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1時間寝坊したけど飛行機に乗れた話

今日は朝から実家に帰る飛行機に乗り遅れそうになったのだけど間一髪で大丈夫だった。これはもうギリギリすぎて本当に焦った。この話を書く。読者にメリットはない。ただ、寝坊しても諦めないで欲しい。


事件の始まり:起きたら5:55だった。

私が目覚ましをセットしていたのは4:00だったのだ。『あれ、これはやばい。』と思った。目覚ましは鳴り続けていたが、私の疲労は頂点に達していたため、全く聞こえなかったのだ。今回はジェットスターに乗るので、成田空港に向かう必要があった。渋谷から頑張っても2時間はかかる。

家を出たのは6:05だった。
フライトは8:30出発なのであった。

さぁ、間に合うのか・・・・・・・・幸い、服を準備していたので助かった。寝巻きを脱いで、服を着て、すぐに家を出た。ゴミをベランダに置いておこうと思ったけど、もちろんそんな余裕はなかった。当初の予定では銀座まで行って、「アクセス成田」のバスで行こうと思ったけど、バスで銀座から成田空港第3ターミナルにいくのは90分かかる。

確実に間に合わない。予定を変更。

とりあえず・・・成田空港の広告でよく見る「都内から23分」みたいな広告を思い出した。西日暮里に行くぞと決めて、山手線のホームに向かった。

『お願いだ、神様・・・今回のフライトは5万円払ったし、ついてすぐにマッサージとマツエクの予定を入れているので絶対に遅れては困るんです!!!!』

フライトは 8:30AM、つまり、最低でも7:55には保安検査場の列に並んでいる必要がある。チェックインはネットですでに済ませているが、荷物を預けるとなると30分前にカウンターでお姉さんに荷物を計ってもらって、預けないと家族へのお土産を持っていけない。

乗り換え案内のアプリで色々と探るも、間に合いそうな電車が見つからない・・・喉がカラカラに乾いていた。全部アウトか・・・そう思われた瞬間、7:41『成田空港第二ビル』到着のスカイライナーがあった。

金はいくらでも出す!!!!よろしく頼む!ほんまに!!
と思ったが、幸い2500円くらいだった。

ということでハラハラしながら電車を待ち、7:41に成田空港第二ビルに到着した。けれどもここからが問題で、成田空港は広いのである。

成田空港、でかい問題

第2ビルではなく、第3ビルに私は行く必要があった。この距離、歩いて15分。走って10分ほどかかるとのこと。スカイライナーは地下にあり、想定外の事態。地上に上がるのに5分かかった。

第2ターミナルからターミナルに行く距離は680mくらい。でも、山あり谷あり階段ありという感じで、なんだこれ・・・めちゃくちゃやばいじゃないか・・・成田空港でアウトになるのが一番辛い・・・

680mってなかなかやで・・・

しかし奇跡が起こる。

目の前に「ターミナルバス」が偶然とまったのである。
ネットで死に物狂いで下調べしているときは"このバスは待ち時間が長いので歩いたほうが早い"という話だったんだけど、すぐ出まっせ!みたいな雰囲気のバスが偶然目の前に停まっていた。

マジ神!!と思って、そのバスに乗り込んだ。
もちろん降りる時は一番に走って降りた。

で、うおおおおと思いながら第三ターミナルのカウンターに走った。
7:55だった。カウンターで「○○行きのお客様〜〜〜」とファイナルコールをしていた。

『私でぇぇぇぇえええす!!』と思いながら、ペコペコ謝りながらカウンターに行って無事に荷物を預けた。私のPCをスーツケースに入れるとちょうど重さは15.0キロになった。

お姉さんは「どうぞ、保安検査場に!」と言ってくれた。

保安検査場についたのは8:00だった。保安検査場には30分前には行ってくださいねと言われるけど、どうやら大丈夫らしかった。私が保安検査場を通過したのは8:08くらいだった。

保安検査場を通過するのが8:00までだと思ったけど、荷物を預けるのが8:00までなので実際荷物を預けないのならば事前チェックインさえしていれば8:10くらいに保安検査場を通ってもギリOKなのだ・・・

保安検査場で靴を脱いだのでそれを履いているとアナウンスが聞こえた。「乗客のお客様はほとんどお乗りになられています。お急ぎください」とのことで私を含む10名くらいの名前が呼ばれた。

そう、みんなお寝坊さんだ。

8:30の成田空港のフライトは想像以上に過酷なのである。結局、私は無事に乗ることができた。私の後に飛行機に乗る人はいなかった。そうして無事に私は地元に帰省することができたのであった。

ありがとう、世界。今回は最後の最後でバスが停まってくれてなかったら私は乗れなかったと思う。本当に感謝。

成田空港の国内線のフライトで乗り遅れたことがあった。その時は、次の便に空きがあるのでそちらに乗っていいですよと言ってもらえて、8時間ほど空港のラウンジで待って、無料で乗ることができた。

実はロンドンのヒースロー空港でも乗り遅れたけど、無料で次の便に乗せてもらえた。空港の皆さん、いつもありがとうございます・・・・

アホに優しい世界でよかった・・・