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【感想】銀河英雄伝説Die Neue These 16話「発火点」(2ndシーズン 星乱 ep4)

14、15話くらいで動き始めた物語の下準備がしっかりと整って、こっから点火!という感じの16話!!

才媛登場

マリーンドルフ領、風光明媚だ…✨
ヒルダー!!!!!!かわいいよ、ヒルダ!!!!
ドレスっぽい服装の領民たちと対比して、パンツルックの軽装姿の伯爵令嬢。
ヒルダは、女性らしくありたくないということではなくて、そもそも女性らしい男性らしいというようなことを気にしない人という捉え方がされているノイエ版のヒルダ。女性らしくありなさい、という忠告や圧力に対しては反発するけど、それは窮屈さあるいは誰かから強要されることへの反発であって、ヒルダ自身がスカートが履きたきゃ履くし、パンツの方が動きやすい時はそうするし、馬にも乗るし、山歩きもする。そういう自由闊達な印象が顕著。
女性らしくありたくないというのも、結局女性らしさに対するこだわりの反転でしかないわけで、二分法から抜け出せていないと思うんよね。だからこそ、そういうこだわりからそもそも解放されている人物として捉えている(と見える)のが、とても好印象。
反発心をなくしているわけではもちろんないとは思うけど、より軽やかで好ましい。わしにとってはね。
容姿の面でも、イコール少年というわけではなくて、ともすれば美少年にも見える、というようなラインが絶妙で好き。
当初はこの後の期でスカートだったとこもあって、わしの苦手な恋愛要素盛ってくるのかと若干の不安を覚えたりもしたんだけど、単にヒルダが自由な人ってだけだったんだなあって安心した。少なくとも今のところは。

ハンスの丸眼鏡、いいな☺️
というか、帝国の眼鏡勢だ。珍しい。老眼はカウントされないのかな。エーレンベルクもモノクル使ってたし。これでおしゃれ眼鏡だったら、それはそれでいいぞ、ハンス。
ハンスか。そうか、ハンス。頑張れハンス(後々の期で来るだろうエピソードを思うとめっちゃ労いたくなっちゃう笑)

ハンスの質問に直接的には答えず、意味深に微笑んで、お父様はお元気かしらってはぐらかすヒルダ。こわーい。好き💕

サンルームがめっちゃ開放的。
良いお屋敷だ✨

マリーンドルフ親子の会話、とても可愛いね。というかヒルダの可愛い声が素敵。鈴村さんお気に入りの、腕を後ろに回したヒルダのポーズ(笑)。いやあかわいいなあ。あざといなあ。天然でかわいいヒルダ、とても良い。

と思ってたらすんげえ洞察力見せつけてくるから怖いぜ、ヒルダ。
マリーンドルフ伯爵の、中立でいたいという気持ちはとてもよく分かるなあ。と思う反面、無責任というような気もする。いや、望んで貴族になったわけではないというのはこういう場合にも適用されて然るべきだとは思うので、責める気はないのだけど。
蚊帳の外にいたかった貴族がどれくらいいたんだろうね。
どちらにせよ、マリーンドルフ伯が軍人じゃなくて(あるいは軍人として優秀とは言い難い人だったのかもだけど)、権力中枢にいる有力な貴族というわけでもなくて、本当に良かったね。メルカッツさんのような立場の人だったら、あの手この手で引き入れられてしまってただろうから。

子どもに問われるまで決断を先延ばしにできていた立場だったんだよね。

「お父さま」

一気に声の調子が変わるところ、大好き。

こんなでたらめな帝国が500年続いているということがすごいや…。
そろそろこの国、あるいは王朝は滅びるだろうって言い出す娘に対して、マリーンドルフ伯、驚きはするけどそこまで驚愕という感じではないの、薄々もう長くはないだろうなと考えるだけの嗅覚は持っていたのかな。口に出すことはできなくても。マリーンドルフ伯、現在の社会に対して違和感は持っていても、自分は安穏としていられる側の人間だし、起こす行動に説得力を持たせることができないと思っていたのかもしれないね。
灼熱の竜騎士を今ちょうど読んでるんだけど、アルマンのような、所詮は恵まれた立場のお遊びと見られて、力になり得ない立場というか。

ヒルダがこういう考えに至った素地は、マリーンドルフ伯から図らずも継承されているものだとしたら、わしが嬉しい。

マリーンドルフ伯、本当にすごい。
よほどヒルダを信頼しているんだなあ。
対してヒルダ、面白い時代に生んでくれてさんきゅ!って言えちゃうのもすごい。めちゃくちゃわくわくしてるよ、フロイライン。かわいいね。
ちょっとちゅってしてるのもかわいい。挨拶のキス。まだだったもんね。
(ドイツってかヨーロッパだと左右に2回が多いけど、廃れたのか変容したのか…?笑)

即乗り込む

せっかくマリーンドルフパパのところに帰ってきたと思ったら、翌日くらいにはオーディンに向かってるよね。即断即決。果断速攻。すばらしい。
いつ貴族たちが行動を起こすかわからない以上、急がないといかんもんね。

リュッケ!リュッケとヒルダ、ここで顔を合わせてるのか。
若いよな、リュッケ。ラインハルトと同い年だから二十歳?

コーヒーカップがめちゃくちゃオシャレ☕️
クリームは!?砂糖は!?お茶請けは!?とか余計なことを考えてしまう(笑)。
ラインハルトは肥満を全く気にしなくて良い体質だから、クリームだばだば入れて飲むやん?それを用意するのはキルヒアイスの役目なのかな。通常の従卒が用意する時は、何も言わず、ブラックを我慢して飲んでるんだとしたら可愛い。掻き混ぜてたから砂糖は既に好み通りに入れられているのかもしれないね。(コーヒー事情でどれだけ擦るんだ)

賢い人たちによる腹の探り合い。
スタイルが良い。顔が良い。(どこ見とる)

内戦とは?ってすっとぼけてる時のお顔、美人さんだなあああああああ☺️

突然来て、当伯爵家はあなたに味方します!って言い出したフロイラインを興味深げに眺め、軽く断言する根拠を尋ねる。その見識の高さに驚いてもいるだろうけど、それよりも珍しいタイプの人を見つけてわくわくしてるように見えてとても可愛い。キラキラしてるぞ(それはいつも)。

平民の兵士に、帝国騎士階級出身のラインハルトの生まれが有利に働くというのは、父親にしか語ってないっぽいね。

探り合いは続く。でも騙し合いではないので、陰湿な感じはないね。
むしろ興味深く互いの真意を見極めようとしている。公文書にOK出す一瞬前の顔がとても好き。

「他の奴らにもいる?」
「自分から欲しいっていった人には出してあげて?それ以外はいいよ」

横のつながりで徒党を組むことはしないって意味が込められているの、本当怖いわ。ラインハルトの求める新体制の根幹を見抜き、そこに反対をしないという姿勢を見せるだけではなく、その中で自分の家族と領地は守ってみせるという決意。ある意味めちゃくちゃ打算的だけど、それを臆面もなく出して、かつ勝算があると計算しているのだから、慧眼どころの話ではないよぉ。ヒルダすごいよ。

この時点で「楽しかった」という感想を引き出せるヒルダ。
世辞や社交辞令は言わないラインハルトに、また会おうと言わせる。また会うということは、勝つということ。揺るがない自信。共に確信を持って未来を見ている二人。聡明な二人は見ていて気持ちがいい。

そういやこのお部屋は執務室じゃなくて応接室だったのかな。
機密情報だらけのはずだから、執務室に客を残していかんもんな、多分。

ラインハルトが出ていって、ほっと力を抜くヒルダ。余裕そうに見えて今までめちゃくちゃ緊張してたんだろうな。そりゃ時の権力者だもんのところに、単身乗り込んでるんだもんな。お疲れ、ヒルダ!

貴族連合軍の蜂起

リップシュタット盟約来たね。このシーン、いっつもフレーゲルのポーズがツボってしまって(笑)。何だよ、格好いいポーズ選とか見て研究してんのか???若干厨二病的ナルシストっぽい味が足されてるよね、ノイエ版フレーゲル。いいなあ。好きだなあ。
(思ったよりはまっすぐ立ってはいた。もっとこう、ひねりが入っている印象だったんだけど)

正規軍を上回る貴族連合の私兵軍。
ここ、テストに出ます。覚えておくようにね!
金も力も持ってるんよな。貴族連合軍。

オフレッサーくんだ!!ノイエの製作陣にはオフレッサー好き(他にもいわゆる嫌われ者側のキャラが好き)な人がいるためか、いいキャラになったなあ(笑)。
ミュッケンベルガー、お馬さんに乗ってるの、さすが貴族!という感じがして好き。しかも悠々自適な引退生活を送ってるのも見せつけられて、オフレッサーは内心寂しいというか、置いていかれたような心境だったのかな。
何で一緒に戦ってくれないんですか?というような、そういう子犬っぽさがある。いや、でかいけども。
動き出した時代を見つめることができた人と、できない人の対比。悲しい。

厩のシーン、誇りがきらきらと光を反射して舞ってるの、細えええ。
敬礼も閣下呼びも拒否されて…ちょっとオフレッサーくんが可哀想にすら思えてくるから、ノイエ怖いよ。

「事実を見ようともしないものたち」

いやあ。耳が痛い。わしが言われているわけではないけども。
今まで当たり前にやっていたこと、できていたこと、環境も含めて、それが変わりつつあるという現実を、ちゃんと見ようとできてるだろうか。自分が。
「事実」ってなんぞ?って話でもある。
現代は信じたいものしか信じない人たちが、自分の中の「事実」を喧伝し、それが互いに眩ませあって、何も分からない。その点、ミュッケンベルガーやオフレッサーは、「事実」を観測し得る立場にちゃんと立ってるはずなんよね。一方は不愉快だろうと事実を見、一方は見ることすらも拒否している。

ブラウンシュヴァイク、リッテンハイム、フレーゲルに囲まれて、中々オフレッサー重要視されてるっぽく見えるな。野蛮人と蔑まれてもいるんだろうけど、戦力としては貴重だもんな。
にしてもオフレッサーでかいなあ。

ブラウンシュヴァイクが貴族連合で武勲を立てることを阻止するリッテンハイム。策士だなあ。ブラウンシュヴァイク公の眉毛が面白い。

運命の岐路

メルカッツ提督…………。
リッテンハイムが経験豊富な実戦指揮官をとか言うからー!!!!
メルカッツさんも時流がちゃんと見えている人なんよな。というか、メルカッツさんの立場からしたら、皇帝陛下は既に決しているわけで、そこを覆そうとするのは受け入れられるはずもないし。どちらかにつかなければいけないとしたら、ローエングラム陣営を選んだはずなんよな。少なくとも現時点ではラインハルトが正規軍を預かっているわけだし。

さっさとローエングラム陣営に加わっておけば脅しなど跳ね除けられたんだろうにねえ。いや、まあ、ラインハルトに与しないのも分からんでもないけども、メルカッツ提督はアスターテでラインハルトの手腕は認めてるし…簒奪の野心への危惧は払拭しきれないから警戒するのは仕方ないか。

フレーゲルのいやらしさ、すごい。ねっとり。じっくり。
銃の手入れをしながら、家族を盾に取る。この時点でブチ切れていいよ、メルカッツさん!!!
形だけ嗜めるブラウンシュヴァイク公、この野郎!!
フレーゲルが肩を竦める後ろ姿。顔絶対笑ってるだろ。

軍規に従うという条件を認めたからと慰め(?)るシュナイダー。
若いなって言うメルカッツ提督。アスターテの時にはファーレンハイトにも言っていたな。若さ。メルカッツにとっての若さって何だろう。
無知とか短慮とかそういう意味合いではないんだろうな。
物事を素直に受け取って、信じられる無垢さを眩しく思っているようなところがあるのかもしれない。経験ゆえに見えてしまう未来が苦々しくて、そこにすぐは思考が接続しない若手を羨ましく思ってしまうのかもしれない。

メルカッツのこれまでの人生の中で、どれだけの理不尽があったんだろう。
メルカッツ自身も下級兵士と接するまではそれに気付かなかったって言ってるけど、気付いて変われたんだものな。メルカッツ提督はやはりすごい。何十世代にも渡って特権に浸りきってきた貴族の一員ではあっても、改められる。シュナイダーは帝国騎士とかなのかなあ。閥はなさそうだけども。

家族への別れの言葉。一字一句に慈愛を込めて書き綴ったメルカッツさん‥。原作だとタイプライターで打ったことになってたんだっけ。流石に36世紀の人間はわしらよりはるかにデジタルネイティブだとは思うけど、帝国は人力を尊ぶところがあるし、手で文字を綴ることも決しておかしくはない。ノイエ版だとそれはより顕著で、手紙も本も計画書も手書きなのよな。
戦国武将っぽくて好き(????)。


暗殺計画勃発

正攻法ではどうにもならんなら、首魁を葬ってしまえばいい。
大胆かつ的確で有効な手。ではあるけど、優勢を信じて、自分たちが正しいと思っている人間には、その有効性がわかるはずもなく。

正義。必勝の信念。自身が掲げるものに酔って、可能性すらも吟味しようとしないのは、おばかさんだぞ、ブラウンシュヴァイクさんよう。
シュトライトさんの身限り方、いいな。引き摺り出される前に自ら出てったるわい、な辺り、温厚なだけの人ではないよなあ。暗殺を進言している時点で的確な判断もできてるだろうし。
一方、自分も暗殺を企図しているのに、隣の人間への叱責を聞きながら、独断を決めるフェルナー。肝の座り方がすげえ。心臓超合金か??

あ、暗殺チームにメックリンガーさんと同じ髪型の人がいるぞ!?(笑)。

こらー!!!!ラインハルト一人を狙うなら赤毛の腹心一人の怒りを買うだけだけど、姉上狙ったら、ラインハルトとキルヒアイス、二人分の怒りを買うんだぞ!?正気かフェルナー!!!!!!(笑)。
警備が手薄なはずだから、じゃないんだよ。その人を大事に思ってる人物を倍加させてどうする…!!!!

狙点定められてるよ、赤ポチー!!ぎゃー!!!!
速やかに退避命令出せるフェルナーの判断力はまとも。計画はまともじゃないけど(笑)、実行において判断ができるから命拾いしたね。
ドローンに照らされて一瞬観念したように目を閉じるのいいな。で、背後の気配に対して、一瞬でブラスター構えるのも、THE 軍人で最高。

激おこキルヒアイスー!!!!!
そりゃ許せんよな。金髪天使姉弟に手を出すやつ、万死に値するって価値観の人間だし。
この表情、大好き。吊り目気味のキャラデザといえど、ラインハルトやアンネローゼに対する時はふんわり眦が緩むような、穏やかさを感じさせてくれていたのに、この、一切の情のなさそうな殺意MAX顔。このキャラデザだからこそだよなあ。本当、ノイエのキルヒアイス大好きだ。
ストイックさも柔らかさも兼ね備えた「赤毛のハンサム」。

「私の麾下に加わりたい?」
めっちゃ毒気抜かれてそうなラインハルトの声。
アンネさま狙ってたって知ったら問答無用で撃ちそうだけど、相棒が予想以上にブチ切れていたため、怒る機会を失ってしまってたらかわいいな。キルヒアイスはちょっと頭冷やせって別の場所に隔離されてる……のか?
あ、シュワルツェンの館に残って、身辺警護を徹底してるのか。誘拐や暗殺を企むのが一人とは限らんもんなあ。元帥府の警護はいいから姉上を護れってラインハルトにも言われてそう。

笑ってるフェルナー、度胸が違う。

「抜け抜けと言うやつだ」
本当にな(笑)。フェルナー好きだなあ。別に本気でラインハルトが憎いとかそういうわけではなくて、勝つためにはこれが最適解だろというのを考えた結果でしかないから、遺恨もないのだよなあ。
押し付けられるオーベルシュタインにちょっと笑ってしまう。内心めっちゃ嫌がってたりしたのかな。そういうの、特にないのかな。

フレーゲル、召使に当たるなー!!!その人関係ない人やろがい。
アンスバッハ、止めるに止められないのか…。主従って何だよ……。
復讐とか見せしめしか考えてない主人たちに、現実を思い出させるアンスバッハ。こういう役回りなんだな。何か可哀想だ‥。


動き出せ、新時代

キルヒアイスが最前列に。上級大将だもんね。麾下で一番階級上だものね。
戦機は熟したと存じます。冷静な宣告。惚れ惚れする。

メインテーマが流れ出すのいいなあ。このイントロ部分からのテンションの上がり方、大好き。
軍務省の扉が開くとともに音楽が…!
ビッテンフェルトー!!!!かっくいいー!!!!!エーレンベルクを拘禁。シュタインホフさんも拘禁。こっちはルッツ。
エーレンベルクとシュタインホフさんの、態度などの細かな違いが良い。

リヒテンラーデ公とロイエンタールのシーン、業が深い。
でもってロイエンタールがものっっっっっっっすごい美人。かっこええ…。
光の当たり具合とか含めて最高のシーンだな、ここ。

どんどん拘禁される。
時代が大きく実際の波となって動き出してる。
あれ、メックリンガー艦隊はどこやろ。ヴェストパーレ男爵夫人をはじめ、協力的な貴族たちの護衛とかかな。

シュトライトへの尋問、自らやるのか、ラインハルト。
「このラインハルトを」って言うの、何かかわいいな。「このわたしを」とかじゃないんだ。
ラインハルトさま、読みが正しいとか、素直とか、悪びれないとか好きだよな。敵がどれほど強大であろうと勝つ自信と才能があるから、そっちに戻るがいいよって言えてしまう。敵を一人でも減らすというよりも、敵が多いならそれよりも多い味方をと考える。そういう思考法なのかな。一概にそうと言うわけでもないけど、何らかの感銘を受けた人物に対しては、甘いし、意志してくれる。

シュトライト、本当に素直と言うか‥。
個人的にはラインハルトの度量を認めてるし、屈するつもりはあるけど、最終的には主君への義理立てをしてしまうんだよなあ。そこで無理強いしないのがラインハルトの良いところ。

勅命がくだったー!!!!
足ぶらぶらさせるエルウィン、子どもだ‥。かわいいけど悲しい。
あれ、最高司令官になったのこの時だったのか。

ラインハルトが跪いているシーン、実はとても好き。
腹の中では全く膝を屈する気はないのに、形式は完璧に装ってみせるのよな。屈めた身の内に宿る焔。好きに決まっとる。

この廊下のシーンも好きだ!!
廊下のデザインがまた美しいんよね。

「公称?」の怪訝そうな声。全然そんなこと考えてなかったのかな。
敵は定まっているからこそ、喧伝する必要もないし。
でも、聞かれたからには考えるし、一番嫌だろう公称を付けちゃう。
皇帝の勅命受けてるから、事実なんだよなあ「賊軍」。
敢えて事実を突きつけることで、神経を逆撫でする戦法。
広報官(?)絶対引いてる。めっちゃ美しい笑みで怖いよこの人ー!!!って(笑)。

宇宙港のシーン、大好き。大好きなんだ‥。
白い艦と赤い艦が隣に係留されているのが当たり前で。出発前にこの場所で、落ち合う約束だったのかい?
足音だけで、気配だけでキルヒアイスと確信しているから、振り向きもせずに話しかける。二人だけの時間がここにある。

ここの会話さあ、微妙にズレてる気がするんだよね。
ラインハルトは「おれたちのものになる」と言って、キルヒアイスは「必ずやラインハルトさまのお手に」って言ってる。
ラインハルトは無邪気に、いつだっておれたちで宇宙を手に入れよう!って言ってるのに、キルヒアイスはその頂に上がるのはただ一人だけだと、弁えたことしか言ってない。
キルヒアイスはラインハルトがいなければ、宇宙を手に入れようとなど思いつきもしなかったから、自分がその場所に立つビジョンが多分ない。ラインハルトがいるから、自分もそこにいる。そういう認識なんだろうな。この微細な違いが、立場とか性格とかいろんな違いでもあるんだろうけど、ちょっと切ないんだよなあ。
悪いって言ってるんじゃないよ。ただ、ちょっとね。

「ラインハルトさま」
「キルヒアイス」
この、互いの名を呼ぶ二人は、名前にどれだけの感情を込めているのだろう。
優しさであったり、慈しみであったり、甘えであったり。互いに名を呼ぶだけで、何らかの交感がなされていると思わずにはいられない。それくらい、呼ぶよね、名前。二人きりで話していても、必要以上に呼んでる気がする。言葉にするまでもないことを、互いに名前を呼ぶ声に乗せている。

ラインハルトが差し出した手を、キルヒアイスが握る。
姉上を助けるんだと誓ったあの遠き日と同じように。
進むべき道は見えていて、駆け上がるだけ。ああ。眩しい。

赤と白の光点がそれぞれの艦隊に分かれるところ、美しいな。
それと同時にとても…(自主規制)。


走り出したよ、物語が!!!!!!
来週は同盟回。

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