見出し画像

【まとめ】大学生との課題解決型授業とりくみ

2022年7月から2023年3月まで、大阪府のキャリア教育の一つとして行われている課題解決型授業(PBL)に参加し、桃山学院教育大学学生と一緒にプロジェクトをすすめてきました。
私は企業側の担当として、学生さんと二人三脚(おんぶしてもらってた?)でプロジェクトをすすめました。
大阪高島屋さんでの催事も終わり、成果発表会も無事終了🎵
2月イベント 3月に発表だったのに、もう、ずいぶん昔のようです

提案だけよりアウトプットがあるほうが断然楽しい!

今回のプロジェクトでは、店舗で販売する、店舗で実際に提供するなどのアウトプットがありました。お客様に提供するため、実施までのハードルは高かった! でも、そのぶん、達成感や満足感が高い!
企業側としても「百貨店での販売」の機会があったことで、PR成果に大きく結びつきました。
学生さんも接客が楽しい!と言ってましたしね。
1週間の催事だったので、お客様へ応対や商品の特徴の伝え方など色々と考えて対応していました。努力!すごい!

2023年2月8日〜2月14日 大阪高島屋での催事
催事会場
2月11日 ワークショップイベント
2月11日 ワークショップイベント

なぜ課題解決型授業に参加したのか

大阪製ブランド認定商品に私の会社のオリジナル商品が認定されている関係でエントリーの機会をいただきました。
企業側が参加意思を伝え、参加学生さんが一緒にしたい企業を選んでプロジェクトが進みます。

ブランディングをみなおす

商品において「何を」大切にしているのか、「何を」人から求められているのかの「他者視点」を入れることができました。
もちろん、営業活動を通じで、バイヤーさんや店舗の皆様とお話をすることもありますが、どう販売しようか、とか、アピールしようかというような「ビジネス視点」ではなく、純粋に「おもしろいよね!」と商品を楽しんでくれて、じゃあ、どう「良さをつたえよう」と考えてくれるのが楽しかったです。
え?そんな使い方してみたい? という面白いアイデアもあり(実現はできませんでしたが…)機会があれば、やってみたい!

前例主義をぶちこわす新しい刺激

社会人歴がながくなると、いい意味での「理解力」が高くなり、手間がかかる(相手も含め)、時間がないなど、しないことの理由を探すことがうまくなる。学生は、「したいことをやれる方向を考える(努力する)」ことへのあくなきチャレンジ精神があった。
百貨店の担当者さんともお話をしていたときに、
「いままでは〇〇だった。」という前例主義ではないチャレンジができたのは、学生がかかわるイベントであるから。ということもあるが、良いエネルギーがもらえました

もちろん課題も

プロジェクトで「何」をしてもらうのか

企業側の視点として「何を」の部分を明確にできていなかったことによるミスマッチがありました。
事前に、参加企業としての希望内容を伝えていましたが、学生側が「想像する」内容と企業側が「求める」内容にズレが。6月に学生側がグループ立ち上げ、企業側との初回面談7月までに学生さんがいろいろと思案してくれていました。でも、時間的に費用的に「できない」提案もあり、せっかく考えてくれていたことを無駄にしてしまった感があり心苦しかったです。
このあたりをマッチングの際に明確に伝えられるよう、企業側としての努力が不足していました。

モデルスケジュールとプロジェクトのタスク開示

開始時期から到達時期までの「モデルスケジュール(プラン)、タスク」を提示することで、どの程度の時間的負担や検討内容があるのか開始時に説明しておく必要があるように感じました。
店舗イベント開始には、諸手続きがあります。それらを無理なく(学業との両立をふくめ)対応できるスケジュール感を「見える表」での提示が必要でした。
これは、ビジネスでのタスク管理などと同じです。

学生と参加企業の情報共有

学生と参加企業の「定期的な連絡」を行うようにシステム化することが必要でした。
時間が限られている、距離が離れていたので、なかなか密なコミュニケーションが難しいこともあり、双方の意思の齟齬によるやりなおしが繰り返されることにより問題が大きくなる場合がありました。
ビジネス経験でなんとなくうまく回すためにしていること。って細かなことですが、大事だったんだな。を再認識しました。

意見をまとめる 

意見をまとめディスカッションすることの難しさ。が、これは、最初のころに多くあった課題です。
学生側から出てきた案が、企業の求めている方向と異なる方向性の案、評価できない実現が難しい案ばかりでてきたりと、なかなか「ブランドコンセプト内」での提案になるように意思疎通が難しかったです。
企業側として、商品のなりたちや何を提供したいのかなど説明しているはいるのですが、伝わっていない!(ここは企業側の大きな反省)
学びの視点で考えると学生の発案で実現させてあげたいのだが、商品コンセプトなどの理解が未熟なこともあり、髙島屋での発表に到達するレベルにもっていくまでの難しさがありました。
あまりこちらが意見を押し付けると、学びにつながらない。そのあたりの匙加減が難しい。ただ、最終的には、「大人の社会生活」というコンセプトにたいし、新しい視点(親子での体験)を提案できたのは、連日遅くまで思案をつづけた学生の頑張りのほかありません!
私が、学業との両立を心配したほどです

プロジェクトふりかえり

2022年7月  顔合わせ~中間発表

まとめ

9か月におよぶプロジェクトで、企業側として参加して新たな気づきや学びがあり、得難い経験ができました。
一番は、相互の立場をおもいやり、こちらの常識をおしつけるだけではなくともにプロジェクトを進めるメンバーとして一緒に進められた。というのが成果でしょうか。
企業のプロジェクトをすすめるとは、また違う達成感を味わうことができました。

一緒に取り組んでくれた学生さんに感謝!
素敵な機会をくださった大阪府さん、産業局さん、高島屋さんに感謝です

成果発表会

よろしければサポートおねがいします。サポートいただいたらとっても嬉しいです!