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こっそりゲームテクターをやってた自分が最近本業の場でもゲームの話題をするようになったワケ

最近本業の場でゲームテクター(GT)の話題をする機会が増えてきました。
これは自分が単にミーハースト5動画勢という視点からGTとしてゲーム業界に関わっている人という視点に変わり、そして、その自分を誇れるようになったからではないかと思います。

今回はそんな自分の変化について書いてみようと思います。

1)ゲーム業に携わっていることを言わない方が自己評価に良い影響があると思っていた

GT運営メンバーのなかで、恐らくいまの自分はゲームとはかけ離れた業界にいる人1位か1位候補です。

自分の本業は、業界でいうとウェルネス・ヘルスケア業界です。とりわけ自分の普段の仕事環境ではゲームのことを話題にする人はまずいないし、仕事繋がりの人で国民ゲーム「ツムツム」をやってる人がいたら「え??◯◯さんゲームやるんですか!?」みたいな驚きのリアクションが出ます。それくらいゲームとは疎遠の環境です。

でも今の自分的にはこの環境を作っていたのは、自分だったなと。
きっと心のどこかで

「ゲーム業界に携わっている自分より、ウェルネス・ヘルスケア業界に携わっている自分を見せた方が周りから良い評価を得られる」

それはつまり、

ゲームというものの価値はウェルネス・ヘルスケアの価値より低い

と勝手に価値の優劣をつけていたんだと思います。

でも、両者の価値に差は無いし、ウェルネス・ヘルスケア視点で「ストレス対策」を考えると、ゲームはその候補の1つでもあり得て、つまりは両者は関連性が少なからずあると、今は思います。

2) ゲーム界隈のことを言ってもどうせ分からないだろうから言わないでおこうと思っていた

これもちょっと前までの自分のことですが、勝手な思い込みと視野の狭さがにじみ出ているなーと感じます。

ゲームの価値が分かるのはごく一部の人。基本は分かってもらえない。

と、思っていたと思います。他の解釈もできますが、「ゲームとかお好きですか?」という質問さえもしなかったことを合わせて考えると、やはり

世間的にゲームの価値はまだ低いから、話題にするのはやめておこう

と思っていた部分があるなと。

人気のゲーム大会主催者さん達を見て、価値観が変わった

上記の理由で、GTを始めてからもしばらくはこっそりやってた自分ですが、段々と行動が変わっていきました。

人の行動が変わるというのは、何かきっかけというか、変化するに至る脳の刺激がないと変わらないと思うんですが、自分にとってその刺激はGTを通じて出会ったゲーム大会主催者さん達でした。

自分は立ち上げ当初はユーザー開拓をやったり、CS対応に近いタスクも担っているので、1年間、色々な主催者さん達とオンライン/オフライン上で交流する機会が沢山ありました。

ゲームタイトルでいうと、ウイイレアプリ2019&2020、スト5、鉄拳などと少ないですが、人数でいうと優に100は超えます。

そのなかでも、継続して中規模以上の大会を開催できている方々の存在はとても興味深く、知れば知るほど尊敬の念が深まります。(現在進行形)

自分が尊敬する主催者さんの具体例として、2つ挙げたいと思います。

①大会告知をするとたった数分で30-40人の募集枠が埋まる

これはウイイレアプリ2020のGT大会主催者として認知されている方々に最近よく見受けられる現象です。

このように一度ツイートしたこともありますが、10分も経たないうちに中規模の大会を開ける人数を集めてる方々がいます。それも「運良く集まった」とかではなく、「よくある」ことなのが驚きです。

芸能人や人気のYoutuberの方とかでなく、ほとんどが一般の学生さん達です。

この方々が特別ルールや賞品を用意して大会を企画すると、参加応募数は100-200人、ときには300人超えすることもあります。

「賞金が高いからそりゃ集まるよ」と思う方もいるかと思いますが、これが例えばフォロワー1~2桁で大会開催経験も1-2回の人が企画したとしたら、恐らくこれほどに集まらないでしょう。やはりこの主催さんだから可能だと思います。

②勉強や仕事をやりながら、ほぼ毎日大会をやっている

16~32人規模のウイイレ大会を「今日も」というフレーズを使うくらい大会を頻繁に主催している方々がいます。本当に毎日主催している方もいます。

何かをコツコツやり続けられるのは1つの才能だと思います。30代である自分にも足りてない能力です。そんな能力が秀でてる主催者さんを見ていると、やはりすごいことだよなーと感じます。

なお、特筆すべきこととして、①②はウイイレアプリ界隈の主催者さんのケースで、
・ウイイレアプリがスマホゲームであること
・大会をやるにもスマホさえあれば簡単に主催も参加もできること
・賞金(賞品)としてメジャーである1500円分のiTunesカード、Googleカードは、ウイイレアプリ内課金ができるため、大会参加へのモチベーションに繋がること
といったことも、オンライン大会が特異的に活発であることがあげられるかと思います。

人気主催者さんに見られる15の特徴

数多くの主催者さんがいるなかで、とりわけ①のような人気主催者さん達によく見受けられる特徴、すなわち、多くのプレーヤーに「この人の大会に出たい/また出たい」と思わせるものは何だろうとよく考えます。

ざっと挙げただけでも15個はありました。

1) そのゲームが本当に好きだということが伝わってくる
2) プレーヤーとしても中級以上の実力がある
3) そのゲームについてよく情報発信をしている
4) そのゲーム界隈のなかで幅広く交流している
5) 実力や情熱がすでにその界隈で広く認知されている
6) 大会運営が丁寧/スムーズにできる
7) 参加者へのフォローがしっかりしている
8) 1つのことにコツコツと継続的に従事できる
9) 謙虚である
10) 性格/キャラの良さがある
11) 人を引き付ける/巻き込む力がある
12) 賞品(賞金)を用意できる
13) 大会にユニーク/オリジナルさを加える力がある
14) 優勝すると強い人/著名人と試合ができるなどの特典を用意できる
15) 問題対処能力がある

で、恐らく、これらの要素を沢山持っていればいるだけ、現在いわゆる「人気大会主催者」として長く活動できるのではないかと思います。

ゲームもスポーツも起業も似ている部分がある

これらの特徴を俯瞰し、かつ自分の体験をベースにして思うことは、ゲームだろうがスポーツだろうが起業だろうが多分同じだなと。つまりその界隈で突出した存在で居続けるには、相当な努力、センス、人間力、運とかが必要なのだろうと感じています。

ゲームを通じて自己表現をしたり、ゲーム仲間と上手に交流する術を学んだり、より多くのゲーム仲間を巻き込むためにあれこれ工夫したり、強い人を倒すために努力したりすることは、価値あることで、そこから得ることは大きい。

その事に気付いてからは、本業の場で自然とゲームの話題をすることが増えてきました。

きっと、尊敬できる主催者さん達に日々使ってもらえているサービスを運営していることへの自負心が1年の間に大きくなったのだと思います。

30代になっても視野を広げるきっかけに出会えるって幸せだなぁと思います。本当有り難いですね!

余談ですが、個人的にはゲームをeスポーツともいうようになったのは、競技性や経済要素を加えたことよりも、主催者さんやプレーヤーさんの様子を見ていると本当にほぼスポーツと同じだ思うので、うまく命名したよなーと感じます。あとeスポーツと言うことで、ゲームに真剣な人への理解がしやすくなるという点もあると思います。そういった理解が進めば、

「ゲームなんてやってないで勉強/仕事しなよ」
「ゲームは生産性がない」

といった考えも徐々に薄れていくのではないかと思います。

以上、自分の心境の変化について書いてみました。


長くなりましたが、要は「人気のゲーム大会主催者さんはすごい有能」ということが言いたかっただけですw


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