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今日は大好きな祖父の命日。お見舞いに行った翌朝に亡くなって2日続けて新幹線に乗ったことや、私自身が引越しする日で関係各署への連絡に追われたこともあって、絶対に忘れられない日になっています。でもそれはもしかしたら、「忘れんといてな」という願いだったのかも。大丈夫、孫は忘れてません。 さて。 マイルドライナーで模様を描き始めて1カ月。なるべくまんべんなく使おうとしていますが、実際はどうなんだろうと思ってカウントしてみました。 一番使ってた色は一番好きな色ではなかったことにま
2/1に二子玉川本屋博に行ってきました。ひとごみが苦手だから行かなくていいか、と思っていたのですが、やっぱり気になって。オープン間もなくから1時間半ほど滞在しましたが、参加された本屋さんの深い思いが伝わる、とてもよいイベントでした。ぐるぐる回った末、ふだん見かけない本を中心に何冊か選び、ほくほく幸せな気持ちで家に帰りました。いただいたチラシもとてもよかった。 でも、わたしには妙なクセがありまして。 みんなと一緒に楽しみたいのに、気づいたら全然違うところを見ていたり、多くの
#30分読書習慣、101日目からの100日間は、過去の著作物を読むことにしています。で、101~104日目でオイゲン・ヘリゲルの『日本の弓術』を読みました。 30分読んだあと、「ちゃんと読んだよー」と報告するツイートを流しています。少し前から手元の DayOne にも記録を残していますが、振り返りもかねて、読み終えたら note にツイートをまとめることにしました。 オイゲン・ヘリゲルは、かつての上司に『弓と禅』(福村出版)を勧められたのがきっかけで知りました。昭和30年
Twitter でつながっているマッキーさん(@jpasmo)が始めた30分読書習慣、1月22日に100日目を迎えました。 もともと読書に抵抗がないから、1日30分なんて問題なくできるだろうと思っていたのですが、思いのほか大変でした。 たしかに、毎日読むのは習慣づいているので、30分読むのは苦もなくできるんです。でも、最初は「苦手な小説を30分読む」と負荷をかけたのが、習慣づけの観点ではマイナスに働きました。 というのも、私の困った気質(スリリングな展開が始まりそうにな
実家のパソコン(Windows 7)の OS を Windows 10 に入れ替える作業がどうにか終わって、ホッと一息ついている日曜日の夜です。 先週末からOSのインストール(アップデートインストール)を試みたのですが、何をやってもうまくいかず、その上実家のパソコンはメーカーのサポート対象外だったことに今ごろ気づいて、「肝心なときに、なんで物事を楽観的に考えちゃうのかなぁ……」と途方に暮れておりました。 調べてみると、サポート対象外の機種に Win 10 を入れられないこ
落語の特集記事をまとめた雑誌『Didion 02』を友達から借りました。 この雑誌に登場する噺家さんはほとんど江戸落語の方々で、上方落語をメインに聞く私には名前は聞いたことがある、もしくはテレビのコメンテーターなどで見たことがある程度しか知りません。あと、上方落語のように三味線や笛の音といった音響効果がないので、うっかり寝てしまうんじゃないかと不安になってしまうという、なさけない理由もあります。 ただ、いろんな方のエッセイを読み進めるうちに、江戸の落語も面白そうだし、個性
池袋パルコで開催中の「きのう何食べた?」展に行ってきました。去年の夏に渋谷で、秋には大阪で見てるからさすがにもういいかと思ったんですけど、行ってよかったです。 というのも、壁に作り付けの棚に並んだ文庫本が何だったのかがわかったから。前回までは文庫本にカバーがかかっていて、シロさんがどんな本を読んでいるのかがまったくわからず、もやもやしてたんです。 見覚えのある著者や出版社に混じって、「藤田書房(かな?)」「カワハヤ文庫」が混ざっています。それにしても、『マウント境へ』や『
実家に置きっぱなしになっていた本の一部。去年、ダンボール箱にぎっしり入っていたのを見つけました。湿気を吸って傷んでいたので、虫干しして状態が落ち着いてそうなものから少しずつ持ち帰っています。 箱に入っていたのは、20代の頃に好きだったものばかり。昨年は佐藤雅彦さんの『毎月新聞』を持ち帰りました。 文庫版は文字が小さすぎて読みにくそうだったし、この本は装丁が大好きだったので、見つけたときはとてもうれしかったです。 今年は『西欧のかわいいデザインたち』『東欧のかわいいデザイ
月1回、習いごとのために夜行バスで大阪と京都に通っています。で、当然のごとく(?)、大阪と京都の本屋さんにも立ち寄ります。 大阪駅周辺だと紀伊國屋書店、MARUZEN & ジュンク堂書店、梅田蔦屋書店、ブックスタジオなどがあります。なかでも梅田蔦屋書店は朝7時から開いているので、朝ごはんを食べるお気に入りのカフェが開くまでのひとときをここで過ごしています。 梅田蔦屋書店は、円形のフロアが最大の魅力です。通路をただ歩いているだけで、ビジネス、文学、哲学と、さまざまなジャンル
年末年始は毎年、大量の本をリュックに詰めてはほとんど読まずに帰っていました。しかも、実家近くの本屋でも何冊か買ってしまうことも。電車移動だから腰に負担がかかるし、帰りは手荷物も多いので、できれば身軽で行きたいところです。 というわけで、今年は2冊だけに抑えました。休暇中に、これまでの歩みを振り返るつもりだったので、考えを整理するのに役立ちそうなものを選びました。 1冊目『ニューヨークのライフコーチが教えるありのまま輝くエフォートレスな生き方』(関口梓著/大和書房) 「エ
2019年もあともう少しで終わろうとしているときに、あわててまとめようとするわたしもわたしですが、今年出合えてよかったと思う本をメモしておこうと思います。 『贖罪』(イアン・マキューアン著/新潮文庫)小説を読む楽しさを教えてくれた、とても心に残っている本です。 最初の50ページぐらいはつかみどころがなく、まったく気乗りしなかったんですけど、登場人物の心の動きを丁寧に描き出しつつ、その先に起こる事件へと読者を導いていることに気づいてからどっぷりとその世界に浸ることができまし
今回紹介するのは平野啓一郎さんの『私とは何か ―「個人」から「分人」へ』(講談社現代新書)です。 人はたったひとつの個性しかないと考えるより、分人(相手によって態度や言葉づかい、話題を自然に変えている)と考えたほうが無理なく受け入れられるのではないか、という内容です。 前からこの本のことは知ってたんですけど、まぁいいかと読まずにいました。でも先日、小説『マチネの終わりに』での、主人公(蒔野聡史)の描写を読みながら、「もしかして、分人ってこういうことなのかも」と思ったところ
9月に lifehacker で募集していたクラウドファンディング「BLIND BOOK CLUB」で、かつてほぼ日でCFOをされていた篠田真貴子さん選書の本を購入しました(現在は募集終了しています)。 11月初旬、篠田さんの選書エピソードが書かれたカードとともに、3冊の本が届きました。企画の性質上、本のタイトルを明かすことはできませんが、読んでみてどんな感想を抱いたかをまとめたいと思います。 1冊目:書き出すことの大切さを教えてくれる本この本、以前読んだことがありました
あまやどり読書室、今回は渡邉淳さんの『TOEIC (R)L&R TEST 戦略特急スコア育成計画』です。もともと紫色のカバーがかかっていました。 今年の4月から10月ぐらいまで、英文を読む習慣をつけようと思って毎月1冊洋書を読んでいました。半年近く続けた結果、文法や語彙の穴を少しでも埋めないと(少なくとも、大学受験レベルぐらいには持っていかないと)、読んでも力にならないぞ、と思って、11月からは基礎体力を付ける学習に切り替えることにしました。 で、文法や英文解釈の問題集を