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「ロボットコンテスト発祥の地」

今も続く学生の「ものづくり」競技会

★ジャンル【科学】 
★場所 大田区石川町1-31
★最寄駅 東急線大岡山駅

★碑文
「もの作りは人作り ROBOCON 制御工学科では、創造的もの作り教育の重要性を先見し、単一乾電池2個のみを用いて、人1人を乗せて走る車を創作し、競技する授業を発案、1982年2月5日に競技会を行い、大成功を収めた。これが多方面からの注目を集め、ロボット工学と融合改善され、広く国内外に普及しているロボコンの源流となり、『もの作りは人作り』との標語までもが生まれるに至った」

★解説
 東急目黒線と大井町線が交差する大岡山駅を降りると目の前が東京工業大学のキャンパスです。線路南側の大岡山キャンパスに入り、本館脇の道をずっと降っていくとキャンパスの一番南、大岡山南5号館の脇にあります。
 碑は単一電池2個を模した石に「もの作りは人作り」と彫られており、横に「ロボットコンテスト発祥の地」との金属柱が立っています。
 碑文にある「単一乾電池2個のみを用いて、人1人を乗せて走る車を創作し、競技する授業」は同大の森政弘(もり まさひろ)教授(当時)が1981年に始めました。
 この授業と競技会をNHKが取材し話題となりましたが、NHKはその後1988年になって、退官した森名誉教授に相談し、高専生を対象とした「アイデア対決独創コンテスト〜乾電池カースピードレース」を企画、番組として放送します。
 これが大ヒットし、翌年から「アイデア対決・ロボットコンテスト」となって発展、現在も「高専ロボコン」「大学ロボコン」「大学国際部門」ができ、継続して実施されています。
 森名誉教授は「ロボコン博士」とも呼ばれるようになりましたが、もともと日本のロボット研究の先駆者であり、オートメーション研究の第一人者で

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