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「暁星学園発祥の地」

「暁星」とは「明けの明星」、金星のこと

★ジャンル【学校】
★場所 中央区明石町5−26
★最寄駅 東京メトロ有楽町線新富町駅、日比谷線築地駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
「あなたがたは地の塩 世の光である」
「Ecole de l'Etoile du Matin」

★解説
 居留地中央通りのカトリック築地教会前の歩道にあります。
 このカトリック築地教会は1874年11月22日に開かれた東京で最初のカトリック教会です。作ったのはパリから来た宣教師たちでした。ここを拠点にし、やはりパリのカトリック教育修道会マリア会の4人の宣教師が、教会の一角に1888年に開いた塾が暁星学園の始まりです。日本最古のカトリック男子校です。
 マリア会は教育修道会とあるように、初めから青少年の教育を目的に作られた修道会でフランスや世界各地に多くの学校を設置しています。日本でも他に4つの学校法人があります。築地の学校は当初はフランス人1名、ポルトガル人2名、日本人3名という国際色に富んだ少人数学校でした。
 開校時には特に名前がなく、2月にできてすぐ、7月には麹町に移転します。この時に暁星という名前が付けられました。暁星とは金星のことです。碑の裏に彫られた「Ecole de l'Etoile du Matin」は「明けの明星の学校」すなわち「暁星学園」との意味です。麹町の校地は借家で、現在の麹町学園のあたりでした。さらに1890年に現在地に移っています。
 フランス由来の学校なので授業ではフランス語が必修で、戦前は外交官などが多く輩出しました。今でも卒業者のうち成績優秀者はフランスのバカロ

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