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43.「彼女がアイドル好き。アイドルに嫉妬する男は変?」

こんばんは。くろぎです。やっぱり在宅勤務になると曜日感覚がマヒしてきますね。しかも今週は3連休で平日が4日だけだったのも大きいですね。

本日のお題はこちら。

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芸能人に対する嫉妬、という話はちょくちょく耳にしますね。
これ、良い感じのアドバイスができる自信がないですが私なりの見解をつらつらと。

「アイドル」と「彼氏」は好意の種類が違うのでそもそも嫉妬の対象になりえない

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見出しが私の所感なんですが、いや、嫉妬してしまう気持ちそのものは理解できます。

恋人が自分よりも何らかの部分で優れた(自分が劣等感を持ってる部分だと尚更)人物のことを褒めたり、それこそファンだったりの形で「好き」を公言しているのをそばで聞いてて面白くない気持ちになるのはごく当たり前だと思います。

ここで一つ前提として提示しておきたいんですが、恋愛における嫉妬って、その嫉妬する相手に対して「自分の恋人を取られてしまう」「恋人を自分から遠ざけてしまうんじゃないか」っていう不安から生じるものだと私は思ってます。そして、そのような恐れの根源は共通して「自分への自信のなさ」だと考えています。

アイドルのケースでいえば、彼女がアイドルにハマればハマるほど彼氏である自分への関心が薄れているんじゃないか、自分じゃ物足りないのかな、本当はカッコいい人と付き合いたかったのかな、とか投稿者もおっしゃっていますが、主に「容姿」の面でモヤモヤするんじゃないかなと思います。

とはいえ、ここで身も蓋もないことをいいます。
そもそも彼女は「彼氏」と「アイドル」を同列に見ていません。
※「ガチ恋」だった場合は少し話は厄介になりますがこのお題投稿者の彼女はそうではなさそうなので割愛。

当たり前すぎるんですが、大事なことなのであえて書きます。
アイドルに向ける好意と彼氏に向ける好意は全くの別物
つまり、彼女がアイドルにハマっている=相対的に彼氏への評価が下がっているということではないんです。アイドルに見出す魅力と、彼氏に見出す魅力は比較するものでもないし、同じ土俵で競争させるものでもない。
そのアイドルが一人の男としてあなたの彼女を略奪しにくる可能性がない限り、アイドルファンであることを理由に彼氏への気持ちが冷めてくることはないと思います。

つまり、彼女がアイドルファンであることが彼氏としてのあなたの存在意義が揺らぐ=別れを選ぶという等式が成り立つわけではないので、「恋人を取られる」という不安もそこには生じないはず。

従って、アイドルへの嫉妬は本来無意味なもの、ということが私の主張なんですがいかがでしょうか?アイドルへの入れ込みが自分の元から離れるリスクになり得ないものだと分かれば、むしろ推しアイドルの話を微笑ましく聞いたり、なんなら一緒にアイドルにハマってしまうみたいな余裕すら生まれることもあると思います。あ、これは彼女の趣味を一緒に楽しめっていう説教ではないですよ!!例えばの話です。

なので、彼女がアイドル好きという事実に直面したときに
「やっぱり彼女はああいうカッコいい男がタイプなのかな」
「俺の背の低さを不満に思っているんじゃないか」
みたいな劣等感に過度に苛まれる必要はないかと思います。
彼女が本当に”その程度”の要素でしか異性を好きになれないのであれば、そもそもあなたと付き合ってないからです。
それでも不安で仕方ないのであれば、モヤモヤしてため込んで終わりにするのではなく、何かしら自分でその不安を払拭する方向で努力をしても良いんじゃないかと思います。
いわゆる自分磨きというやつですね。一番健全な嫉妬の対処法。

あ、ちなみに、彼女がアイドルファンになったことをきっかけに彼氏への盲目的な気持ちが冷め、「いや、こいつしょーもない男だな、別れるか」っていうケースもなくはないと思いますよ。
が、この場合は元々二人の間に存在していた冷めポイントにふと気付いてしまった、もしくは彼女が「恋に恋していた」状態だったというだけの話なので、アイドルへの入れ込みとは関係なく早かれ遅かれ別れる運命だったと言えるでしょう。いずれにせよアイドルへの嫉妬はお門違いかなと思います。

むしろ彼女がハマってるのがアイドルで良かったと思うべき

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「いや、それは頭ではわかっているけど、それでも俺以外の男をカッコいい・魅力的だと思ってファンになってるのは嫌だ……」

という話であれば、私はこう返します。

「いや、彼女がかっこいいと思って入れ込んでいる対象がアイドルで良かった!ってむしろ安心すべきじゃない?」と。

いや、だって彼らはその容姿を商品として勝負しているプロですよ。かっこよくて当然なのでそこに一般人である自分が勝とうとするのは無謀でしょう。
そして、彼らにとって女性ファンの存在は「モテる」とかそういう男としての見栄とかプライドみたいな次元ではなく、そのまま彼らの生計に繋がる死活問題です。
彼らは女性に応援してもらえるような「アイドル」になることが仕事であるため、あなたの彼女がアイドルにハマってしまうのは彼らのマーケティング戦略が成功したという事実に過ぎないのです。そこに色恋はありません。

地下アイドルみたいな規模感だと正直怪しいですが、メジャーなアイドルであれば、彼らはファンをファン以上の目で見ることはないです。ファンである女性もそれは理解しているし、そもそもアイドルに恋愛的な見返りを求めているわけではない。それを大前提としたうえでかっこいい!好き!って言って応援しているんですよね。
もはや、これほどまでに誰のことも傷つけない平和な疑似恋愛(恋愛って表現は適してないんですが、分かりやすいので使います)はないと思うんですよね。お互いがお互いを「違う世界の人間」だと思っているからこそ保たれている関係なんです。

これが例えばですけど「彼女と同じサークルの先輩」とか、「職場の後輩」とか、「大学時代の同期」みたいに、日常的に人間関係を築けるかつ恋愛関係を契るのに障壁のない距離感の相手に対して「推し」「好きぴ」とか言い始めてたら、アイドルへの嫉妬どころではない修羅があなたを襲ってたと思うんですよ。実際、浮気ってそういう範囲で起きることが多いという事実がすべてを物語っている。言うまでもなく相手がアイドルとは違い、自分と同じ土俵に立っている人間だからです。

なので、アイドルにハマっているだけなのであれば「ま!あんなにかっこいいアイドルにハマってても彼氏として付き合ってるのは俺だしな~」くらいに気楽に構えるのが一番だと思います。

世の中にはアイドルに「ガチ恋」してしまい、それこそ友人や恋人との約束が先に入っていようがお構いなしにイベントを遠慮なく被せてくるとか、生活の中心を彼らに注ぐ存在もいるんですよね。
この場合は確実に彼女の中での彼氏の意義はだいぶ下がっているので危機感が生じるのはごもっともかと思います。

ただ、投稿者の彼女は自分たちの約束にイベントを被せない、話題もたくさん出さないという配慮がある分かなり良心的というか、アイドルはアイドル、彼氏は彼氏としてきちんと大事にしているんだなというのが伝わってきて好印象です。

以上、くろぎでした。

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