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23区の全区境317キロを4年かけ踏破!

まえがき 驚きと発見の記録をお届けします

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みなさんはお住まいの市区町村や都道府県の境を意識されたことはありますか?

もう昔話になりつつあるコロナ禍ですが、発生当初の2020年、ほとんど外出ができなくなりましたよね。
というか、会社は来るな、映画館・劇場は閉鎖、レストランも喫茶店もやってない・・・行くところがなくなりました。
動き回らないと死んでしまうサメのような私は困りました。

「いやあ出歩かないと、気持ちが死んじゃうようなあ」
コロナで死ぬ心配より、外出できないストレスの方が心配な私でした(お前は犬か!)。
仕事も減り、というかほとんど無くなる中で暇を持て余し、
「そうだ!23区の区境を歩いてみたら気が紛れるかも。屋外を一人でフラフラ歩く分には迷惑もかけないし」と思いつき、暇なので即実行に移しました。

私の自宅は新宿区の四谷です。
江戸城や大名屋敷、江戸創建の神社仏閣などの探訪・案内が私の仕事なので、自宅近くの江戸城外堀が千代田区と新宿区の境であることは知っていました。
「まずは四ツ谷駅から区境に沿って歩いてみよう。なんか発見があるかも」
と軽い気持ちで始めたわけです。

それが2020年の春。
以来4年の歳月をかけ・・・2024 年4月、ついに23区の区境を全踏破しました!

私が地図上で測った23区各区の境の総合計は676キロでした(海岸線含まず)。
区同士の重複があるのでそれを除くと414キロ。
江戸川・中川・荒川・隅田川・多摩川の大河川5つは、川べりを歩くだけでは区境っぽくない大きさなのでこれを踏破対象から除外。
よって歩くべき対象区境は310キロとなりましたが、実際に歩いた総計は317キロになっています。
歩けない区境部分を迂回・ショートカットした総計でやや増えました。

いやあ我ながらアホなことを成し遂げました。
しかし、歩いてみて分かったのは、「なんかあるかも」どころではない区境の事実でした。
当初は驚き・発見の連続!
そして区境に秘められた歴史の数々!
区境を歩く中で、江戸・東京への理解がより深まりました。
もちろん謎も多く見つかりました。

これからその発見・探索の詳細を連載して参ります。
なにとぞお付き合いいただければと思います。

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