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世界各国状況 貿易

ブラジル
・サンパウロ市とリオデジャネイロ市は、生活に必要不可欠な商業・サービス以外のすべての施設を閉鎖する感染拡大防止措置を延長すると発表しました。また、サンパウロ市では、感染者数が増加しているエリアなどで道路封鎖が行われます(貨物輸送トラックは通行可能です)。
インド
・インドでは2 度目のロックダウン延長が発表され、5 月17 日までとなりました。各地区をゾーン(レッドゾーン・グリーンゾーン・オレンジゾーン)分けし、ゾーンにより許可する活動レベルが決まります。グリーンゾーン、オレンジゾーンでは工場の操業再開が認められていますが、サプライチェ
ーンが稼働していないため段階的な再開となっています。ムンバイやアーメダバード、ニューデリー、チェンナイの工業団地の操業は一定条件下で認められています。
・港湾での荷動きの状況は改善傾向になりますが、デマレージの免除が継続しているためコンサイニーの貨物引取りが速やかに行われない状況が続いています。
・ロックダウンが解除となると感染者数が増加する可能性があり、工場等では従業員の陽性が確認された場合には稼働を全て停止し消毒し、他の従業員の検査を実施する必要があり、多大なコストが生じる可能性があるため、段階的な操業再開となる見込みです。
・4 月20 日よりロックダウンが一部緩和されましたが、工場は操業を再開できていないため輸入貨物が港湾やCFS に滞留しています。また、船舶省よりデマレージを免除する通達が発出されていることや港湾作業者・ドライバー不足、エンドユーザーの需要減少、資金不足により関税が支払えない等の事由により、受荷主は貨物の引取に消極的になっており、5 月4 日にロックダウンが解除されるまで貨物が港湾やCFS 内に滞留することが懸念されます。政府は全ての貨物の引取りを許可していますが、作業者不足により混乱が継続しており、状況の改善には少なくとも1 週間要すると見込まれています。
フランス
・公衆衛生の緊急事態宣言を7 月24 日まで延長しました。
イタリア
・イタリアでは5 月4 日から封鎖措置の段階的な緩和が始まりました。身内の訪問や飲食店の持ち帰りサービスが解禁され、工場や建設現場は作業を再開しました。
スペイン
・スペイン下院は非常事態宣言を2 週間延長し、5 月24 日まで延長する案を承認する見通しです。
オーストラリア
・クイーンズランド州と西オーストラリア州では、5 月1 日より行動制限措置が一部緩和されました。クイーンズランド州では必要不可欠なもの以外の買い物などのレクリエーション目的の行動が可能になりました。
・メルボルン港では、中国からの輸入貨物の滞留により保管量が限界を迎える可能性があります。輸出用のコンテナヤードもキャパシティの限界を迎えており、コンテナを保管する代替施設が必要となっています。また、中国向けの輸出貨物はコロナウイルス感染拡大により約20 隻の運航がキャンセルとなり、先月輸出予定となっていた貨物も港に滞留したままとなっています。
アメリカ
【ロサンゼルス港・ロングビーチ港】
・コンテナ船の入港が激減した影響で、各ターミナルではゲートオープンの時間が制限されています。またロサンゼルス港では、通常の80%程度の稼働率でオペレーションを継続しています。
【ジャクソンビル港・マイアミ港・カナヴェラル港】
・事務所はクローズとなっていますが、オペレーションは継続しています。
【サバンナ港】
・毎週土曜日トラックドライバーのオペレーションを中止することを発表しました。
・港湾施設の稼働スケジュールについても週5~6 日へ短縮し、トラックの稼働時間も削減するとしています。
【バージニア港】
・物流量の減少に伴い、5 月4 日よりPortsmouth Marine Terminal をクロー
ズして、Virginia International Gateway (VIG) と Norfolk International
Terminals (NIT)においては、同日よりゲートオープン時間を1 時間短縮しオペレーションを継続する旨発表しています。
航空関連の貨物は日本からまた、海外からはスペースがない為取りにくくなっているのとお客様からのご相談でEMSが利用できないなどまだまだ問題はさまざまでています。
今後も良い情報貴重な情報をアップして参ります。

「情報は音で聞き流す時代」


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