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Unknown circus rabbit will be in the starlights dream?

我楽多の心ばかり、逆らって集めたり
拾って眺めて、綺麗だね。愛しているよと言ってみたり

大衆は、横一列。
だけどわたしは下のおおぞら。
みんなが見てないとこで、眠りたい。

不安定になって絵を描いたり
心が痛いと音が弾んで、良い曲になる
演奏して、素敵な表現だねと言われたり

それはさ、処世術。
痛みはわたしに才能をくれるのさ。

いじめたいわけでも、死にたいわけでもない。
単純に、気持ちいい。

その快感とスリルが気持ちいいだけ。
この不安定は麻薬。
飛んでウィーンに行けたし、パリで絵も描ける。
ドイツでもロンドンでも小説が書けた。

下のおおぞらは、本当はだれもいない。
みんなの心が我楽多で、そこにほんとがいないから。

本当は溺死したいのに、抑制する。
いいことしか思い出せないのに、満たされない不安定な快感。
でもこれは愛だから、と言い聞かせてウサギは諭す。

さあて、罪なのはどちらでしょう。

イブですか?
それとも蛇ですか?

それとも、
アダムのあばら骨ですか?

なんでもかじっていいと、言ったのに。
苦い蜜ばかりの青草に飽きたころ、

さあさ、急いで!
乗り遅れてしまう、あの汽車に。

今すぐあちらに行かないともう、引き返せない。
頭でわかっているのに、もう少しだけ、もう少しだけ。

眠りたいし、その星を見ていたかった。
わたしは痛くしたいの。痛くしたいの。

ウサギさん。
時計の針が壊れているので、正確な林檎を左手に出せません。

操り人形にするのは簡単。
だけどもう一回、もう一回と繰り返す。

星屑を集めて彗星は、次に出会うあの子のところへ。
わたしは、不安定な快感に蓋をして。

キラキラ。
キラキラ。

背中を曲げて、伸ばして、
何事もなかったかのように。
爪先から、赤を消すの。

夕のしいんと静まり返る教室で。
夏の暗い街灯の下、ブランコで。
寒くて潜り込んだベッドの中で。

いくつもの音を奏でた鍵盤の上。
おおぞらの下の下。文字の奥の奥。

不安定なトランスをやめてみた。
こころは、生きることができ、許すことができた。

今ではなんにも考えられない、上のおおぞらの空気の存在。

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