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「建設省土木研究所発祥の地」

つくばに移転した研究機関の一つ

★ジャンル【産業】 
★場所 文京区本駒込2-28
★最寄駅 JR、東京メトロ駒込駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
「大正11年、この地に、私たちのくらしをまもる土木技術の研究開発を推進するため、内務省土木試験所が設置されました。昭和23年建設省土木研究所と改称、昭和54年筑波研究学園都市に移転しました。現在も、わが国の土木技術に関する研究及び開発を総合的に実施し、災害を防ぎ、豊かな国土と快適な生活環境をつくるため、たゆみない努力をつづけております」

★解説
 駒込駅から本郷通りを南に行き、上富士前の交差点を過ぎた右手の文京区立昭和小学校前にあります。この学校は戦前からここにありますが、土木研究所の移転でその土地が移管され、校地を拡張しました、土木研究所の建物は、ちょうど碑が建っている後ろあたりにありました。
 研究所の前身は、1921年に設置されたが内務省土木局分室の道路材料試験所でした。これが翌年に土木試験所隣、これをもって研究所の設立としています。当初の研究内容は道路建設材料の砂利やアスファルト等の試験が中心だったようです。しかし設置翌年の1923年に関東大震災が起き、耐震工学などの研究も進められました。
 戦後に建設省土木研究所となり、また遠隔地に多くの試験所や分室、支所を抱えるようになります。その後筑波研究学園都市の建設が決まると、そうした施設の統合というメリットもあり、1979年につくばに移転します。
 2001年には国土交通省が発足しその中の機関となりましたが、行政改革の一環で同年中に独立行政法人となります。さらに2006年に北海道開発土木研究所と統合され、同時に国立研究開発法人となり現在に至っています。

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