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着ぐるみは新鮮な空気を送り込んでいる?

1月8日 イベント中止の案内を追記

ファーリーという趣味をご存知だろうか? 恐らく、知らない方の方が多いと思われる。筆者も、特別な会場に出向かない限りはなかなかその手の趣味の人間と出会わない。
簡単に説明すれば、動物キャラ好きな人たちであり、人によっては自分で着ぐるみまで作ったり、または誰かが作成した着ぐるみを購入して着込んでいる。その種類は、犬猫などのペットとしてあり触れたものから、鳥類やドラゴンまで幅広い。
アメリカ中心に起きた文化ではあるが、日本でもここ数年で勢いよくその人口を伸ばしている印象が強い。
大きなイベントでは、ホテルを借り切って行なっているようだ。週末となると、頻繁に着ぐるみクラスタがどこかでイベントを開いている。

https://news.mynavi.jp/article/20200102-949554/

上記記事は、そんなファーリー問題の一部を扱ったそれだけ。
十代を中心とした若者の間でファーリー人口が増えているというのだ。
その理由は様々であるようだ。なかなか人前で意見を言えない内気な子が、着ぐるみを通してなら素直に自分を出せる。そういう本来の自分らしさを着ぐるみ通して出せるからこそ着る。そういう若者もいるようだ。



実は、筆者も着ぐるみではないのだが、仮面は幾つか所持している。
そのうちの一つをこうして被って何者かになることを先日からやっている。
だからこそ、この手の記事は気になって仕方ない。

誰かになる・何かになる

そういう願望はなにも着ぐるみや仮面趣味がない人でも持っているのではなかろうか。
その手のツールを通してでないと自分を出せないわけではない、いつだって自分は変わらない、そう考える方もいるでしょう。
確かに、なにも顔を何かで覆わなくては意見を言えない人は少ないでしょう。大抵の人は、素顔で会社の会議で意見したり、店にクレームを入れたりできる。でなければ、この記事も成り立たずお店や会社はキャラで溢れかえってますから。
そうでなく、裡に秘めた本心を躊躇いなく吐き出せる、やんちゃできる、逆に冷徹になれる、そんな忖度ない素直な状況を楽しみたい時ってあると思われます。

カラオケで人前憚らず大声張り上げて歌ってる時と似てるかもしれませんね。あの時は気持ちいいでしょ? ロック歌手気分でシャウトしたり、演歌歌手のようにこぶしを利かしたり。なんでもないところでやったら少し恥ずかしい行為も、人前でもカラオケという場ではむしろ気持ちがいいですよね。

そんな心の開放感を味わいたい時、着ぐるみや仮面が助けになるのですよ。
それは、田中さんや鈴木さん、斎藤さんがやってるわけではないのです。ましてや、山田さんや内藤さん、高橋さんでもありません。そのキャラがやってることなのです。
キャラを憑依させることにより、忖度・右顧左眄のない裡なる気持ち・言葉を引き出しているのです。
ある意味で、堂々とそれらを人前で見せてるのですから、かなり純粋無垢な人たちなんだなというのが見ていてよく分かりますよ。

しかし、そうやってでないと見せられないというのは、それほど周囲環境に重圧がある証拠かもしれませんよね。
いわゆる、空気を読まないといけないルールがそれこそ見えない空気としてそこら中を漂っていて、その空気を読み間違えると阻害される。だから萎縮してしまう。
そんな二酸化炭素中毒な状況を打ち破るための着ぐるみなのかもしれません。

筆者も、画面をかぶって新鮮な空気を世の中に送り出してあげましょうか。毒という新鮮な空気を。
ムフフフ……。


下記、イベントでの着ぐるみグリーティングは都合により中止になりました。

そうそう、忘れていました。
もうすぐ神奈川県三浦市先端にある城ヶ島では水仙祭りが開かれます。
去年はこの水仙祭りにおおくの着ぐるみクラスタが参加して話題になりました。
そして、今年もまた、大勢の着ぐるみが参戦するようです。
筆者も着ぐるみではありませんが紛れる予定です。
何者になるとは何か、見届けたい方は是非。
解放された彼・彼女らを見てみましょう。

https://www.miura-info.ne.jp/2019/12/16/%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E5%9F%8E%E3%82%B1%E5%B3%B6%E5%85%AC%E5%9C%92%E6%B0%B4%E4%BB%99%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%82%8A/

↑みうら観光ガイドHP

最後に、去年の様子をアップしておきます。


支援いただけるとより幅広いイベントなどを見聞できます、何卒、宜しくお願い致します。