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篠田真貴子さんが選んだ3冊を読む(BLIND BOOK CLUB)│読んだ本

9月に lifehacker で募集していたクラウドファンディング「BLIND BOOK CLUB」で、かつてほぼ日でCFOをされていた篠田真貴子さん選書の本を購入しました(現在は募集終了しています)。

11月初旬、篠田さんの選書エピソードが書かれたカードとともに、3冊の本が届きました。企画の性質上、本のタイトルを明かすことはできませんが、読んでみてどんな感想を抱いたかをまとめたいと思います。

1冊目:書き出すことの大切さを教えてくれる本

この本、以前読んだことがありました。でも、読んで終わってしまい実践していなかったんです。なので、内容もほとんど覚えていませんでした。

今回はさすがに、頭の中でもやもやしていることがあるから、本のアドバイスに沿ってメモを書いているのですが、確かにスッキリしますね。今までだと、頭の中でぐるぐる考えはじめたら最後、寝ても覚めても考え続けてもやもやしてしていたのですが、書くことで気持ちにひと区切りつけることができるみたいで、ほとんど引きずらなくなりました。

メモの書き方は、本書に書かれたルールを忠実に守っているわけではありませんが、もやっとしたときにすぐ書けるよう、手元にふせんやメモを用意して、考えを頭の中に残さないよう心がけています。

2冊目:悩みへの回答が秀逸な本

学生や社会人から寄せられたさまざまなお悩みと、それに対する回答をまとめた本です。私自身の悩みを整理したり、あぁやっぱりそうか……と納得したりしながら、最後までとても楽しく読みました。

一般の方から寄せられた悩みと、私の悩みが一致することはほとんどなかったのですが、回答を読みながら自分にも当てはまる思考のクセに気づけたり、私の悩みも取るに足らないことかもしれないと、肩の力を抜くきっかけになったりしました。そして最後はたいてい決めぜりふで締めくくられて、読んでいる私まで励まされている気分になる。具体的にどうすべきかを指南してくれる本ではありませんが、どうしたいかを自分で考え、行動に移す勇気をもらえる本でした。

3冊目:「人との関わり」への内省を促す本

この本、読むのがつらかったです。怖い本ではないし、著者自身が悩んだり、苦しんだりしたからこそつむぎ出された、とてもありがたいアドバイスなんですけど、そのアドバイスを受け入れること自体が難しかったです。

ただそれは、私がかつての上司から「他人を変えるより自分を変えるほうが100倍マシ」と何度も言われていたのに、ちっとも変えられなかったからかもしれませんが。

自分が変わらないと、目の前にいる人は変わらない。互いに安心してコミュニケーションが取れるようになるために、まず自分が変わることが大事で、それによって自分自身も満たされていく。大変かもしれないし、つらいこともあるだろうけれど、まずは自分から行動していくんだ! という勇気が沸いてくる本でした。

あと、本書を通してコミュニケーションの本質を知ったとき、SNSの使い方を考え直したい、と思っています。具体的に何か浮かんでいるわけではないし、SNSをやめる、ということも(今は)考えていないのですが、なんとなく。

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実は、今回届いた3冊のうち、1冊はちょっと前に自分で購入して読み始めた本でした。同じ本来ちゃったかーとがっかりしたのですが、頭の中を整理するためにいい本を選んでいた、という意味もあるし、これは今読むべき本だったんだと確信を持てたから、まぁいいかと思っています(ダブった本は知人に譲りました)。機会があれば、また購入してみよう。