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日記を書くのをやめてしまったあの日

20代前半の頃だったと思います。
久しぶりに会う伯母の運転する車で移動中でした。
互いの近況を話し終えた後、伯母が言ったんです。
「元気そうで安心したわ」
わたしは意味がわかりませんでした。

「〇〇ちゃん(わたしの事です)、お母さんはとても心配してたのよ。日記読んで涙が止まらなかったって。△△(伯母の娘の事です)が付き合っている彼と色々あった時にも、〇〇お姉ちゃんの方がもっと大変だったんだよって、伯母さん話したのよ」と
たしかそんな感じだったと思います

母がわたしの日記を読んでいて、
それを伯母に話し、
さらに伯母が娘に話し…

ゾッとしました。

そして恥ずかしくて
正直そのあと家に帰るまでのことは覚えていません。

母が泣いたという日記の部分が何処なのかすぐに分かったのと
それが1年近く前の事で当時のわたしが
どうかしていたと自覚があったので母を責めることはできず、ただその日から数日かけて

日記すべてを破って捨てました。

シュレッダーないから
とにかく細かく細かく破り
少しずつ
中学生には書き始めていたので結構な量

今思えば全て捨てなくてもよかったのかもね。きっと当時は恥ずかしさが先だったのでしょう

それから今まで日記を書けていません。

日記に挑戦するたびに日記が “そこにある” という状態に耐えられなくて、結局破って捨てて。(シュレッダーが我が家にきてからはだいぶ楽になりました)

手帳も予定は書けるけど、気持ちは書けないから読み返してもなんか味気ない

50代の今思うのは
自分自身を振り返るものがないのは寂しいなって。
日記、大事だと思います。

日記書けないわたしにとって
noteへの投稿はとても大きな挑戦。
シュレッダーを使うのも飽きてきたし
これくらい大きく出た方が意外にいいかも?と少し期待もあります。

もっと歳を重ねた後に読み返して自分自身を振り返ることができたらいいなと。歳を重ねていくとよくも悪くもいろいろ忘れてしまうから。

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