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Blind Gurdian:Somewhere Far Beyond〜このアルバムに出会ってなければメタルは聴いていなかったかも〜

私が真剣に音楽を聴き始めたのは高校生の頃で、その頃はTHE STAR CLUBであるとかLAUGHIN’ NOSEといった日本のパンクバンドのCDを聴いていました。
しかしながらある日少しメタルに興味がわき、高校の同級生でメタルのTシャツを着ている奴に、なにか良いのない?と相談してみたところ進められたのがメタリカでした。
確かに「どんな音楽が好きか」と聞かれてよくわからないので「なんでもいい」と答えました。
しかしメタル初心者にいきなりスラッシュメタルは難易度が高く、早々に挫折した私はメタルへの道を引き返したのでした。

その後テーブルトークRPGのサークルに出入りし始めた私は、そこで柳井君という堺市在住の寡黙な男子と友達になり、彼の趣味が洋楽であることから再度相談してみたのです。
今度はきちんと自分の望むものを伝えてみました。

「速くてメロディアスでドラマチックなのがいい、あと歌メロもちゃんとしてるのが望ましい」

正直ちょっと色々望み過ぎかなと思ったのですが、まぁ言うのはタダだし駄目ならパンク聴けばいいしという感じでした。
そして教えてもらったのが「Blind Gurdian」の「Somewhere Far Beyond」でした。
もう一発でKOされました。
速くてメロディアスでドラマチックで力みまくりですがちゃんと歌っており、おまけにファンタジー要素ふんだん。

私の一見無茶に思えた要望は、まさにこの「Somewhere Far Beyond」を違う言葉で言い換えた表現だといえるでしょう。

捨て曲が殆ど無いこのアルバムですが、1〜6までの流れはまさに圧巻で、聴くとテンション爆上がりします、一時期このアルバムが好きで好きで、ほぼ毎日聴いて過ごしていました。
メロディアスなメタル好きにとってはカレーライスみたいなもんだと思っていて、基本的にみんな好きでしょ?中に苦手って人もいるかもだけど、基本的にみんな好きなはずなんです。
ね?
ね??

その後3rdに遡って聴いて、これも結構いいなと気に入って、早く次でないかなぁと思って待ちに待ってリリースされたのがImaginations From The Other Sideであれ??って感じになりまして。

カレーのおかわり待ってたらシチューが出てきたみたいなね。
うまいけど待ってたのはこれとはちょっと違うねんみたいな。

そんななんか違和感を感じてしまい、Imaginations〜はヘビロテとはならず一旦お蔵入りとなりました。

まぁ、かなり経って変な期待感が抜けてから聴き直してみたらこのアルバムも素晴らしいということに気がつくのですがw

そんなメタルへのきっかけとなったsomewhere〜は当然レコードで入手しまして、手に入れて初めて聴いた時に「おや?」と思ったのは2曲目の「journey through the dark」を聴いたときでした。
終盤のアレンジがCDとちょっと違うんですよね。
レコードの商品説明には何も書いていなかったのですが、多分これリミックス版かリマスター版なんでしょうね。

今度は同じバージョンのCDを買ってみようと思います。

本当に何度も楽しませてもらっている素晴らしいアルバムです。


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