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優秀賞ありがとうございました

キタキュースタイル第2回エッセイコンテスト

 先月応募したこちらのエッセイコンテスト。
 エッセイというものを意識して書いたのは初めてでしたが(まあこのnoteがエッセイと言えば、そういう感じもしますね)こちらで優秀賞をいただくことができました。審査員の皆様、ありがとうございます。
 タイトルは『私の殿様が作った街』。内容はここでは語りませんが、紙のエッセイ集になる予定とのことなので機会がある方はぜひそちらを手に取っていただきたいです。受賞者は他に10名いらっしゃって、内一人が最優秀賞、他9名が優秀賞です。エッセイ集は応募者全員の作品が掲載されるのだったかしら。私も楽しみにしています。

 ここからは執筆楽屋話。

 ぶっちゃけると、提出したのは先月なので、その時の私といえばnoteで行き場のないいろんなものを吐き出しまくってた時期真っ最中で、めちゃくちゃに苛まれながら書いた。
 そもそもコンテストへの参加表明にまず一週間ほど悩んだ。「作品を送ります」ということを主催に申し込んで、エントリーしなきゃいけなかったのだ。コンテストですものね。でも「どうせ良いものは書けない」という気持ちが常にあり、「エッセイって自分のことを書くでしょ、誰が私の体験やそれに伴う感情を読みたいんだよ」などと考えてた。完全に病んでる。
 大体、今だって「もう書かない」とか言ったくせに、このような素敵なコンテストで入賞させていただいたということが恥ずかしい。すごいブーメラン羞恥プレイをしてるとこなんだけど、辞退したいとは思わないのでしがみついておく。選んでいただき、ありがとうございました。

 コンテストの主催である「キタキュースタイル」は福岡県北九州市をメインの活動拠点として、地域のあらゆることを取材し発信する、まさしく地域密着型のWEB情報会社。web上で記事を公開し、メディア媒体としては他にもYouTubeによる動画、ツイッター(今はXって言うんですって)、Instagramなど昨今の主だったSNSは網羅されている。今回は会社設立六周年の記念にあわせてのコンテストだったようだ。
 実を言うとこちらの代表の方は、私が福岡へ引っ越すきっかけとなったお一人でもある。
 数年前に小倉城の歴史を綴る連載ブログを執筆されていたのがこの方で、引っ越したら是非お会いしたいと思っていた。で、実際に引越ししてから突撃したのだ。今考えると、ツテを何も持っていない奴が突然アポ取りと面会を求めて、よく快諾してくださったと思う。フットワークが軽く、精力的に様々な場所へ赴かれては現場の生の空気感や熱量を、言葉でまとめる方だ。当然、大変お忙しい。その節は本当にありがとうございました。

 さて、キタキュースタイルエッセイコンテストの第一回目が開催された時、私はまだギリギリ都内にいたか、福岡へ引越ししたかどうか……くらいだったと思う。多分前者だ。
 一回目の時は、漠然と「良いなあ」とおもっていた。こういう催し、良いなあ。北九州の愛情が詰まってる感じがして、良いなあ。そういう感じだ。でも私にとって、距離も感覚も遠い「北九州」は、やはり旅先で訪れることのできる場所、以上になってなかったのだ。だから応募はしなかった。たぶん、北九州の人でもないのにね、と自分のカテゴリーを決めてたとも思う。まあ、今も北九州の人間ではないけど、とりあえず物理的距離は近くなった。その辺のことも今回のエッセイには少し書いた。

 来週から資格取得のための実習とかもあって、なかなか気持ちが落ち着かなくて……そんな中で、今日の発表を見た。たまたまキタキュースタイルのInstagramを(仕事で)見て、「あっ今日が発表なのか」と認識した。
 そんな感じなので、考えることとやるべきことばっかりで(主に仕事と資格の)あんまり、賞をいただけたという実感がまだ湧いてないんだけど……「嬉しい」より「動揺」が強いし、現実世界(リアル)で賞取ったよ!!と自慢できる相手もいないので余計に「間違いかもしれん…」という感覚である。
 ひとまず寝て、明日もう一度確認して、自分のだったら少し喜びを持ちたいなと思う。持てるかなあ。分からんけど。ありがとうございました。

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