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夏が近づくとこの人を〜本のひととき〜

「異型のものたち」小池真理子

蒸し暑くなり、体が涼を求める頃になると手が伸びる著者。

ホラーと言っても残虐な場面が出てくるわけではない。水面下で何かがうごめくような…不安や違和感がこの本には詰まっている。

6つの短編集。

読み手の想像力に委ねられた恐怖感。

分かっているのに開けてしまう禁断の扉。

部屋の温度を下げるのにはもってこいかもしれない。


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