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作詞の楽しさ

自己表現だけではない作詞

いっぱい作詞をしてきて

初めは自分の中の声にならない声を言葉にして伝えようとしたり

誰かへの思いをそっと打ち明けてみたりしていましたが


最近は自分の経験関係なく、頭の中でリアルに妄想してその感情を曲に文字で起こせるようになってきました。


もちろん、映画やアニメで疑似体験した感情がそこにあるかもしれないし

忘れているだけで、経験したことかもしれませんが、


最近の私の楽曲は、

即興作曲配信の中で、リスナーさんからのコメント1つから物語が始まります。


何気ない会話のやり取りの中なか、

なんとなく、そのフレーズいい、言い回しがなんか好き

そんな言葉を拝釈させていただき、

クロコリコフィルターを通して

即興で歌詞を紡ぎ出します。


それはもう、自己表現の枠だけではなくなってきていると思っています。


正解がない

歌詞に正解はありません。

同じ歌詞でも自分が歌うとしっくりきてない歌詞が、歌い手が変わるだけでしっくりきたり、カッコ良くなるのは、

それは、ボーカリストの経験や、技術やその他諸々で

90%の歌詞がそのボーカリストが歌うことで100%や120%になれば良いと思っています。

100%の歌詞を同じボーカリストが歌っても90%になっては意味がありません。

それは、歌い手のキャラや声質を理解した上での言い回し、歌い回しの話になりますが

そもそも人によってその歌詞の考え方に同調できる方と反対される方もいるかと思うので

作り込んで作り込んで、自分が完璧だと思っていると


何か意見が出たときに、

良いものにするために、作り替えたりする作業に抵抗感が出て楽しく無くなってきます。

もちろん、その時の最高を出し切って作品作りに臨みますが、

誰からの意見も受け入れられない、その姿勢ではその楽曲の可能性を潰してしまうことになるので

正解がない中でどれだけ、良い、と思える部分を追求していけるか

自分も周りも楽しんでいるか

というところが

作品を作る過程では大切にしています。

自分しか知らないストーリー

作詞家は、その曲が出来上がるまでのストーリーを独り占めしています。

とっても素敵な、誰もが感動するような曲があっても

始まりは嫉妬深いドロドロした歌詞だったかもしれません。

初めはこんな世界だったのに、それが、どんどん具体的に形づいていって

歌詞として羽ばたいていくまでの過程が

作詞はとっても楽しいのです。


私は、その過程を共有したくて配信で作曲配信することを決めました。


作詞作曲は誰でもしている


小さな子供だった頃、誰でもみんな、歌を歌っていました。

歌じゃなくても感情を言葉にして、そこにちょっとリズムが付いたら、

もう歌でした。

はないちもんめ や、だるまさんがころんだ
の遊びも 歌っている部分がありますよね。

その歌の旋律を、ドレミファソラシドに、置き換えて

コードをつけたのが世界で聞かれている歌もの音楽です。


ドレミに置き換えたり、コードをつける部分がいきなりできる部分ではないかと思うので配信ではそれを私が代行しています。

ですが

作詞とは

詞をつくること(コメントすること)

作曲とは歌の旋律を作ること(コメントを読み上げたらそれがもうメロディーです)

で、誰もが日常的にしていること、できていることなんです。

会話と一緒なんです。


一人でも、誰かとでも無限に楽しめる遊び、それが作詞であり作曲であり、音楽だと私は思っています。

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