理科大1

「東京理科大学 発祥の地」

東京理科大は1881年、堀留橋そばに開校。校舎は転々

★ジャンル【学校】
★場所 千代田区飯田橋2-1-1
★最寄駅 東京メトロ九段下駅

★碑文
「明治十四年(一八八一)東京理科大学の前身である東京物理学講習所(同十六年東京物理学校と改称)はこの地、麹町区飯田町四丁目一番地で創立しました。現在は新宿区神楽坂一丁目三番地にあります」

★解説
 碑は日本橋川にかかる堀留橋西側の堀留北児童遊園前の歩道にあります。現在の堀留橋は関東大震災後に以前の橋とはやや離れた場所に架橋されたのもので、その際にかつての東京理科大敷地は分断されてしまいました。南側の堀留南児童遊園も東京理科大の敷地だったようです。1881年創立時の校舎は、私立の稚松(わかまつ)小学校の校舎を夜間だけ借りていたようですが、この稚松小学校については詳細はよくわかりません。
 明治の始めの頃の東京には法律や経済の学校が多く、理科系の学校は珍しいものでした。創立者も実業家など大金持ちではなく、東京大学を卒業したばかりの人たちを中心に21人が名を連ねています。そのためか資金に困ることが多く校舎もかなり頻繁に転々としています。
 開校半年足らずの1881年(明治14年)末には、神田区錦町一丁目にあった大蔵省官吏簿記講習所へ移転します。翌年、本郷区元町二丁目の進文学舎へ移転し、11月には神田区今川小路三丁目9番地(現在の神田神保町三丁目)に校舎を取得し、1883年(明治16年)に東京物理学校へ改称します。1884年(明治17年)には台

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