英文を読む楽しさを取り戻したきっかけ│買った本
あまやどり読書室、今回は渡邉淳さんの『TOEIC (R)L&R TEST 戦略特急スコア育成計画』です。もともと紫色のカバーがかかっていました。
今年の4月から10月ぐらいまで、英文を読む習慣をつけようと思って毎月1冊洋書を読んでいました。半年近く続けた結果、文法や語彙の穴を少しでも埋めないと(少なくとも、大学受験レベルぐらいには持っていかないと)、読んでも力にならないぞ、と思って、11月からは基礎体力を付ける学習に切り替えることにしました。
で、文法や英文解釈の問題集を買ってみたものの、今ひとつ知識が身についている実感がなく、だんだん問題を解いて答え合わせをするだけになってしまったんです。それとともに、英文を見ても2、3行であきらめてしまうことも続き、これはも、英語よりフランス語を頑張れってことかも、なんで思ったこともあります。
とはいえ、読みたいと思う情報はほとんどが英語、「日本語の情報だ!」と思ったら引用先が英語メイン……と、フランス語もいいけど英語もがんばろうねと、なんとなく英語に詰め寄られている気がして、逃げてる場合じゃないぞと思い始めました。でも、どうしたらいいかわからず。
そんなとき、Twitter でこの本の発売を知りました。以前、教材編集の仕事をしていたときに「手持ちの教材を使い尽くすコツをプロに伝授してもらうセミナーを開きたい」と上司に言ったことがあります。それは、当時の私がスコアアップのために心の底から知りたい! と思っていたことだったからなんですが、あっさりスルーされてしまいました。
でもそれが、ついに、本として発売されるのを知り、なんだかとてもうれしかったので、TOEICを受ける予定もないのに購入してしまいました。
学習計画の立て方からパート別復習のコツまで、問題演習をしながら取り組んでいきます。復習のコツを読みながら、TOEICの勉強に取り組んでいた数年前の私に足りなかったのは「素直さ」だったんだと痛感しました。
お布団の誘惑に負けたり、寝坊したりしているので思うように学習時間がとれず、カメのような歩みで進めています。でも、少しずつ英語に触れているからか、本当に少しずつですが、短めの英文記事なら最後まで読めるようになりました。それも、「読まなきゃ」ではなく「読んでみよう」という前向きな気持ちで。いつか読むつもりでkindleにためこんでいる洋書のサンプルをうっかり開いてしまっても気詰まりすることがなくなったのもうれしい効果です。きっと、毎日少しずつでもいいから英語に触れているおかげだと思います。
この小さな学習書を通して、少しずつ英語と仲良くなっていけたらと思います。