながら焼き鳥をほおばる。Aさんも普段見せないソフトな印象に。
そんな楽しい時間に浸っていると、若手メンバーの一人がいつに間にか外から帰ってくるなり、
「準備できたみたいです」
と。
どうやら近くの行きつけのスナックがあるとのことでさっそく2軒目に移動しました。
着いてからは早速おつまみやボトルを入れたり若手に
「お腹空いてない?なんか頼んであげるよ」
と恐縮してしまうぐらいな気配り上手な対応。競馬の時のAさんとは全くの別人。
お酒もよく入り気分も良くなりいざカラオケの時は、結構歌う方なんだなあと歌声をきていたらママさんが
「何十年の付き合いだけど普段こんなに歌わないの」
とそっと教えてくれました。
その時感じました。
Aさんは競馬を楽しみながら、人生も楽しんでいると。
そんなAさん
身なりもオシャレだなあと思っていて
「Aさんオシャレですね」
と聞くと好きなブランドでかためているとのことでした。そのブランドが
DIESEL
全身イタリアブランドでかためてきて、ふんわり香る香水もDIESEL。
AさんはDIESELに通い詰めて、顔馴染みの店員さんも数名いるお得意さんのようで、数店舗からDMもくるとのこと。
この前はふらっと寄っては、そこにはいるはずのないショップスタッフと話が盛り上がり、ノリで3万のジャケットを買ってきたとのことでした。
(本音はそのお姉さんとデートしたいと言っていましたが)
職場でもなんかデカイ腕時計しているなぁと思っていたらそれもDIESEL。競馬の人というよりもはやDIESELの人と認識するほど大好きなご様子。
そんなAさん。明るい性格と気前の良さと優しさで皆と仲良く仕事をこなし、ベテラン目線も相まって少し過激なことも言いますが、すでにいつもの事。皆はAさんを慕っています。そんなAさん。
その収益で皆を楽しませる姿。服を買ってそれを着て楽しんでる姿。そして大好きな競馬を楽しんでる姿。
そんな楽しんでいるAさんといつも週明けはどんな表情でいるのか。様子を伺うのも僕の中でのルーティーンです。
そうそう。Aさんからこんなことを言われました。
「カミヤさんと飲みに行くためにお馬さんを頑張ってるよ‼️」
(馬にまたがるジェスチャー付き)
競馬新聞片手にそっと言ってくれました。
そんなAさんを見ていると、楽しんで生きているベテランとして尊敬すら感じます。
これからもこの素晴らしいご縁を大切にしていこうと胸の中で感じました
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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