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また、語らう日まで【美術館さんぽ】

「トライアローグ 横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」 横浜美術館

このエントランスを何度くぐっただろう。

はじまりは中学生の頃開催された「横浜博覧会」のパビリオンの1つだった。

博覧会では訪れた覚えがないけれど、美術館を巡るようになってからは何度も足を運んだっけ。

3月から大規模改修工事に入るため、2年を超える休館になるという。

本展がクロージング展。昨年11月から開催されていたのに、終了間近ギリギリになってしまった。

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トライアローグ。

聞き慣れない言葉の意味は

「3者による話し合い」。

各地方を代表する3つの大型公立美術館が「話し合いながら」企画構成したコレクション展。

展示も「3」にこだわっており、3つのセクションに分かれていた。

横浜美術館の展示室はまるで回遊するように観ることができる。

それぞれの美術館が所有する同じ作家の、違う作品を比べたりしながら歩んでいく。

たとえばピカソ。

入ってすぐに《青い肩掛けの女》《肘かけ椅子の女》《肘かけ椅子で眠る女》とまるで「女3部作」。

製作年も違えば印象もガラリと違う。

この間に何があったの…ピカソ?と思うほど。

こんな風に特定の作家をフォーカスして比較する試みが面白かった。

絵画以外にも彫刻や写真もあり、飽きさせない。過去の企画展で観たことのある作品とも再会を果たしました。

同時開催の「 横浜美術館コレクション展」はいわばハマの美術史。

約60年にわたる横浜のアートシーンを作品から感じる展示。

私の好きな版画作品が観られて嬉しかった。

嬉しさのあまり、自分土産にポストカードを大人買い!

こういうのは眺めるだけで楽しい(そうしてポストカードがたまっていく…)

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記念に美術館のカフェでランチを。

雑穀米のロコモコ・スープ付き。

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しばらくハマビとはお別れ。

さみしいけど、また会える日を楽しみに!

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