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【感想】銀河英雄伝説Die Neue These 8話「カストロプ動乱」(1stシーズン 邂逅 ep8)

お久しぶりの帝国回!!
イゼルローンの話は、物語としてもしっかり描いておかないといけないエピだしもちろん同盟陣も好きだし、なんと言っても面白いので不服はないんだけど、帝国好きのわしとしては、ちょこっと物足りなさが漂っていたここ数話。やっと!!帝国のターンだよ!!!!

仲間が増えたよ!!!

カストロプ公マクシミリアン登場。
の前にマリーンドルフ伯☺️
カストロプ動乱の報を受けてのキルヒアイス。意味深。事前に今度武勲を立てる可能性のあるイベントが起こったらおまえを采配するよって言われてたのかな。言われてるんだろうな。
それにしても真っ赤なお部屋。壁紙選んだのラインハルトやろ?なあ?いい笑顔でおまえの部屋だから赤くしよう!とか言われて断らなかった(断れなかった、ではない)キルヒアイス。甘やかすなあ(にこ)。

やっと元帥府メンバーが出てきてくれた。フルメンバーにはまだ足りないけど、仲間が増えたよ。良かったねええええええ😭

命が下って、跪いて「謹んでお受けいたします」の武士感。
ノイエのキルヒの武士感、サムライ感、大好きなんだよ。ラインハルトとアンネローゼを護る騎士たることを己に課しているのは原作から描かれてるわけなんだけど、そこにさらなるストイックさを追加して、笑んだ時のまなじりの柔らかさがより顕著になるようにしたの、最高。

不満を述べるワイツくん。リヒテンラーデがなぜか気に入っていて取り立ててもらってる立場で君は(笑)。いや、だからこそなのかな。懸念となることを素直に口にするところがリヒテンには好まれているのだったもんね、確か(外伝)。うん。良いね。
リヒテンは本を読む人。キルヒの執務室にも本あったし、意外と本の形式を好む人多いな、この世界。情報摂取と「娯楽」の本が二分化してるイメージなのかな。後々本を書いてる人もペンでがりがり書いてたし。好ましいな。(片っぽは平民なのでインフラが整ってないだけかもしれない)

原作だと不満げなリヒテンラーデに、ラインハルトから賄賂を受け取ってワイツが取りなすように仕向けてたけど、その辺逆転してんだよな。リヒテンラーデの読みが鋭いというか、より謀略家の面が増した気がするので、これはこれであり。ただ、ラインハルトのなりふり構わなさというか、裏で手を回してると言う、キルヒアイスがあまりいい顔をしないであろうことをやり始めてると言うところと、策略を専門にする人材を欲しているという部分が弱くなっちゃったのが少し残念。
何を取るかなので、ノイエはリヒテンラーデを一筋縄で行かない人物として描く方を取ったと思ってる。のちの展開の布石として。ワイツ以外に金品を送って進言させてる可能性もあるしね。

怒れるビッテンと諸将たち

参集されて意気揚々として馳せ参じたら、武勲も何一つ持たない青二才に勅命が下ってぷんぷんするビッテンフェルト。かわいいね。
道原版で、ラインハルトと一緒にいるのが気に食わず、キルヒアイスに喧嘩ふっかけようとするビッテン大好きなので、そういう傾向のありそうなノイエビッテンのこのぷんぷん、とても好き。

閣下が裏から手を回したのだろう。そのくらいしか可能性ないもんね。
武勲のない少将にいきなり名指しで勅命が降るなんて。ノイエハルトさま直談判言行ってそうだし、リヒテンラーデと腹の探り合いしてそうだな。

不満:ビッテン、ケンプ
期待:ルッツ(ラインハルトが側に置いている以上は有能だろ)、メックリンガー(おめーも昔から知ってんだろ!?と突っ込みかけた人多数)
不分明:ワーレン

ラインハルトに期待したのに、裏切られたと感じちゃったのかな。かわいいね。見どころのあるお方と思ってたのに!!ってぷんぷんして行っちゃうビッテン。かわいいかわいい。

双璧ー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

姿だけは元帥杖授与のエピから出てたけど、やっとしゃべった双璧。
小野Dさんと中村さん。耳が幸せなやつ〜☺️

(二人のオーディオコメンタリーが26、27話で聴けるんだけど、そこで話されてた採用されなかった方のお芝居めっちゃ聴いてみたい。プロが判断して採用されなかったものなので世に出すわけには行かないのかもしれないけど。お二人の気心の知れたお話が面白いので、よければしっかり48話まで見たあとは円盤でオーコメも確認してみてくださいね)

海鷲で二人で飲む。元帥府の泉に他の諸将は集まってだべってるのに、双璧は二人で飲む。ここ、重要。いや、それにしてもあの元帥府の泉は何なんだ。何のスペースなんだ。いつしか他の幕僚たちが周りの通路を封鎖し出すんじゃないか?(笑)。諸将たちの秘密の会合が行われてるので、機密漏洩を防ぐために。あれだけ将が集まってたら勝手に誰も近寄らなくなるか。鉢合わせると死ぬ怪異かよ。

ロイエンタールのアンニュイなかっこよさ、すごいな。ミッターマイヤーは陽の光のような人だけど、決して光一色ではないところもとても好き。オベに対する警戒心とかがもやっと出てきてる。ロイエンタールの中に潜んだ、ふとした瞬間に見える熱の表現も好きだけれども。まだまだ複雑さはお預けの双璧。
「閣下に対する想いが吾らとは昼と夜ほど違う」
その、あなたの想いを是非とも聞かせてくれまいか?なあロイエンタールよ???(原作勢の無茶振り)。

約束通り、今まで通り、チラ見せされる閣下との絆。これが明らかになるのはまだ先(26、27話の過去回まで待ってね!)だけど、この二人は他の将とは何か違うんだなってことが端的に表されていたね。

それはそうと、「ああ、忠誠を尽くすのみ」のところの中村さんの「ああ」の音の上がって下がる感じに何となく含みを感じてしまう。これが中村さんがパンフで言ってた何とか効果か、と思っちゃった。(クレショフ効果、でした。策謀第三章のパンフ参照)(ノイエのパンフ、オフショットの画像とか各人のインタビューとか設定とか色々載っててめっちゃ面白いのでおすすめ。星乱第一章のだけ入手不可で悲しい)。

バルバロッサあああああああ!!!!!!!!!!

窓越しに宇宙を見上げて「キルヒアイス‥」と心の中でキルヒを呼ぶラインハルトに呼応するように、バルバロッサ!!!!!!!!
かっこいい。かっこいい。かっこいい。
ノイエの戦艦デザイン最高にカッコよくて惚れ惚れするんだけど、その最たるものがバルバロッサだと思ってる。かっこいい。堪らん。
ブリュンヒルトは優美で美しく、こちらも溜息が出るほどに素晴らしいし大好きなんだけど、単純な格好良さで言うとバルバロッサが群を抜いてると思う。
殺意の高い装備や機動力の高さも相待って、騎士たるキルヒアイスの座乗艦として完璧なんだよ。え、何。まじでかっこいい。先日の銀河の歴史展で再販された古城とバルバロッサのクリアポスターを毎日眺めてる。
語彙力を失うかっこよさ。
キャラ登場よりも遥かにテンションぶち上がってるのは許してくれ(笑)。
ロボットアニメとか見てこなかったんだけど、でっかい強いものにテンション上がるのを身を以て体感してます。立体物欲しい。本当に欲しい。Gさん頑張って!!!!!!

(円盤や配信サイトにある24話までの「Binary Star」が流れる版は、OPの開始が真っ白なブリュンヒルトと赤いバルバロッサが睦まじく空に翔け上がっていくところから始まるので、是非見てね)

(ここまででまだ5分しか経ってないんだが??)(毎度のことながら長いよ)

カストロプぅうう

5000という数、計算づくだよね。多ければ閉じこもってしまったり、無駄に刺激する可能性もある。蹴散らしてくれるわ、がはは!って言えるくらいの戦力差を計算してある。いやあ。さすがだ。

穴をわざと空けておいて突かせる策。わかっていても突撃を命じるカストロプ。多少の犠牲は仕方ない、主君のために犠牲となるなら誉ですらあるだろう。っっっっっはあああああ????
自分でそれを言っちゃうところ、それを強制するところがな?おまえさんはよお???と、思ったけど、自然と部下がその身を捧げてくれる状況って、真面目に怖いな。すぐ感覚麻痺させそうだし、ちょっと間違えば陶酔して勝手に自爆しに行きそうでめっちゃ怖い。忠誠心と共に判断力も備えないとやはりダメだね。イエスマンだけの駒を並べてもおそらく「支配欲」すらも満たされん気がするなあ。自分に独裁者の才能がないだけか?

キルヒアイスの冷静さと豪胆さよ。
ベルゲングリューンとビューローという、年上の部下が応戦を進言する中、それでも手出しはしない決意。

カストロプが先陣切って戦場を駆けるやつなら、この作戦は成り立ってないんだよな。撤退戦ではない以上、殿に位置して前線部隊を犠牲にしているだけのカストロプ。悠々と怯んだ敵の間を抜けてやろうと思ったら、罠発動。ざまあ!!!!!!

艦隊が整然と高速で動くの、練度たけえ…!!!
ラインハルトの下で戦った兵たちも多くいるのかな。あのラインハルトの副官を務めていた人なのだから、命を預けるに値する人だと思ってくれてる気がするな。

「穴を閉じよ」「本艦を敵旗艦の前に」でびったり機動する艦隊超怖い。
バルバロッサかっこいい。
どうあってもかっこいい。何だこれ。かっこいい。

キルヒの降伏勧告、敵艦に通信で聞こえてるものと、自分の艦橋で話しているものとで音質が違ってるの細かいなあ。こういうの、とても好き。
甘い言葉を投げかけておいて返事を待たないのは、あくまでもマクシミリアンへのものではなく、それ以外の全将校兵士に向けたもの、ということだよね。返答は実行で以てしろ、と。助けてあげるから首魁をおまえらの手でどうにかせえ、という、ある種の唆しというか。
キルヒアイス怖い。かっこいい。怖い。この辺もヤンと似てるなと感じる。戦いたくはないんだけど、戦うからには最小限の犠牲で最大限の戦果を。
ラインハルトはまず戦いたい、なのでそこは違う。ただ、どちらが怖いかと言われたら、ヤン、キルヒアイスタイプの方が怖い気がする。

挟み撃ちできてしまう状況で、それをしたくない気分にさせる策。えぐい。応戦しても艦を沈めなかった。それだけの余裕と技量があるという証拠。いくら挟撃できるからと言って、砲火を交えれば確実に沈められる艦が出る。相手にも損害が出せるからいい、ではない。自分が死ぬかも知れない。この主君のために?という揺さぶりが効きまくってる。

いや、もう、これカストロプの自爆なんだよなあ(笑)。
横領はするけど部下には優しいタイプだったらこの作戦は通用しないわけで。それこそ喜んで部下が犠牲になるタイプだったら、キルヒアイス戦いにくかっただろうな。
カストロプの洞察が間違ってないところがまたえぐい。戦力の配置的には勝てる。でも、その戦力はもういうこと聞かないよ。

不満が薄く延々と続いていたような支配下にあると、誰かが牙を剥けば呼応する。その一点がいつ来るかというだけの話だった。ああ。
「臣下の誉」「主君の務め」ああ…‥‥‥。この部下たちもちゃんと忠誠心は持ってるんだよな。最後まで貫けなかっただけで。ただ、それは結局相手に何かと期待するものでしかない。守られる自分でありたいという双方の欲。業が深い。


泉の会合再び

今度は双璧も一緒!
ビッテンの手のひらが華麗にくるっと回ったぞ(笑)。
そうだよね、実力なきものが恩寵だけで抜擢されるのが気に食わないだけで、実力が伴ってたら良いのだものね。
ワーレンがキルヒを閣下のお側に相応しい男ってお墨付きを改めて出してくれるの嬉しい。でしょー!その二人、ニコイチなんでよろしく。
双璧が顔を見合わせてアイコンタクトしてるぅ。弟たちを誇らしげにドヤるお兄ちゃんたちみたいでとても良い。(双璧は幼馴染主従のお兄ちゃんになるといいと思うよ!!ね!!!!)

煽りでバルバロッサをバックに部下たちの敬礼を受けて歩くキルヒアイス。カッコ良い。最高。
陛下からも勲章授与されて、たくさんの賞賛を浴びて、それでも心を占めるのは金髪の天使姉弟。ブレないな、君は。最高か。最高だったわ。知ってる。

あ、勲章授与、リヒテンラーデが元帥府まで赴いてくれてんのかな?ラインハルトはいないけど、双璧をはじめとした諸将はいるね。
何でラインハルトいないんだ????(今頃気付いた)

幼い頃からの二人を思い浮かべて瞳が柔らかくなるの、いいな。
と思ってたらイゼルローン陥落の報。ここで届くんだな。
どうでもいいけど、いつも敬語で丁寧に話すキルヒが「入れ」とか短い命令口調になるの、そこはかとない良さがあるね。

イゼルローン陥落の報、三長官の驚き方は予期せぬもの。キルヒアイスは既に予見していたものが来たか、という受け止め方をしてるっぽいよね。
三長官の見事なお髭がとても好き。シュタインホフさんの「信じられん」を聞くたびに、あなたのお髭も信じられんもふもふさ加減ですが?と心の中で突っ込んでしまう。

リヒテンラーデが恭しく状況報告してる横で、とことん興味のなさそうな陛下。いよいよかとか考えてるのかな。それとも同盟に滅ぼされるのが先になるやも知れんな、何をしているんだ、ローエングラム、とかそういう?

睫毛ばっさばさ閣下が麗しいな!!!!!!!(台無し)
アスターテのあの男が再び。自分がラインハルトに比肩するのではないかという危惧を口にしたばっかりに、マジで出て来るじゃん!とか思ってそうなキルヒ。名前を口にして目を閉じるラインハルト、美しいな。


役者が揃ってきた

オベ登場!!
お人払いをって言われて、拒否
→キルヒアイスはわたし自身も同様だ。それを知らないのか?
→存じております。

はい、せーの。
知ってんのかい!!!!!!!????????

いやあ。狂ってんな。好き。
引きも間を置きもせず「存じております」と言えるのがすげえよ、オベ。
そりゃあわかってるから声をかけたんだもんな、あの時。

「キルヒアイス中将」「元帥閣下」と呼び合う二人、完全によそゆきモードに切り替わってるね。ふふふ。この使い分けがとても好きなので、嬉しい。
隣室に控えていると言われて、キルヒに視線を遣らずに承諾するハルトさま、警戒心ばりばりでかわいい。

オベ、その声量でよく声届くな?よっぽどお部屋が静かなのと、伝播しやすい声なんだな。もっと腹から声出そうか!?とも思うけど(笑)。

急に!!!お目目を!!!!!出すな!!!!!!!

義眼だからいいのか?いや、よくはないよな。
そんな、手も洗わずぺろっと出していいの?というか、そんな簡単に取れんの?お手手洗ってきなさい!!!!ラーベナルトさんに叱られるよ、オベ。

これをご覧くださいって言われて素直に見てあげるラインハルト。
何だろ、かわいいな。
キルヒアイスに話したことはツーツーだってわかってんじゃん。そりゃわたし同様って言われても知ってるって言うわな。

(あ、お目目戻した。痛ってならないの?わし、心配)

ゴールデンバウム王朝って言うオベの声の震えがとても良い。揺らぎのように現れる憎悪。先日諏訪部さんのインタビューで、彼も人間なので表面には現れない「心」を以て演じてると言ってはったけど、こういうところなんだろうな。単純に平坦な話し方をしてるんではなくて、感情の抑制やコントロールを効かせてるだけで、熱がないわけではないのだと思わせてくれる。常人にわかりやすい熱ではないけど、熱のない人間には憎悪を継続して抱くことも、自主的に動くこともできない。力を揮うこと自体は自分に才がないとはいえ、最終目的を諦める気はない。熱、あるよね、オベ。その、ひたむきさがある種の魅力。憎悪を起点にしているからこそ、最終的にラインハルトと共鳴する分があったのかもしれないね。

「つまりあなたです」のところも熱が感じられていい。ほんの少しの声の張り、言葉の速さ、そういうので逸る心と熱情がゆらりと見える。

でもばっさり(笑)。
寄りかかって来るだけのやつは要らん。ラインハルトの価値基準としては至極当然な気がするな。キルヒ素早い。ラインハルトの声は絶対聞き逃さないし、何かあったら即応できるように扉のそばで待機してたんだろうな。さすが守護騎士(概念)。

オベからの反撃!!
所詮あなたもこの程度の人か。結構、キルヒアイス中将ひとりを腹心と恃んで、あなたの狭き道をおゆきなさい。
っっっっっっぁああああああ。煽るねええええ!!!!
抜け抜けと言っちゃえるのいいよ、大好きだよ、オベ!!!!
ラインハルトが本当の意味でキルヒアイスしか必要としてないこと、わかってんだよな、オベ。マジでタチ悪い。最高。

光には影が従う。その摂理も若い閣下にはお分かりにならぬか。
ダメ押しでまだ煽る。好きだ。

ノイエのキルヒは多分もう少しオベがラインハルトに許可を得ずに接近するとか、目玉をうりうりするとかしてたら(せんだろ)、問答無用で撃ってると思うよ。舐めちゃあいけないな、オベさんよ。彼が撃たなかったのはもちろん相手が丸腰だからってのもあるだろうけど、ラインハルトさまのお部屋の絨毯を血で汚したくな1いなとかそういう方面の忌避感もあってのことだと思うよ。
金髪天使姉弟の敵であることが確定したら問答無用でしょう。
あ、よく考えたらオベとオベの部下になるあの人、両方ともキルヒに銃口を向けられたコンビなんだな。感慨深いねえ(え?)

忠犬ですから

ラインハルトがふっと手を挙げて制する気配だけで、銃口をおろすオベ。どこかで背中にも目があるのかwとか言われてたけど、合図を待つ軍人が背後の気配に疎いわけがなかろうに。むしろラインハルトの一挙手一投足、ひとつも漏らさずに感知してこそのキルヒアイスよ。

しばらくオベとキルヒアイスでばちばちしてるの最高。
光と影の攻防なんよな、水面下の。
ラインハルトさま空気読んで。ゼークトさんとか、いいから、今。あなたのことで起きてるんですよ、目の前で攻防が(笑)。

「どの職が欲しいか?」
権力奪取の手伝いをしてやろうか?という傲慢な問い。興味あるようなないような、面白がるような声音が含まれているね、陛下。

跪く天使。
瞳がきれい。
(語彙力を吹っ飛ばして来る推し。美の圧が高い)

バラ園の会話、好き。
陛下が品のいいおじいさんにしか見えないところが、威厳とかそういうのとは無縁に暮らしたい俗物でもあるんだなと思えて物悲しい。
薔薇の手入れ、アンネローゼのためにしてたりすると嬉しい。というか、アンネローゼって小さな薔薇とかそういう意味の名前だと思ったら、全然違うかったようで衝撃を受けた。薔薇、関係ないんだ‥??いや、帝国語だから、どこかで薔薇の由来が入っててもおかしくないはず。で、陛下は薔薇を大事にするし、後々アンネさまに株分けされたと信じている。ノイエ時空はそれが起こり得る関係性だと思っている。

「せいぜい華麗に滅びるが良いのだ」

ゴールデンバウム王朝に対する復讐者。
ラインハルト、オーベルシュタイン、フリードリヒ4世。
それが全員出てきたんだな、8話。と思うような構成。
フリードリヒ4世のあり方に、てめえ皇帝だろうがよと思う向きもあるけど、多分そう言うのも含めて嫌だったんだろうな、この人、という気がして来る。皇帝として何らなすこともない己を見限っているし、自身ができることを探す気もない。目の前に現れた華麗で強大な復讐者の手によって、壊れるさまを見届けたい。そういう心境かな。どうかな。

お分かりでしょうに。お人の悪い

思いの外、不機嫌そうな声。キルヒが感情を露わにしていること自体珍しい。親友を優先するがあまり普段抑え気味だから。
ふって笑って怒るなって宥めてくれる天使ににっこり。(注:不機嫌にさせた原因は天使の側にあります)

門閥貴族の手先ではないかと疑って…‥?いや、もっと根本的なことだと思うよ、ハルトさま。
頭は切れるが癖があり過ぎる。正当なオベの評価ありがとうございます(笑)。

オーベルシュタインは自分の目的を果たすために、ラインハルトを利用しようとしている。それを察しているからこそ、目の前の赤い人がもやもやしてるんだと思うよ、ラインハルトさま?ちょっとは自覚的になってくれるかい??

んんん前髪ぃいいいいい!!!!!!

原作にね、あるんだよ。しなやかな指を赤い髪に絡ませる描写が。外伝とか特にマジでどういうことなの!?ってくらい頻繁に。
とはいえ、映像としてお出しされることの破壊力。すごいね。すごいよ。
キルヒが驚きも嫌がりも照れもしないところが、何度も繰り返されてきたことなんだって「慣れ」を突きつけて来るのもすごい。

甘えてんなあ。精神安定剤と、だから怒るなって言うお願いと、無意識に込められた諸々を、キルヒは正確に受け取ってるんだろうな。この二人、本当何なん。かわいいな。かわいいんだってば!!!!!

オーベルシュタインは役に立つ。
どこかでオベが汚いことをやってくれるから、キルヒアイスにそれをさせなくて済む、と考えたんじゃないかみたいなことを書いてる人がいて、それもありそうだなと思った。向き不向きで、向いてる方にやらせようと言うのもあるけど、そもそも暗いところをキルヒアイスに見せないでおこうというね。そういうの、キルヒアイスは隠さないで欲しいと思うと思うけども。

ああ。思いやりがすれ違う。


盛りだくさん帝国回でした!

そんなこんなで久しぶりの帝国回、
内容が濃い。エピソードも多い。ぎゅっっっっっっと濃縮。
はああ。満足。

来週は「それぞれの星」。
良いエピだよね。しみじみと。来週も見てね!!

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