前歴有り、執行猶予中は海外に行けるのか?②みんな大好きハワイ編

結論。
行けることは行けるけど費用がかさむ。

実際に執行猶予前に一回だが社員旅行で訪問した。
もちろんその時はまだ足枷がなかったので問題なく入国して楽しんできた。

で、その数年後。
執行猶予中の俺君がまたハワイに行く用意ができてしまったのだ。
その時に悪戦苦闘したお話。
結果的にハワイに行くのはあきらめた。

この話は2020年より前の話。
現状では少し事情が違うと思うので各自でしらべてほしい。

基本的には前科者だろうが執行猶予中だろうが日本からの出国は可能。
問題は渡航先の国で入国審査をパスして入国できるかが問題。

最強のパスポートを持った日本人であればたいていの国はビザなし、もしくはESTA等のビザ免除システムで渡航できる。入国審査も飛行機の中で配られるであろう入出国カードを不備なく書いて審査官にニコニコして対応してればほぼスルー。

なのだが、一部例外の国がある。
この入出国カードに犯罪歴や逮捕歴が問われる国がある。
それが当時でいうとアメリカとオーストラリア。
これが厄介。

俺君はハワイに行く予定で準備していたのでアメリカについて書くけど
オーストラリアについてはわかりません。

アメリカの場合ESTA取得の要件には逮捕歴だと有罪判決を受けていないかとかいう曖昧な基準を設けている。

自分の場合は逮捕はされていない。
在宅起訴である。
この場合は逮捕されていないから大丈夫だろうっと考えるが
結局のところ起訴されている時点で何らかの形で警察で指紋採取をされているので後で書くPCSC協定で引っかかる要件になる。

そして自分の場合は裁判の結果、執行猶予判決となった。
執行猶予が終わったら刑の言い渡しの効力が無効になるとのことなのでこれも大丈夫だろうと考えたいところだけどダメらしい。

なので基本的には誤認逮捕やら不起訴などのパターンじゃないとESTAは申請できないそう。ワンチャン行けそうだけど入国審査で引っかかったときは一生アメリカに入れない可能性があるのでそのリスクをとることはできない。

っとなるとESTAが申請できないとなるとアメリカ大使館にビザの申請をしなくてはならない。
これが思った以上に費用がかさみそうだった。

ハードルは2つ。
アメリカ大使館に予約、訪問して面接を受けなければならない点。
判決謄本を日本語から英語に英訳する必要がある点。
この2点。
その他にも資産証明があるのである程度の資産がないと厳しい。

そもそも大使館は各県にあるわけではない。地方であればわざわざ出向く必要がありそれなりに費用が掛かる。

判決謄本の英訳もかなりハードルが高い。
単純に訳せばいいわけではない。
同じ意味でも言い回しや単語によって捉え方が変わってくる。
重大犯罪であるほど重要であり、自動翻訳ではなく専門家に頼んだ方よいだろう。ただしその分費用がかさむのはしょうがない。

などっという事情があったので自分の場合はそこまでしていく必要もなかったので渡航はキャンセルした。


現在はある程度情報もインターネット上に情報も出ているし
専門家の取得代行サービスも見つけられる。
前科ありで20万円くらいすべて代行してくれるようだ。
ビザ取得の費用や面接に出向く費用、代行料で30万もあれば取得できるのだろうか。

この円安の時代にそこまでして海外に行きたいか?っとおもうが
とりあえずみんな大好きなハワイに行けるかっという問いに対しては
金を積めば可能っというのが結論。

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