「女子短期大学 発祥の地」(文教大学女子短期大学部創立地)
「文教大学の」今はなき短大部発祥地
★ジャンル【学校】
★場所 品川区旗の台3-2-17
★最寄駅 東急大井町線・池上線旗の台駅
★碑文
特になし
★解説
旗の台駅東口からさらに東に行くと文教大学付属中学校・高等学校があり、その中庭にあります。大学などを含む学校法人、文教大学学園の本部もここにあります。
文教大学学園は1927年、共に日蓮宗僧侶だった馬田行啓(うまだ ぎょうけい)と小野光洋(おの こうよう)が現在の品川区桐ヶ谷に設置した立正裁縫女学校が始まりです。馬田はやはり日蓮宗系の立正大学教授でした。僧侶養成の総合大学立正大学に対し、女子教育を担う目的で設立されました。
翌年には法人としての立正学園が設立され、1928年には立正女子職業学校となります。さらに翌年には現在地に移転し、1932年に立正学園高等女学校となります。敗戦の年には立正学園家政理学専門学校が設置されますが、爆撃で全ての校舎が焼失します。
戦後の1950年に短期大学の制度ができると、1953年に立正学園女子短期大学となります。
碑のタイトルは「女子短期大学 発祥の地」とあり、女子短大という制度そのものの発祥地のように読めますが、これまで書いた経緯の通り、そうではありません。女子短大の制度は1950年にはできており、その時点でいくつかの短大が全国で発足しています。
同窓会の「芙蓉会」のホームページでは「文教大学女子短期大学部の記念碑建立」と書かれており、学園の短期大学部の創立記念碑であることを明記
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