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長崎旅行~異国の坂道の情緒~

今年の記録、今年のうちに。

……なんて言いつつ、もう12月も半ばを過ぎました。師走、早いな流石に。相対性理論師走法。なんのこっちゃ。

というわけでぼつぼつと記録です。11月頭に長崎へ行ってきました。長崎は初! 今年は金沢に続き、初めての土地へ訪れる事が多いのでなんだかハッピー。今回も友人と一緒です。

初めての長崎! と心踊るのは勿論だったんですが、その前に一つ問題が。飛行機代がめちゃくちゃ、高い! 現在は東京にいるので、羽田か成田から向かうのですが、いかんせん、高い。本当に高い。片道5万超えてしまうのは、庶民にはちょっと……いやだいぶ、手が出ません……。
というわけで、仕事を早めに切り上げて金曜日の夜からLCCでまずは福岡入り。一泊した後、福岡から快速列車で長崎へ向かうことにしました。これならうまく飛行機を選んでビジホに泊まれば、列車の分を入れても約1万5千円程度で済みました。やれやれ……

初めての土地だけに、あっちこっち、有名な観光地に行きたかったのですが改めて地図を見てみると、長崎って土地の形が複雑なんですね。平戸と出島があんなに違う場所だとは思っていませんでした(学校の教科書とかだと、ワンセットで習うじゃないですか…)悩み抜いた末、今回は長崎市内だけに絞って行こうという話になりました。結果としては正解でしたね。動き回った範囲は地図上で見ると大したことないんですけど、実際に歩いて細かく行くとなると日数がちょっと足りないかなと体感するくらいでした。

日が開いてしまったので、ざっくりと写真と共に周った場所の振り返りを。

博多から長崎まで陸路の旅です。あまりこういう乗り物を利用しないものなので新鮮。しかしかなり揺れた……笑

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出島の風景と案内版。お天気がとても良くて日差しが暑いくらいでした。流石に東京に比べて南なだけあります。

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国指定史跡(出島和蘭商館跡)。土地名をそのままに、この一帯を「出島」と呼んでいるみたいです。当時より埋め立てがされているので、全く同じ土地の形をしているわけではないようでしたが、河の位置などから当時の様子を想像することができます。

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早い時間帯に行きましたが入り口の案内人の方に「夜は橋のところにかかるライトアップがきれいだよ」と教えていただいたので入場は夕方くらいからにしよう、ということに。そもそも長崎駅に到着したのがお昼くらいだったので、先にランチをすることにしました。向かったのは長崎出島ワーフ。飲食店を中心に展開するイベント施設です。全店舗が海に面していて、天気が良いおかげで青い空と海を一望できました。船もこうして見ると素晴らしい景観! 思わず腕を伸ばしてしまいます。

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お昼は海鮮。(ボリュームがすごい!)

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夜は長崎グルメのトルコライスを。(ボリュームがすry)

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一日目は、ず~~~っと出島周辺にいたので(笑)昼も夜もこの出島ワーフでいただきました。美味しかった~!

出島から周辺の町並みも歩きます。有名な眼鏡橋のほうまで足を伸ばしてみたり、あっちこっちに「日本で初めて」を冠する碑や跡地がたくさんあるんですね、長崎。面白い。

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そして夕方の海を望む出島ワーフ。素敵です。

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出島の夜は暗かったので写真がほぼないんですが、「出島」と呼ばれ海外への文字通り玄関口として様々な貿易商品を取り扱ったり、国内情勢に伴う武器の仕入れや諸外国との関わりが見える素晴らしい施設でした。でもやっぱり、中を歩くんだったら明るいほうがキレイで見やすそうでした……w あと夜になるとミュージアムショップも閉まってしまうので(そりゃそうだ)覗きたかったな……! レストランもあるそうですがこの夜は結婚式の二次会をやっているみたいでした。異国情緒溢れるこんな場所で洋食をいただいたら素敵ですね。

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二日目はオランダ坂から上り、高い位置からぐるっと街を一望しつつ、大浦天主堂方面まで。地図を見ると、やはり狭い地域なのですが有名な長崎の坂道を延々上り下りするので結構なハイキング気分でした。

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途中、東山手十二番館や歴史資料館、東山手洋風住宅群などを見学しつつ……

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大浦天主堂の駅方面へ向かい、正面から登っていかなきゃね~ということで、坂道の両左右にあるお店を冷やかしつつ進む私と友人。(そして京都の清水寺へ行く道なりのを思い浮かべる私…)このあたりは「南山手町」というんですね。大浦天主堂駅の近くは、軍艦島ミュージアムという施設もありました! こちらは天主堂へ行った帰りに寄りました。本当は軍艦島そのものへも行きたいねなんて話をしてたんですが、時間的な問題で今回は見送り……。最新のVRやプロジェクションマッピングなどを駆使した360度から軍艦島の歴史と風景を楽しめる施設! という感じでした。初めて知ることばかりでかなり興味深く見てきました。(映像ばかりだったので施設内の写真を控えたのでこっちはないんですけど……)
坂道を進みながら、友人が「絶対食べたい」と言っていた『角煮まん』をいただきます。お店は岩崎本舗さん。

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あっあなたは……イヴェルカーナさん……!?!?(※買ったけどまだアイスボーン始めてないです)蒸したてがあつあつで美味しい!!

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話が逸れつつ。

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大浦天主堂は、幕末の開国にともなって造成された長崎居留地に、在留外国人のために建設された中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の教会で、現存するものでは国内最古!聖堂内を飾るステンドグラスの中には、約100年前のものもあるそうです。

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また、建立直前に列聖された日本二十六聖人に捧げられた教会であり、天主堂の正面は殉教の地である西坂に向けて建てられているそうです。

2018年にユネスコの世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ。今回の旅では他の場所へ周れませんでしたが、最近キリスト教に興味があるので……かなり緊張しながら見学してきました。(余談ですが教会見学、きちんと行きたいんですよね……神田カトリック教会とか、かなり入り口を開いてくれてるようなので休みの日に覗きに行ってみたいのですがなんとなくまだ勇気が出ない。)

天主堂に併設されるキリシタン博物館では、江戸時代以前から続くキリシタン弾圧やそこに置かれた信者の人々の活動、どのように信仰を貫き、またどうやってこの国に認められていったかなど、数多くのパネルや資料等を備え紹介してくれています。

天主堂の敷地から道路を挟んで向かいには大浦教会が。こちらは国宝である大浦天主堂が、観光客の増加に伴い、司牧のためには不都合となってきたため、昭和50年(1975)11月、小教区信徒のために、長崎教区が大浦天王堂の隣接地に新たに建立したものとのことです。よくよく見れば、明らかに地元の方といった皆様がちらほらと教会に入っていくのを見かけました。信者さんたちの常のお祈りは、こちらの建物でされているんでしょうね。

グラバー庭園にも行きました勿論。

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グラバー園も初めて行ったので今回知ったのですが、この園内の中で様々な当時の建物やお庭を見ることができるんですね。しかし、肝心の『グラバー邸』そのものはなんと絶賛修復工事中!!

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その代わり、めったに見れない施工の様子は眺めることができました。こっちのほうがある意味貴重?? お天気が悪かったんですがギリギリ雨に振られることもなく庭園をぐるっと歩きました。

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行ってみたかった「日本で一番最初の洋食料理店」の建物。現在はカフェになっており、ケーキと紅茶をいただきました。この「ザ・大正ロマン」みたいな雰囲気の室内、良いですね~!(小並感)黄ばんだレースのカーテンですら、『そういう演出』みたいに見える不思議。

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園内のベンチ。かわいい……

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園内は花も豊富。春先だったらもっと色鮮やかな空気が楽しめそうです。初秋でもこれだけいろんな花が咲いていたので……この日は寒くないけど曇り気味だったので、こうした色鮮やかな庭の景色は和みます。

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「秋桜」も咲いてました。コスモスではなく。珍しい~

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行く前から食べたいって行ってた「アイスカステラ」も食べることができました。園内に面したお店で購入。ミルクセーキは大浦天主堂に向かうまでのテイクアウトスタンドっぽいところで。

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今回はお土産に(というより旅行中のおやつとして)たくさんカステラを購入してました。一番気になったのが『桃カステラ』!長崎銘菓のひとつなんだとか。南蛮菓子と言われるカステラと、お隣の大陸中国から伝わった縁起の良い桃を組み合わせたおめでたいお菓子だと見ましたが、「長崎ならでは」って感じがしますね。とっても甘い。

そんな感じで、動いた範囲は狭いものの今回も初めての土地を巡る楽しい旅となりました。余談だけど福岡空港がキレイになって、吹き抜けの天井が露わになっていて、ついに出来たんだな~!!と感激しました。ので写真を一枚。まだ工事中の部分が多いものの、訪れるたびに行ける部分が増えていて楽しい限りです。

これで今年の旅日記は終わり。いやあ、たくさん行ったな……もう貯金がすっからかん。来年は蓄える年にしよう、と決意しつつ、次は3月に熊本は戦国パークにあわせて九州旅行に行きます(笑)

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