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「庄や発祥の地」

佐渡出身の創業者が一代で大手チェーンに

★ジャンル【企業】
★場所 千代田区神田三崎町2-19-7
★最寄駅 JR水道橋駅

★掲示文
「創業昭和48年 此の地で庄やは産声を上げました。これからも本店共々変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」

★解説
 JR水道橋駅西口を出て左、最初の路地を入ると右側に「庄や 水道橋店」があります。その入り口看板に「発祥の地」と掲げられ、右手に上の掲示文があります。水道橋駅西口は学生街であるためか、こうした居酒屋系の店舗が多数集まっています。
 「庄や」は「やるき茶屋」「日本海庄や」などの居酒屋を運営する「大庄」傘下の主力チェーンのブランド名です。「はい! よろこんで!」という店員の受け答えで有名です。
 1968年に前社長の平辰(たいら たつ)氏が、池上本門寺参道近くに小さな焼き鳥店を構えたのが創業です。その運営が次第に上向きとなり、1973年にこの場所に「庄や」の一号店を開業しました。
 さらにフランチャイズ制度も導入、他社買収も積極的に進め拡大していきます。現在のコロナ禍で業績が悪化し、カラオケ事業を売却したり、店舗閉鎖を進めて効率化を図っていますが、それでも全国で数百店の居酒屋店舗を抱える大手で、店舗数では全国6位前後です。
 創業者の平氏は1940年、新潟県佐渡市出身で、インタビュー記事などでは高校を出て大学に入ったものの中退して大手電機会社に就職したそうです。しかしすぐに辞めて起業しますがパートナーに騙され、縁者の飲食店の店長となります。
 ここで成功して飲食業の自信を深め、自身の店として構えたのが先の池上

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