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熱と薬にうなされて

連日続いた高熱から、やっと体調が落ち着いてきた。

突然のことに御心配くださった皆様、ご迷惑おかけしてすみません。

そしてあたたかいお言葉、ありがとうございます。

ベッドの上から。

いつも思うのは。


目が覚めてもこの世界が続いてるってこと。


薬で朦朧となった意識体が徐々に覚醒していく時、たいていは天井が視界に映るんだけど、するとまた痛むから目を閉じる。

現実は痛いから、目を閉じる。


しかし今回は、2時間ごとに検温をして何を食べたかも自分で書き留めておかねばならない。

幸いながら熱がある時は起きない。

ずっとあっちの世界にいるから楽だった。

しかもあっちの世界の方が長い。

現実に戻されると、これっぽっちの時間しか経っていないので非常につらい。

それでも、わざわざ過酷な現実を離してくれる人間の、防衛本能なのだろう。


三途の川の川底に、電気鰻のように光る魚が上流へ向かって泳いでいるので、キラキラ光って綺麗だ、と思ったり。

その川の岸辺にイケメン天使が立っているので、冥土のシステムも釣りになったか、とか。

エジプトの神様がよく乗ってる馬の戦車が、現代風に軽トラのようなものになってたりとか。


もっと見たけど覚えているのはこのくらい。

熱と薬はものすごく繋がる。

良くなってきたのでもう見れないだろう。

もう少しで復活するので待っていてね。


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