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シナリオ感想 #2『きさらぎ駅』~ラッキーボーイ 冴羽~(ネタバレ注意)

どうも、くろごまです

3月18日にエモクロアTRPG『きさらぎ駅』をまわりましたので 、そちらの感想を話させていただきます
シナリオを本格的に回るのは今回が初めてでしたので、色々と話せればいいのかなと思っています

きさらぎ駅といえば、都市伝説の話が有名でしょうかね
ハンドルネーム「はすみ」が存在するはずのない駅に止まってしまい、、、という2ちゃんねる時代の古いネタです(調べたら2004年)
いや、ほんとに懐かしいな・・・

冴羽さんはそんなきさらぎ駅に阪頼健人さん(PL:おいしいからあげ)と一緒に彷徨うことになります

まず、このシナリオなのですが、自由度がとても高いようです(GM談)
もちろん、GMや卓にもよるのですが、今回はめちゃくちゃ自由に動くことができました
身体6の攻撃力を使って正面切って戦う阪頼と運勢と心理とダイス運でバフ、デバフのサポートをする冴羽、というめちゃくちゃ効率的な動きができていたのは楽しかったですね

ロールプレイはやはり終わった後に冷静に振り返ってみると後悔はあったりするのですが、そのことも考慮済みで比較的RPがしやすそうな感じでキャラクターを作ったので、行けました
まぁ、おおまかな感想はここまでにして、ここからはがっつりネタバレ的な話をしていこうと思うので、まだきさらぎ駅に行ったことがないよ!って方はぜひ一度、迷いこんでからこの記事を読んでいただけると幸いです!

感想(以下、ネタバレ注意!)

⚫︎特有パラメータの妙

まず、このシナリオではきさらぎ駅に迷い込んだ際に出会うNPCはすみの提案で、ネット上で生配信をするため、「ネット実況信用値」というネット内での話題性を10段階でわかるようになってる特有のパラメータが存在しています
僕は最初このパラメータは単純にきさらぎ駅で起こる怪奇現象の情報がもらえると思っていたのですが、シナリオ終盤にその正体が判明することになります
この信用値、その正体はきさらぎ駅という都市伝説の認知度と言えばいいでしょうか
つまりは今回二人が配信している中で「きさらぎ駅とはこういうものである」と配信視聴者が認知する度合いというわけです
驚いたことに、ラスボスの強さはこのパラメータに依存していたんですよね
最後までわからなかったです

僕たちの場合、このパラメータは10段階中8で最終決戦に突入します
このパラメータの上がる条件が特定のシーンで交渉系技能(心理など)の成功らしいです
今回心理を持っていたのが冴羽だけだったので比較的あがりが緩やかだったのですが、同卓のほかのPLの方とかだと中盤あたりで10になるなんてこともあったらしいです

そしてさっきからラスボスが強くなると言いましたが、これは単純に体力が多くなる(信用値 × 5 今回の場合40)のと攻撃力の強化です
しかし、情報がもらえたりといいこともあるので、相手の攻撃を避ける自信があれば得だったりするのかもしれません

⚫︎戦闘シーン

今回の戦闘は正規ルートでの攻略となったそうです
それぞれ二人に焦点を合わせて話をしましょう

まず、阪頼さん
彼はどうも身体6の喧嘩好きらしく戦闘に非常に長けています
さらに頭があまりよろしくないという特性上、敵と対面した際には先陣切って殴りかかるという男気を見せました
先述の通りラスボス「はすみ」の体力は40なので武術ロール最大値を引いていればおそらく、数ターンもかからずに倒せる可能性もあったようですが、当時の我々は当然そのことは知らないので、殴りつつ状況の打開を考えるわけです
結局、阪頼さんは僕のバフもかかってダイスボーナス付きの4DM<=8での戦闘でしたが、とても下ぶれていたのが印象的でしたね

次に、冴羽
タイトル回収になるのですが、この子とてもラッキーボーイです
というのも今回相手の攻撃はダイスロール失敗を除いて、全て冴羽に向かっています
冴羽は攻撃避けにアクロバットで成功させるか、強運で成功数トリプルのクリティカルを出さなければならないのですが、最終的に攻撃がヒットしたのはアクロバット失敗の一回だけとなりました
それ以外は戦闘中のダイスロールに関して、高い成功数を誇っていたのが印象的でした
見せる時には見せる俗に言う主人公スキルが光った男でした
そして、この挙動は結構私の理想通りでとても嬉しいです

⚫︎全体的な感想

この話のあらましを聞いた時に最初に思い浮かんだのは間違いなくホラー映画「エルム街の悪夢」でした
今回のシナリオでは、きさらぎ駅という概念自体、古いネタということもあって、人の記憶から薄れていたのです
そのためきさらぎ駅に迷い込んだ二人も視界がぼやけるなどの現象が引き起こります(ネット信用値上昇で改善)
そしてこの仕組みが完全にエルム街の悪夢なんですよね
古い映画なので知らない人もいるかもしれないんですが、フレディ・クルーガーっていう赤と緑のセーターに金属製の長い爪とハットを被った笑顔のおっさんといえば、わかる人はわかるんじゃないでしょうかね
エルム街の悪夢内に登場するフレディさんは夢の中で人を襲うのですが、人々に恐れられれば恐れられるほど、力が強くなるという特性があるんです
ほら似てるでしょ?

プレイし終わった後に感じたこととしてもう一つ挙げるのならば、他の人が回ってる様子も見てみたいな
この一点です
本当に自由度が高いシナリオで、十人十色さまざまなきさらぎ駅が存在しているということで、なんなら自分の記憶を消してもう一度回ってその様子を見たいなって感じるレベルでしたね

⚫︎最後に

初めての本シナリオとなった今回ですが、本当にTRPGの魅力というのをいやほどしれました
初心者が回るシナリオとしては本当にちょうどいいシナリオなのかもしれません
そんなに長くなくて要素ももりもりじゃない
まだTRPGよくわかんないな、とかそんな人におすすめできる気がしますね

それではまた、他のシナリオ感想でお会いしましょう
ゆっくり読んでいただけたら幸いです

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