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「滝野川教会発祥の地」

明治から布教続けたプロテスタントの一派

★ジャンル【宗教】
★場所 北区中里3-4-5
★最寄駅 JR駒込駅

★解説文
「日本基督教団滝野川教会は1904年(明治37年)9月に聖学院の学院教会としてこの地に誕生した。最初の礼拝はアメリカの基督教会(ディサイプルス)派の宣教師H・H・ガイ博士によって設立された聖学院神学校の校舎内において行われた」

★解説
 駒込駅の東口を出てください。普通使うメトロ側ではとても遠くなります。駅を出て北側に聖学院通りという道がありますので、そこを右にまっすぐ行くと、その聖学院の校舎が左手にあり、隣り合う女子聖学院校舎との境目にあります。現在の滝野川教会は日の場所から200メートルほど北に移っています。
 ディサイプルス派は19世紀にアメリカで始まったプロテスタントの一派です。現在もアメリカでは有力なプロテスタント系宗派で、レーガン大統領など3人の大統領を輩出しています。
 日本には1888年に宣教師が派遣され、首都の東京ではなく秋田県から殿堂を始めました。日本では戦前は「基督教会」の名で活動しました。その後東京でも布教を始め、1903年には、現在の聖学院の元になる聖学院神学校を本郷に設立しています。学校はまもなく現在地に移転し、その際学院内に造られたのが滝野川教会の前身です。
 神学校には旧制中学が併設されますが、のちに学校としての主流はこちらになり、神学部は青山学院に統合されます。戦前のキリスト教への弾圧で維持しづらかった、との側面もあるようです。戦後は中学校、高校となり、大学も創設します。
 またディサイプルス派などのプロテスタント諸派は、1941年に国の要望を受けて、国策遂行を支援するための大同団結を行なって日本基督教団となります。これで形式的には日本のディサイプルス派は消滅しました。
 しかし滝野川教会ではディサイプルス派に特徴的な祭祀のあり方は今も継承されているようです。

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