忘れられない日
今日は大好きな祖父の命日。お見舞いに行った翌朝に亡くなって2日続けて新幹線に乗ったことや、私自身が引越しする日で関係各署への連絡に追われたこともあって、絶対に忘れられない日になっています。でもそれはもしかしたら、「忘れんといてな」という願いだったのかも。大丈夫、孫は忘れてません。
さて。
マイルドライナーで模様を描き始めて1カ月。なるべくまんべんなく使おうとしていますが、実際はどうなんだろうと思ってカウントしてみました。
一番使ってた色は一番好きな色ではなかったことにまずびっくり。そして、一度も使っていない色がひとつあったことにまたびっくり。わからないものです。
なので、今日はそれを使ってみました。
どの色かは言わないけれど、ちょっと暗い感じがして手が伸びづらいんですよね。
祖父の話に戻りますが。
祖父は戦時中、シベリアに抑留されていたそうです。具体的な話は聞いたことがないし、たぶん話したくなかっただろうと思うのですが、仲良しだった方が亡くなったことを聞いたことはあります。
祖父が生きて帰国しなかったら私は生まれていないんだなぁ……とぼんやり考えながら、ふと、「戦時中の人々の暮らし」と「東京での今の暮らし」って似てたりするんだろうか……と思いました。なんとなく、ぼんやりと。
そういえばこれまで、病気そのものをテーマにした本を選ぶことが多かったのですが、「非常時の人々の暮らし」を感じ取れる本を探してみようか考えてみようと考えています。
思い立ったが吉日で、今すぐ買いに行きたいところですが、まずは手元にある茨木のり子さんの『一本の茎の上に』にある「平熱の詩」から読んでみようと思います。
遠くに行きたいとか贅沢なこと言わない。本屋さんでいっぱい本を買って、「今日もいい本に出会えたなぁ」とにやにやしながら、カフェで本をパラパラめくるひとときが戻ってきてほしいな。