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【感想】銀河英雄伝説Die Neue These 14話「皇帝崩御」(2ndシーズン 星乱 ep2)

14話!!

開始早々不穏

集められたと思ったら、皇帝の死に対してめっちゃ怒ってる上官、怖いな???元帥府のメンバー、直接的ではなくともラインハルトの目的をある程度共有してるんだよなあ。それでもついてくるんだから、この帝国の体制下においてはすごい度胸の人たちだ。
その不穏の塊に元帥の地位を与えた(与える道筋をつけた、後押ししたという形かな)皇帝は死んでしまったわけで、あとはお前ら(=貴族)で何とかしろ感が‥。あ、結局華麗なる滅びを見られずに、F4は逝ってしまったんだな。折角お膳立てしたのに。
勝ち逃げした感があったけど、F4自身の見たいものは見られなかったのかもしれないと思うと、誰も勝ってないな。勝ち負けではないというのは承知してる。

オベの言葉に諸将が驚いたの、自分たちはラインハルトの目的を知っていて着いて来ているけど、途中参加でラインハルトが集めたわけでもないオベも、同じ位置にいることを知って驚いたのかな。ただ策略をめぐらせるだけの役職としてそこにいるものだと思っていたら、同志としてそこにいるらしい、と。
それにしても2回繰り返すオベに笑ってしまう。律儀だ(笑)。
諸将たち、同志だとわかっても、え、こいつが?いやだけど???みたいな顔してて面白い。アムリッツァでブリュンヒルトの環境に立つオベ見て、何かなーと思ってたの、一人や二人ではあるまい???

皇帝の三人の孫をめぐって争い勃発。オベの読みはいつも正しいなあ。

無邪気な孫娘たち

ノイエの膨らませ方が大好きなわしですよ。孫娘ちゃんたちの描写も、大好きに決まっとる。
葬儀までの時間、歳の近いエリザベートとサビーネは、庭園で語らう。明日のピクニックの主導権程度の軽さで。

孫娘たちの、絶妙な上品さと世間知らずなお嬢様感の表現、凄すぎない?
「おばかさんね」とか言いそうやん!?(言ってると思ったら言ってなかったよ。ずっと言ったと思ってた。何でだ???何回も観てるはずなのに)。水を掛け合ってるのも、ちょっと拗ねた顔を見せるのも、2歳差の従姉妹同士の戯れ、かわいい。かわいいところが残酷。
呼ばれて駆けていくさまが、手を振り回さない走り方で、悶絶した。貴族のお姫さまたちだ‥!!!!

そしてここにはいないエルウィン。
ブラウンシュヴァイクとリッテンハイムの娘たちが仲良くできるなら、エルウィンも…って思うけど、あっちは直系だから、大人たちが会わせなかった可能性もあるのか。せめて従姉妹と楽しく遊ぶことができれば、エルウィンも何か変わったのかもしれないと、孫娘ちゃん二人を見ていたら思ってしまうなあ。
エルウィンの孤独が辛い。あんな広い部屋にひとりぼっちで。おもちゃも散らかしたまま。顧みられていないことがとてもよくわかる。
本来もっと大事にされると思うんだけど、まだ小さいからってのと本人の性格もあってか(五歳だが??)、エリザベートとサビーネの方が大事にされてるんだなあ。そりゃ貴族からしたら、彼女たちの夫になったほうが実験を握れるチャンスがあるもんな。
決して皇族だけのあれこれじゃなくて、貴族連中の力学も働いているからこその、エルウィンの境遇なのか。F4が軽んじられていたからというのも間接的には関係あるのかなあ。自分のためだけならF4のあり方は面白いと思うけど、エルウィンのことはもう少し考えてやれよ、F4。華麗なる滅びを、孫に背負わせるんじゃないよ‥。

皇帝の死が始まり

この葬儀の列席者のうちの、どれだけの人が本当の意味でF4の死を悼んでるんだろうなあ。アンネさまだけということは流石にないとは思うんだけど。
あ、娘二人は悲しげな眉根をしているようだな。夫たちは互いに牽制する方に意識が行ってそうだけど。実際娘に対してのF4ってどうだったんだろ。寵姫囲ってやりたい放題のクソ親父…なのかな。いや、そうだろうけども。

兎にも角にも、アンネローゼさまはどれだけ複雑な感情を抱えていても、普通に皇帝の死を悼んでいると思わせる描写があって、ほっとする。

孫娘たちは祖父に対する哀悼とかはなさそう。邪気なく次の皇帝の話ができるくらいだし、悲しみとは無縁なんだろうなあ。サビーネがエルウィンを見る視線と、ブラウンシュヴァイクがエルウィンを見る視線、意味合いが全然違うんだろうな。サビーネは従弟久しぶりに見たなくらいの感情で、ブラウンシュヴァイクは、あれが直系の孫ならうちの娘のほうが有力だくらいの打算的な視線。貴族め…。

姉上を見つめるラインハルト。言いたいこといっぱいあるんだろうな。
姉上の悲しげな表情を見て、何でって思ってそう。そこから慮ることができれば、きっと何かが変わったんだろう。でも10歳で時が止まっているような少年だから。複雑な感情に思い至れないし、それを察することもできない。不器用で、まっすぐで、悲しい。

で、そこに置くんかい!!!!!!!

姉上遠慮して足元にお花置いてたのに、弟の方は手の上に。
いや、でも、薄々自身の昇進や環境の裏に、姉上だけではなくF4の思惑も混じっていたのだと気付いているのかもしれないなあ。そういう意味での手向け。もう少し自分の手で引導を渡してやったのに、という怒りもあるだろうけども。
どうなのかな。少しはF4の思惑をどこかで感じ取ってもいたんだろうか。もしそうなら、自分の手で引導をというのも、怒りと共に、その演出に乗って派手に殺してやるという双方にとっての到達点だったのかもしれない。
姉上とF4もだけど、ラインハルトとF4の間にも、何らかの共通の「目的」が存在したんじゃないかという気にもなる。(真にF4の望むことは復讐としてはやらんのじゃないかとも思うけど。何だろうなあ。無意識の感応というか、ねえ)

オベの解説で、現状認識はバッチリだ☆
それにしても政争の道具にされる孫たち、かわいそうだ‥。でも、ラインハルトの視点から見れば、今まで貴族として特権に浸り切ってきた子達でもあるので、同情には値しないんだろうなあ。わかるけど。やっぱり悲しいね。

オベの読みの鋭さに驚いているのかい、それとも自分たちと同じ予測をしたことに驚いているのかい?はたまたそれをきっぱりと断言したことに?
その中で動じないキルヒ。ラインハルトもだけど、オベの言ってくることは大体予想ついてて、二人で共有はしてるんだろうな。もしオベとラインハルトの間でだけで通じる何かなのであれば、キルヒの表情はもっと変わってくるだろうし。

そんな公衆の面前で微笑んではいけません、ラインハルトさま!!!!

葬列の描写、いいなあああああ。
棺の横に控えている兜被った憲兵?門番?のデザインがまたかっこいい!!!!帝国軍の衣装デザインどストレートに好みなんだよ。


個性は門閥貴族登場

フレーーーーーゲル!!!!!登!!場!!!!!!
いやあいいキャラだ。この上擦ったような声、唯一無二だなあ。
めっちゃ腕の動きがうるさい(笑)。
フレーゲルはまだ若いからか、何よりも下賎の身分の成り上がり者が皇帝の葬儀に参列していたことにご立腹で、ブラウンシュヴァイクはその上で、政争の方への懸念の方が重要。同じ門閥貴族の一門だけど、微妙に違うのが面白い。フレーゲルはこの、大局を見ずに自身の不快のみで敵対心を燃やすだけの小物感があるんだよな。いや、ブラウンシュヴァイクにしても自身の権力基盤にしか目がいってないんだけど。より小さきものがフレーゲル。個人的な好悪だけでこれだけキャラ立ちする振る舞いができるんだから、いっそすごいんだ。

ああああ。フレーゲルよ。おまえさんの従妹だろう、エリザベートは。
政争の道具にされようとしてるのに、加担するんじゃないよ。それとも貴族の家に生まれたからには、道具になれってか???おおおお???おまえは道具にならんのに??
貴族の家の中でも序列があって、こういうのさあ‥。もういっそ、三人の孫で孫戦線作って抗っちゃってほしいわ。

すべては姉上のために

宮廷内の工作というのは、当たり前だけどすべて筒抜けになるんだな。というか、こういうのの情報源はアンネさまじゃないだろうから、まだ出ては来ないけど、男爵夫人なんだろうな。メックリンガーを通してるのかもしれないけど。ノイサガでヴェストパーレ男爵夫人の名が出たようなので、ノイエ時空でオミットされているわけではないということが分かって、わしは嬉しい。外伝キャラなので、本編に挟めてないだけなのな。登場を楽しみにしてるよ。シャフハウゼン子爵夫人も楽しみだ。ノイエは絶対魅力的に描いてくれるはずだもの。(美形にという意味ではないよ)

ラインハルトが女帝になったら孫娘たちはどれだけの夫を持たなければならないんだろうなって笑ってるのは、父親たる貴族たちのクソさ加減であって、孫娘たちの境遇ではないよね。父親の権力のために道具にされる孫娘に対しても、貴族だからってのであんまり同情的でないのは仕方ないけど、境遇的には姉上に近いんだよね。でも、多分それを認識したらラインハルトは立ち止まらないといけなくなるから、無意識に考えないようにしている気がする。憎しみが先立って気付けないんだとも思うけど、何にしろアンネさまの忠告を受け入れて実行できるほど、怒りは鎮静化できないのがラインハルトなので。

ここで、本来のアンネさまを救い出すという目的は達成されている。でも、幼年学校に入って軍人となって見てきた銀河帝国の「腐敗」に対して、体制自体を覆すことに目的がスライドしたから、止まらない。
ラインハルトが小物なら。あるいは才能がある程度で収まっている人物なら。アンネさまを宮廷から切り離せた時点で、到達点に達したと思えたのかな。

姉上に居心地のいい居宅を探したい、と声を明るくしてキルヒアイスに頼むラインハルト、かわいいね(現実逃避)。
そうだよ、キルヒアイス。二人が取り戻したかった日々が、ようやく手に届くところに来たのだよ。


読み通り

リヒテンラーデの、秩序を重んじるからこそ門閥貴族にいいように権力を振るわれるのは牽制したいという感覚、意外とちゃんとしてるな。いや、リヒテンラーデも門閥貴族の家系だろうから、自分のところだけが落ちぶれるのはいや!という意味だとも思うのだけど。
ワイツくんだ!的確なことを言ってくれるから、リヒテンラーデは重用してるんだろうな。リヒテンラーデもきっと、取るべき道はわかっていて、迷っているというか決断の一歩を欠いてる状態だったから、その一歩を肯定してくれる意見が必要だったのかもしれない。

番犬発言来た!!
強い番犬、いるぞ!!!油断すると喉元噛み切られるけどな????
リヒテンラーデの一段視線が下がる演出好き。もう決めておられるのでは?に対する反応として、色々含んでるなあ。
強さにおいては異論の出る余地はない。そりゃあもう!!ね!!!
(推しが脅威に思われるのを喜ぶOTK。きゃっきゃ)

また双璧二人で呑んでる。いつも二人で呑んでるね。
呑んで意味深なことを言う二人ってキャストさんに言われてて面白かったな(笑)。双璧の二人の掘り下げは3期まで待っててね。ごりっと深く行ってくれるからね!!それまでは、他の将より何だかちょっとラインハルトとキルヒアイスの近い距離にいる有能お兄さんたちだという理解でOK(………OKか??)
酒だけ飲むな!!何か一緒に摘みなさい!!!肝臓いわすぞ!?(笑)

すでにオベは気に食わない枠だ。さすが(?)。
ミッタマ、ちゃんと心配してくれるの優しい。お兄ちゃん…。
ロイエンタールもミッターマイヤーも声が良すぎる。顔もいいが。
閣下に対する想い。そこんとこもう少し聞かせろよ、ロイエンタールよ。んん?

銀英伝において怒りと雷は親密な関係。
フレーゲル、怖いよ…。
金髪の孺子に取り憑かれすぎだぞ、君は。


フェザーンの裏の顔

地球教・・・・・・・・・・・・・・(原作履修者故の複雑な心境)。
猊下とか、滅多に聞かんよな。
帝国の辺境と、フェザーン回廊の中央部、どうやって通信繋いでんだろうね。通信のラグもないような世界なので、繋がりさえどうにかできたらリアルタイム通話は可能なんだろうけど。

慇懃無礼なルビンスキー、とても良いね。
完全なる忠誠なんか鼻で笑っているはずなのに、しっかりと装ってる。
地球とフェザーンのつながりが明らかになったね。フェザーンが戦争を操作していると見せかけて、そのさらに裏に地球の影。
忘恩の徒、ねえ。

「帝国か、同盟か、地球か。‥‥それとも、俺か」

一度は言って見たいセリフ。国家勢力に自分を並べる増長っぷり。いいぞ、フェザーンの黒狐。


一方帝国。即位式の朝。
エルウィン自分で起きてる。えらい!えらいぞ、五歳児!!
感情のないような声で話しかけられるの嫌だよね。侍女さんには侍女さんの言い分はあるのだろうけど。
足ぷらぷらしてる五歳児。本当はもっと行儀良くもできる年齢なのかもだけど、そういうの教えてあげる人いなかったんだろうな。
大人がいっぱいいる意味もわからず、玉座に座らされて。

美人のお兄さんが自分に対して跪いてるのを見て笑うエルウィン、ドSかな???(こら)。

強いって聞いてたローエングラム侯を見て、子供心でわー!ってなってるんだったらかわいいけど。無邪気なエルウィン、それはそれでしんどいから困る。

まだまだ昇るラインハルト。キルヒアイスを一気に上級大将(対象すっ飛ばし)に昇進させて宇宙艦隊副司令長官任命する職権濫用発動。親友は隣にいないとダメだもんね!!!この幼さが危ういし、魅力でもあるんだよ。
抜かされて一番悔しいはずの双璧二人が顔見合わせて、にっこりしてるので、よし!!!(よしではない)

言わんこっちゃない。オベからめってされてるぅ‥。
でもそこで間髪入れずにオーベルシュタインも中将に昇進して宇宙艦隊参謀長、元帥府事務長兼任することになってんだぜって釘刺すようにナレ入るの面白い。いや、オベの指摘も分からんでもないけども。ラインハルトの横車により命も助けてもらってるんだよ、君は。

それにしてもコート!!!かっこいいね。
シンプルながらラインがめっちゃきれいで、ラインハルトにめちゃくちゃ似合う。かっっっっこいい。キルヒアイスやミュッケンベルガーも着用してて、こっちもかっこいい。当たり前だな。かっこいいぞー!!!!

ミュッケンベルガー、ノイエで大分有能な人物描写になってるよね。大した失敗もしてないし、外伝の要素はまだ入ってきてないし。陰気でムカつくってオベを更迭したのと同一人物だとは思えん(笑)。
時機を見誤ることもなく、退いてる。食えんな。

敬礼でちょっと肩が上がってるのとか、コートの皺の拠り方とか、すごく丁寧な描写でたまらんね。コート着用のラインハルトのスタイルが国宝級でこれもまたたまらん。国宝?銀河の至宝だったね、失敬。

ミュッケンベルガーの問いに、敬礼のみで答えないところがね。それを許すミュッケンベルガーも、互いに言葉以外のもので理解している部分があるんだろうな。
窓越しのシーン好き。最後までキルヒアイスがミュッケンベルガーを見ているのもいい。ラインハルトは過去の人に対しては遺恨も残さない代わりに、興味もない。キルヒアイスは例えどんな人であろうとも、去る人に対して何らかの寂寞を覚えているのかな。あるいは、いずれラインハルトが退く時のことを考えたりしたんだろうか。盛者必衰を意識しているのは多分キルヒアイスの方なんだろうな。ラインハルトももちろん自分の力が永遠だなどとは思ってないけれども。


小さいの定義をお教え願いたい

地上車の中で、姉上の様子を伺って微笑み合うラインハルトとキルヒアイス👍この日をどれだけ求めていたか。十年。十年だよ。長かったね。

三人で笑い合うこの一瞬が、尊すぎて………時間よ止まれ。
ここで終わりでいいじゃん。三人は幸せに暮らしましたとさ!おしまい!!!終わろうよ…(泣)。

対アンネローゼの、ラインハルトの声。弟として、姉上を慕ってるその気持ちが全開になって溢れた、明るい声。かわいいね。
かわ…小さい!!!!????小さいって何?????これが??????????

ノイエサンスーシにあったアンネさまの居宅、どれだけデカかったんだろ。3話で出てきたのが一部だとしたら、やはりこれでも「小さい」になるんだろうな。3話のキルヒアイス家のお隣の家も、貧乏貴族の家としてはやはりでかいと感じたもんな。日本の住宅事情に照らし合わせてはいかんとは思うけども。

無限の負債。ラインハルトがアンネローゼに負わせたと思ってる負債。
確かにあの時アンネローゼが拒否していたら、ラインハルトは今この世にいなかったかもしれない。それがわかるほど聡明だったからこそ、姉上を犠牲にしてしまったという罪悪感と、姉上にそんなことを強いた皇帝と、それを許す社会構造そのものにも憎悪が向いた(帝国自体には貴族への反感が大きいけども)。
でも、多分アンネローゼはそんなことよりも、ラインハルトとキルヒアイスが共に平凡に暮らしてくれる方が良かったんだろうな。でも、弟たちの才能なんかもわかっているし、彼らが自由に生きてほしいと願っているからこそ、何も言えなくなってしまう。優しい人だね、本当に。
みんなそれぞれがそれぞれを思い遣っていて。もう少し言葉にする機会があれば、そしてそれが許される環境があれば、違う未来を描いていたかもしれないと思わせる、そんな悲しさが含まれたシーンだね。

姉上の元から辞去した途端、軍人モード。そう言えば、私服でも良かったんじゃないのかね???(護衛も兼ねてるから軍服なのかな)。
キルヒアイス、ミッターマイヤー、ロイエンタールの三人で作戦計画中とか、めっちゃ強いやん。三人で海鷲行ったりした?お兄ちゃんと親交深めた??ちょっとそこにラインハルトも連れて行ってあげてよ。ねえ??
正攻法の部分はキルヒアイス、ミッターマイヤー、ロイエンタールが作戦立案に関わって、裏での工作はラインハルトとオーベルシュタインが画策してるんだろうな。そういう明暗、危ういよ。ねえ。

ヤン・ウェンリーを封じる作戦。キルヒアイスに告げて、彼の瞳が驚きを示したことに、少し目を細めるラインハルト。描写が細かい。
ちょっと試してるところあるのかな。

ユリアンの紅茶飲みたい!!

イゼカフェで飲むしかない!!いつも本日の紅茶を二種類から選ばせてくれるよね。めっちゃ迷うんだ、あれ。どちらも美味しそうで。

鼻唄歌いながら紅茶を淹れるユリアン、めっちゃかわいい。丁寧に紅茶淹れてくれるなあ。
ユリアンを見ながら、子どもだなって思ってたのかな。この子もとうとう軍属になってこんなところまで来てしまったのかって。で、子どもというキーワードから五歳の皇帝に思考が繋がっていく、と。

帝国を二分する戦い。誘惑に駆られる。
二分した勢力の一方と手を組む、あるいは疲弊するまで待って勝った方を討つ。帝国を倒す算段を付けられるヤンがすごくもあり怖くもあり。
勝ちを求めると際限なく卑しくなってしまうと自制できる人で、本当に良かった。
ヤンの言葉、ユリアンはピンと来てないんだよね、これ。何を言ってるのかなって顔してるし。ただ、ユリアンはヤンの役に立ちたいと思っても、この時点でヤンの考えていることが全てわかるなんて思い上がってはいないので、敢えて突っ込まないのかな。

穏やかな親子の会話。いいねえ。
シェーンコップ自ら射撃の手解きしてくれてんのかな。それともシェーンコップの指導のもと、ローゼンリッター全体に教わってるのかな。イゼルローン日記だと、一緒に訓練させてもらってるというようなニュアンスだっけ。また今度読み返そう。
そうだよねえ、せめて自衛の武器くらいは持っててほしいし、自衛手段があると思わせてほしいよね。
司令官が自ら銃を取らなければいけないような状況になったら負け。それはわかるけども。それは戦局の話で、司令官自身の命を護るという話とはちょっと違うぞ、ヤン。
でも、そうならないような方策を考えている、ということに関しては全幅の信頼を置いているからこそ、返しが僕が守って差し上げますよ、になるんだよな。ヤンがそんな窮地に陥る戦い方をするわけないと信じているからこそ、未熟でも自分が守るという軽口が言えるというか。うーん。上手く言えんな。ユリアンはシェーンコップに筋がいいと言われただけで増長するような子ではないから、多分ヤンへの信頼の表明という意味合いが強いと、わしは思ってる。

あ、ナレーション裏の会話聴きたい!!!

宇宙が回転する。数多の思惑を乗せて。

14話も盛り盛りだったね!!
姉上を取り戻すという目的は一つ果たしても、止まらないラインハルトとキルヒアイス。その先を目指してしまったから。
門閥貴族と一口に言えないはずだけど、そこを見ることはしないラインハルトはやはり危ういんだろうな。

色々考えちゃうね、銀英伝は。
さらっと見るのも楽しいし、深くのめり込んでも楽しい。
最高だ✨また来週!