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ユールの準備,クリスマスカラー 魔女暮らし日記 11.11.2021

ついに書斎では午前中からファンヒーターをつけた。
嵐のような天気で、空もどんより低い。
電気をつけないと部屋の中も暗くて。

暗めの照明は集中できるから好きだ。
だがこんなざわつく天気のときには、編み物をしたくなる。
濃い色の糸は目が見えないので電気をつけないと。
いや、目を悪くするから電気つけよう、ふつうに。

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今日編んでいるのはこんなもの。
この形でわかるかしら…庭にいるあいつ!
ユールにぴったりだと思うが、サンタクロースではない。

7人のあいつを作ろうと思っていたが、前回の黒猫お守りが9個即完売してしまって。
この子達ももう少し数を増やして作ろうと思ったのだ。今のところ祭壇に飾るような大きさだが、キーホルダーサイズも可愛いかもしれない。

使っている毛糸はデッドストックの古いもの。(ラベルぼろぼろ)
色合いはくすみ色でとても好みで、アンティークな雰囲気がある。
きっと皆さんの祭壇に似合うはず。

編み物のお供は

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コーヒー。
朝起きて、お祈りをしてから白湯を少し飲んで、仕事のためにコーヒーを淹れるのが日課。

電動コーヒーミルがあるのに、なぜか手でぐるぐる挽きたい気持ちになるのだ。
毎日ぐるぐるしている時に、約1分程だろうか、無意識になれるのでこの時間が好きなのだ。

電動ミルの6秒と、手動の1分。
それぞれの価値があるのだと思う。

先日まではパナマのコーヒーを飲んでいたが、なくなったので今日からはコロンビアで。
味の違いは正直よくわからないが、パナマのほうがフルーティーだったような気がしなくもない。

そして書斎でぬくぬく編み物タイム。
スケジュールを詰めたら、完成まであまり時間がないということなので色合わせに悩みながらさくさく編んでいこうと思う。

ところで、ユールとはクリスマスのもとになった魔女のお祝いの日(サバト)なのだが。
日本のクリスマスはいまいちワンパターンというか、寿司がアメリカでカリフォルニアロールになった感がある。

サンタクロースの赤い衣装も今やどこでも売られているが、その赤じゃないよ、と思うのだ。
もっとこう、気品ある赤だよ!

それになんか綺麗に思えないのは、市場的にはクリスマスは販売戦略感があるところかしら。
ヨーロッパやアメリカのクリスマスは、教会もストリートもめちゃくちゃ綺麗なんだけどなあ。

きっと日本人は24日からホリデーにならないせいもある。
ホリデーは家に帰って家族と過ごしてちょっと豪華な食事をするというのが、友人の話を聞いていて羨ましくなる。

我が家でもユールからクリスマスにかけて食事が豪華になる。
ユールでは、サウィンで死んだ太陽が生まれ変わるので、農業をやっている身からすると「来年の景気づけ」みたいな感覚だ。
家族みんなそれを理解しているので、ホリデーではないが、ちゃんとその時間を大切にしている。

忘年会とかイルミネーションとかホワイトクリスマスはどうでもよくて、なんかそういう世界の一部になるような意味が好きなのだ。

本来はそういう意味でユールやクリスマスをだいじにする海外の人々は、その準備期間からめちゃくちゃ楽しんでいるのが「粋」である。

オーナメントを作ったり、部屋を飾りつけたり、シュトーレンを仕込んだりと大忙し。
(わたしもそろそろシュトーレンを仕込まなきゃ。熟成させると美味しいのよねぇ)

特に日本と違うなと思うのは、わざわざ時間をかけてそれをやるってこと。
ちゃんと伝統的な色や象徴物を取り入れるってこと。(日本では正月のほうがそうなるかも)

ユール・クリスマスカラーである赤、緑、白の小物や雑貨は、海外ではよく販売される。
日本ではおそらくそこまで意識がなく、そんなに売れないのかもしれない。(正月飾りは売れるけど)

あーん
可愛すぎるー
こちらデンマークの糸屋さんのHobbiさん。

こういうので靴下やウェアを編んで、ユールタイド~正月まで着るんだろうな…そういうの素敵だなあ。

…とはいえ、日本だって着物着るか。
そう考えると、正月だけでも着物を着たほうがいいのかもしれないな。
わたしは愛国心があまりないので成人式でも着物を着なかったけれど。

クリスマスカラーの着物があれば、1週間着て過ごせるかもしれない。
正月もその色、門松カラーなどと言い張れるし。
ちょっと探してみよう。


今宵も善い夜を。


英語の本や映画やドラマばかりを見ていると、日本語が変になってくる。

フィンランドのクリスマスの映画!
いちいち可愛すぎるんですけどー

プレゼントの靴下の無料パターン。可愛すぎる。
暖炉に飾るから可愛いんだろうなあ。

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