見出し画像

「我国最初のエレベーター専門工場誕生の地」

「専用」工場としては初だったよう

★ジャンル【産業】 
★場所 大田区仲六郷1-6
★最寄駅 蒲田駅

★碑文
「東洋オーチス・エレベーター株式会社(旧商号)は昭和八年四月 この地に我国最初の本格的エレベーター専門工場を建設し昭和五十九年三月千葉県山武郡芝山町に移転するまで操業を行った」

★解説
 以前紹介した「日本舶用ディーゼル機関発祥之地」の碑があるURの団地を抜け、蒲田高校の脇の道をJR線沿いに進んでいくと「ルネ蒲田ガーデンステイツ」という大規模マンションがあり、その一番南寄りの角、植え込みの中にあります。小さいのでお見逃しなきよう。
 このマガジンを読み慣れた方はピンときてると思いますが、「専門」の文字が曲者ですね。以前にもご紹介した通り、日本で最初の「電動」「乗用」エレベーターは浅草十二階・凌雲閣に設置されたものが最初です。
 じゃ「電動」「乗用」じゃないものはどうなの?と言うことになりますが、滑車などを使って人力などで物を上下させる仕組みは相当昔からあったようです。日本で現存最古のものは、水戸市の偕楽園好文亭にある1842年設置のものだそうです。私も見たことがあります。これは2階に食事を運ぶためのものでした。
 また水圧式では1875年に、王子製紙十条工場に設置された貨物用があるようです。
 乗用では1915年に東松工作所という会社が製造したものが最初と言われます。この会社はのち1919年に日本エレベーター製造を設立し、1936年には現

これより有料です。以下には記事全文のほか、写真、地図、関連情報リンクなどがあります。ご購入いただく場合、この記事だけで100円お支払いいただくより、マガジン「東京23区発祥の地めぐり」全体を500円でお買い上げいただく方がお得かと思います。最終的に数百本近い記事をご覧になることができます。よろしくお願いします。

ここから先は

521字 / 2画像
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?