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子どもとの雨の日のお出かけ|育児日記

梅雨明け前のとある週末、4歳の長男を連れて雨の日のお出かけを決行しました。
「決行」なんて大げさな…と笑われてしまいそうですが、ヤキモキしたり小さな発見があったり、いろいろ詰まった時間だったなぁという気がしたので、書き留めておこうと思います。


行き先は図書館。幸い雨はそれほど降っていなかったので、長男には雨合羽は着せず長靴だけ履かせました。私は本が濡れないようにバッグの口をしっかり閉めて肩にかけ、いざ出発です。

最初の難所は水溜まり

家を出てまず遭遇したのは、そこそこ大きな水たまり。大人としてはよけてほしいところですが、何度言っても足を突っ込みたいお年頃の息子です。
早速片足を踏み出してバシャン!
にやにやしながら「バシャッてしちゃったー」とのたまう長男。
はーっとため息が出そうなところを踏みとどまり、深呼吸。気持ちを切り替えます。
こんなことを見越して長靴を履かせたし、行きは大目に見ようということにしました。帰りはよけようね、とお約束しましたが、覚えていてくれるかな?

図書館に到着。さて、何を借りるか?

図書館に着くと、足早に絵本コーナーへ向かう長男。気になる本を手当たり次第につかんで読んで!と持ってきます。
本人が読みたい本を借りさせてあげたいけれど…字が読めないので、読み聞かせはまだまだ母の役目です。ページ数や文章がたっぷりの本を寝る前に持ってこられると、うっ…と怖じ気づくのも親の本音。
少々後ろめたさを感じつつ、最後の1冊はほどほどの文章の本を見繕って「どれがいいかなぁ?」と選んでもらいました。親子で落としどころを探るのは、日常あらゆる場面で出てきますね。

帰り道、公園の誘惑

さて、本を借りたら図書館を出発。おうちに向かいます。が、途中に公園という誘惑があるんです。
「今日は雨降っているから遊べないよ」と声をかけても、長男は諦めきれないのか、滑り台へ向かってずんずん進みます。
うーん、どうしよう、と考え「じゃあ、滑り台さわってごらん」と、ひとさし指で滑り台にちょんちょん触れてもらいました。
「どう?」と聞くと
「おてて、ぬれちゃった」
「そうそう、これ雨だよ。これで滑るとおしりびしょびしょになっちゃうの。だから今日は帰ろう」
「…うん」
やっと納得してくれました。
言葉だけで伝えるのが難しい時は、見たり触ったり、五感を使うと良いのかな、と思った一コマでした。

そして再びの水溜まり

行きはビシャリと足を突っ込んだ水溜まり。帰り道はよけようね、と伝えていたものの、そんなことはすっかり忘れて突撃体勢に入っています。
「あ、あれぇ?水たまりがある、どうする?」と声かけすると、覚えていてくれたのか、「よけるー」と返ってきました。
「そうそう」とホッとしたのもつかの間、長男は「ジャンプするー」と続けます。
あ、これはバシャンとするんだろうなぁ…と思っていたら、今度は急にしゃがみ込んでいます。
どうした??と戸惑っている私に向かって
「みてー、○○(長男の名前)がいるよー」と笑顔で教えてくれました。

そうか、水たまりに映った自分を見つけたのね。
水たまり1つでくるくると遊び方を変えて楽しめちゃう、柔らかな発想に感心です。
「ほんとだ、おかあさんもいるよー」と水たまりの中の息子に手を振ったりして、しばし一緒に楽しんでから、おうちに帰りました。

2時間ほどのお出かけでしたが、親の本音が見え隠れしてヤキモキしたり子どもの好奇心に目から鱗だったり、心がフル稼働していた気がします。ついつい余裕がなくて「はやく~」と思いがちですが、時には子どもの好奇心についていけると良いなぁ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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