「東京都第一団 香蘭女学校」(ガールスカウト発祥の学校)
キリスト教系学校から始まったガールスカウト
★ジャンル【学校】
★場所 品川区旗の台6-22-21
★最寄駅 東急旗の台駅
★碑文
「そなえよ つねに 1920年にグリーンストリート女史により香蘭女学校にガールガイド活動の種がまかれたのが日本におけるガールスカウト活動の始まりである。当時、学校は芝白金三光町にあったが、現在地に移転後もガールスカウト東京都第一団として活動を続けている。創立80周年に際し、ガールスカウト活動の発祥を覚え、ここに記念碑を建立する」
★解説
旗の台駅の北、中原街道沿いにある香蘭女学校内にあります。入口には守衛さんがいて許可がないとふだんは入れません。文化祭などの機会をとらえるとよいでしょう。
ボーイスカウト、ガールスカウトという活動は誰もが聞いたことがあると思いますが、日本は参加率が低く、その実態はあまり知られていないのではないでしょうか?
「スカウト」とはそもそも何か? これは英語で「斥候」のことです。スカウト運動の創設者であるロバート・ベーデン=パウエルはイギリス軍人で、1899年から始まった南アフリカの領有をめぐる戦争、ボーア戦争の英雄として知られていました。
パウエルは偵察・斥候の技術に優れ、著書もありましたが、ボーア戦争後の1908年に「スカウティングフォアボーイズ」という少年の教育のための斥候術の本を出します。これがボーイスカウト運動の始まりです。
活動は斥候術はもちろんですが、野外生活の技術などを学ぶとともに、そのような活動を通じての協調性や責任感の向上、人格の発達を目的としています。モットーである「そなえよ つねに」やスローガンである「日々の善行」に活動の性格が表されています。
日本には1913年伝わりました。ボーイスカウトはその名の通り当初は少年だけの運動でしたが、1910年にパウエルの妹がガールガイド運動を始めま
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