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東京23区発祥の地めぐり

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徳川家康の入府以来、日本の政治・経済、そして文化・芸能の中心都市として発展し続けてきた江戸・東京には、様々な物事の始まりの地があります。学校・企業・産業・芸術・風俗など、数多くの…
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2020年4月の記事一覧

「スーパー堤防事業」(日本最初のスーパー堤防)

実は2種類ある「スーパー堤防」★ジャンル【その他】 ★場所 中央区新川1-28-23先 ★最寄駅 JR京葉線八丁堀駅、東京メトロ日比谷線八丁堀駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「大地震等に対して、より安全性を高め、水辺に親しめる環境が再生されるよう、堤防基礎の強化、盛土・修景などを行い、幅の広いスーパー堤防の整備を進めています。 スーパー堤防の整備にあたっては、後背地の再開発等のまちづくりと一体となって整備を進めています。 この場所は、日本で一番最初にできたスーパ

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「中央商業学校発祥の地」

エスペランティストで仏教学者が始めた学校★ジャンル【学校】 ★場所 中央区新川1−28−7 ★最寄駅 東京メトロ茅場町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「明治33年(西暦1900年) 創立100周年を記念して之を建立する」 ★解説  永代橋の西の橋詰を南に行ったスーパー堤防上の歩道にあります。  中央学院大学、中央学院高等学校、中央学院大学中央高等学校の起源となる学校です。  1900年の創立はこの場所ではなく、近くの日本橋蛎殻町に「日本橋簡易商業夜学校」として

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「船員教育発祥之地」(東京海洋大発祥の地)

三菱が作った日本最初の商船学校★ジャンル【学校】【産業】 ★場所 中央区新川1-31-8 ★最寄駅 東京メトロ茅場町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「内務卿大久保利通は明治政府の自主的な海運政策を進めるにあたり、船員教育の急務を提唱し、三菱会社長岩崎彌太郎に命じて、明治八年十一月この地に商船学校を開設させた。当初の教育は、その頃隅田川口であり、海上交通の要衝でもあった永代橋下流の水域に、成妙丸を繋留して校舎とし全員を船内に起居させて行われたが、これが近代的船員教

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「日本銀行創業の地」

実は箱崎で設立された日本銀行★ジャンル【産業】 ★場所 中央区日本橋箱崎町1-2 ★最寄駅 東京メトロ水天宮前駅 ★碑文 「明治十五年十月十日 日本銀行はこの地で開業した。明治二十九年四月日本橋本石町の現在地に移転した。創業百周年を記念してこの碑を建てる」 ★解説  駅から遠い不便な場所です。隅田川に面した日本IBM本社の南側、日本橋川が隅田川に注ぐ河口付近の歩道脇にあります。  「銀行発祥の地」で書いたように、明治初期の日本の通貨・金融制度は混迷を極めていました。187

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「電燈供給発祥の地」(日本最初の発電所)

直流だった最初の発電所。発電機はエジソン製★ジャンル【産業】 ★場所 中央区日本橋茅場町1ー3ー10 ★最寄駅 東京メトロ茅場町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「明治20年(西暦1887年) 11月21日東京電燈会社がこの地にわが国初の発電所を建設し、同月29日から付近の日本郵船会社、今村技能、東京郵便局などのお客様に電燈の供給を開始いたしました。これが、わが国における配電線による最初の電燈供給でありまして、その発電設備は直立汽缶と、30馬力の横置汽機を据付け、

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「第一番官立小学 阪本小学校」

「小学校発祥の地」というわけではないのですが★ジャンル【学校】 ★場所 中央区日本橋兜町15-18 ★最寄駅 東京メトロ茅場町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「中央区立阪本小学校は、明治四年(1871)の文部省設置及び明治五年(1872)の「学制布告」により、明治六年(1873)三月、「第一大学区 第一中学区 第一番官立小学 阪本学校」として創立、同年五月七日に開校式が挙行された。 我が国の公立学校の創生期において「一、一、一」を冠した小学校は日本中でも阪本小学

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坂本町公園の歴史(東京最初の市街地小公園)

身近な公園の先駆け★ジャンル【文化】 ★場所 中央区日本橋兜町15-3 ★最寄駅 東京メトロ茅場町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「坂本町公園は、1889年(明治22年)に東京における最初の市街地小公園の先駆けとして、この地(旧日本橋区坂本町)に開園した。開園当時は、樹木うっそうとし風雅な涼亭を備えた和風庭園だったが、関東大震災によって全焼し、震災後避難民収容施設、仮校舎等の敷地に使用され、非常時における都市公園の機能が十分発揮された。その後復興事業により区画整

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「銀行発祥の地」

渋沢栄一、実業界進出の契機となった日本初の銀行★ジャンル【産業】 ★場所 中央区日本橋兜町4-3 ★最寄駅 東京メトロ茅場町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「この地は明治6年6月11日(1873年)わが国最初の銀行である第一国立銀行が創立されたところであります」 ★解説  兜町の中心、東京証券取引所のすぐ南西にあり、今はみずほ銀行兜町支店となっています。「郵便発祥の地」の日本橋郵便局からは首都高をくぐってすぐです。碑文の書かれた小さなプレートは支店入り口の脇に

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「東京都立紅葉川高等学校 跡地」

風雅な名前の学校名の由来は?★ジャンル【学校】 ★場所 中央区日本橋兜町14-2 ★最寄駅 東京メトロ茅場町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「東京都立紅葉川高等学校は、昭和三年四月、当地にあった日本橋女子高等小学校内に、東京市日本橋区楓川専修女学校として発足した。当時、日本橋地区の女子教育の充実、発展を切望する地域の要請を請けて、設立されたものである。 以来、戦前、戦後を通じて全日制課程九千三百余名、定時制課程二千四百余名もの多くの有為な人材を社会に送り出してき

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「郵便発祥の地」

魚置き場だった最初の郵便局★ジャンル【産業】 ★場所 中央区日本橋1-18-1 ★最寄駅 JR、東京メトロ駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「ここは、明治四年三月一日(1871年4月20日) わが国に新式郵便制度が発足したとき駅逓司 と東京の郵便役所が置かれたところです」 ★解説  江戸橋の南にある日本橋郵便局の2か所に「郵便発祥の地」の記念物があります。  1か所目は昭和通りに面した通用口脇で、「郵便制度の父」と言われる前島密(まえじま ひそか)像の下に、「郵

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「富士銀行創業の地」

大慈善事業家、安田善次郎飛躍の地★ジャンル【企業】 ★場所 中央区日本橋小舟町8-1 小舟町富士プラザ前 ★最寄駅 東京メトロ三越前駅、東京メトロ・都営地下鉄人形町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「明治13年1月1日(1880年)合本安田銀行(現在の富士銀行)はこの地で開業いたしました」 ★解説  日本橋から人形町へ向かう通りの中ほどにみずほ銀行小舟町支店があり、支店の入るビル前の植え込みにあります。碑文の下描かれたレリーフは、開業当時の建物です。  富士銀行

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「日本国道路元標」

「日本橋」の文字は誰が書いたのか★ジャンル【産業】 ★場所 中央区日本橋室町1-8-1日本橋西北橋詰 ★最寄駅 東京メトロ銀座線、半蔵門線三越前駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「日本橋は1603年に創架され、江戸幕府により五街道の起点として定められました。現在の日本橋は1911年に架橋されたルネサンス様式の石造二連アーチ橋で、四隅の親柱の銘板に刻まれた「日本橋」及び「にほんはし」の文字は最後の将軍・徳川慶喜公の揮毫によるものです。1972年、日本橋中央の「東京市

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