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名古屋藩徳川家上屋敷(市ヶ谷、防衛省)

御三家筆頭の上屋敷はほぼ跡形なし

62万石:(尾張、美濃、信濃、三河)
所在地:新宿区市ヶ谷本村町4から10
最寄り駅:JR、東京メトロ、都営地下鉄市ヶ谷駅

尾張徳川家中屋敷(麹町)
尾張徳川家下屋敷(戸山)
尾張徳川家下屋敷(川田久保)
尾張徳川家蔵屋敷(築地)
尾張徳川家屋敷(大久保その他)

 御三家筆頭の家柄。一般的には尾張徳川家の方が通りがいい。表高は55万石だが、支藩を合わせると62万石で仙台藩伊達家とほぼ同じ。1657年の明暦の大火までは上屋敷は現在の皇居内・吹上にあったが、その後現在の防衛省あたりの屋敷を拡張して上屋敷とした。以後この西北方向一帯に屋敷を連ねていった。

1)防衛省正門

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上屋敷のあった防衛省には、残念ながら遺構らしきものはほとんど残っていない。防衛省建設時に大々的な発掘調査が行われ、その結果江戸の大名屋敷研究は極めて進んだが、その成果を現地にはまったく残していない。残念である。

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