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マイクプリアンプの話

 録音用機材の話です。

 先日メインで使っているマイクプリアンプが壊れてしまいました。
中古で導入してから15年も使っていたので、十分頑張ってくれたと思いますが。

 メーターも随分前から動かなくなってしまったので、修理に出そうかとも思ったのですが・・・これを機会と捉え新しい機材を投入する事にしました。

 ※マイクプリアンプは無くても収録は出来るのですが、より良い音質で録音したい時に使う機械です。

M-Audio TAMPA

 この製品を選んだきっかけは、当時少しだけ交流があったギターリストが採用していたプリアンプだったので、、、要は真似ですね(笑) その方の出音が非常に素晴らしかったので、同じものを選びました。

 製品名はTAMPA。一流どころではないですが、1chのプリとしては優秀な製品だったと思います。購入後に、解像度向上の改造に出して、基盤のはんだを変えたり、パーツをグレードアップしたり・・・なので、それなりの音質は確保できていたかなぁと思います。コンプレッサー機能も優れていたと思います。自分にはちょっと扱いにくかったけど。

 初めて作ったプレスのCDアルバムも、ほぼ全てこのプリを通って収録しましたし、DIとしてエレキギターもアコギも録ったので大活躍でした。

 とても思い入れのある機械なのですが、レベルアップをはかる為に新しい領域を目指します。

 というわけで、次なるレベルを目指すとすれば・・・もうNEVEだろうなと。

 ※NEVEとは、ルパート・ニーヴと方のいう有名なブランドで、録音技術者の方なら知らない人は居ない程有名なブランドです。

 とは言え、NEVEの本物の機械は途轍もない値段なので手が出ません・・・いくら頑張っても無理だよなあと思っていた矢先に、手が届きそうな機械が目につきまして。

 golden age project

 NEVEサウンドを廉価で出す!!という素晴らしいコンセプトのブランド。

 ま、ホンモノを知る技術者の方からすると、真似は真似・・・と言われてしまうのかもですが、私の様な弱小貧民にとってはこれでも十分すぎる音質です。

 偶然にも、出音を試せる機会を得たので、マイクもDIも実戦で試した結果・・・即決案件でした。

 特にエレキギターのDIは、おお~この音だよね!!と声が出てしまう程に素晴らしく、解像度と倍音に感動しました。

 入力を強めに突っ込んで、PADで抑えてあげると・・・コンプレッサーで叩いた時に近い潰れ方をして、リッチな倍音が誇張してきます。

 そして何よりも、音を丸めて引きずってくれるのでギターのソロフレーズが弾きやすい。真空管をドライブさせたときのアンプと、安いトランジスタアンプ位の違いがあります。

何だか、上手くなった気がする!! 魔法の機械です(笑)

 DIとしての録れ音はまた次回にまわすとして、今回はマイクで弾き語りを録ってみました。

 ちなみに、マイクは一応コンデンサですが・・・
お喋り用のマイクなので、音質的にはアレです。AGPTEK HA0016

 まあ、今回はプリアンプの性能テストなので、チープなマイクでもここまで出来ちゃうんだよ~みたいな感じです。

 では、蘊蓄は切り上げて実際の音質の方をどうぞ。

 機械の事はよくわからん!!でOKで御座います!!
大切なのは、機械、蘊蓄よりも・・・聴いた時の印象。

音質として如何でしょうか。何か少しでもお気づきの点がありましたら、所感など頂けますと嬉しいです。


では!また!

 

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