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「雙葉学園発祥の地」

赤坂の地名からついたものの、発祥は築地

★ジャンル【学校】
★場所 中央区明石町1−6
★最寄駅 東京メトロ有楽町線新富町駅、日比谷線築地駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
「徳に於ては純真に
 義務に於ては 堅実に」

★解説
 築地の居留地中央通りの北端、URの高層マンション前の歩道にある、小さな葉のような碑です。
 碑文は雙葉学園の校訓で、日本語とフランス語で書かれています。でもよく意味がわかりません。生徒手帳によると、「徳においては純真に」は「まっすぐに明るく生きる心の清さを尊び、品位と礼儀を重んじる美しい心を持つ」。「義務においては堅実に」は「秩序と規律を守り、愛と責任を持って、誠実に事をやり遂げる強い心を持つ」ということだそうです。フランス語も書かれているのは、この学校がフランスの修道女たちによって作られたからです。
 1872年(明治5年)に、フランスから「サン・モール修道会」(現「幼きイエス会」、カトリック系)の修道女5人が横浜に来日します。その後1875年(明治8年)にこの地に「築地童貞学校」を開校します。「童貞」とは本来生まれたままの清らかな体であることを意味し、修道女のことだったようです。それが今はご存じのように別の意味になっていますが、その用法は「サン・モール修道会」の学校名が語源のようです。
 さらに隣接地に1887年(明治20年)に「築地語学校」(女子語学校)を開校しました。これらの学校の遺跡は、碑の前の高層マンションを建設する際

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