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ITコンサルタント2年目が「図解思考」の本を実践したら役に立った話

はじめに

こんにちは。くろだです。

私は新卒でIT企業に入社し、現在4年目になります。
過去を振り返ると、特に2年目のころに
本を読むことが増えたのですが、
その頃に読んだ「図解思考」に関する本がとっても良かったので
共有しようと思います。

また記事の目的として
図解思考をなんとなく理解してもらって、
あわよくば図解思考を実践してもらうことを意識して書きました。

読みづらい部分あるかもしれませんが
「ここをこうやって書くと分かりやすいと思ったよ~」など
厳しい意見でもアドバイス等コメント欄にいただけると非常に嬉しいです。

ちなみに、この記事はこんな人におすすめかもです。

・思考がまとまらず言ってる事に自信がなくなってしまう方 (私です)
・会議とかで箇条書きでいろいろまとめたもののそのメモがないと思い出せない方 (私です)

アジェンダはこんな感じです。

図解思考って何なの
どんなメリットがあるの
早速図解思考してみた
参考文献個人差はあるよ
まとめ

1. 図解思考って何なの

そもそものところで図解思考について説明します。

図解思考とは
「頭の中で図をベースに物事を考える思考法」です。

イメージとしては、人の話を聞いたときに
文書情報として理解し、箇条書きのように覚えようとするのではなく
文書を頭の中で図に変換し、絵として記憶、出力しようとする思考です。

2. どんなメリットがあるの

ざっくりメリットとしては下記の通りです。

  1. 話をシンプルにできる

  2. 内容を思い出しやすくなる

  3. 話の抜け漏れに気付きやすくなる

  4. プレゼンなどにそのまま転用できる

とはいえどんな時に使えるのかイメージがわきにくいかと思うので
例をあげてみましょう。
課題をつくってみたので良かったら取り組んでみてください。


あなたは業務改善コンサルを行うコンサルタントです。
YouTuberに案件を紹介し、
投げ銭の一部を受け取る架空の会社の業務ヒアリングを行います。
UUUMなどを想像されると分かりやすいかもです。
下記は担当者の発言です。
担当者の作業内容を聞いているつもりになって、分かりやすく自分なりにメモをしてみましょう。

「現状業務で課題感があるものだとYouTuberの情報管理ですね。 今の業務フローではまず各YouTuberの管理画面にアクセスします。 アクセスすると投げ銭情報や再生回数、ライブ配信時間が表示されているので、 それをExcelファイルに転記していきます。 そもそもExcelファイルはYouTuber分存在していて その中のシートで年月ごとにわけてますね。 あ、直近3ヶ月くらいで1回でも活動しているYouTuberは問題ないのですが、 3ヶ月更新がないYouTuberにはメールで連絡しています。 そこで連絡あれば継続して契約しているんですが、 それでも連絡ない場合は契約を打ち切ります。」

いかがでしょうか。
私はいままで、上記の内容をメモでまとめると下記のようになっていました。

・業務:YouTuberの情報管理
・目的:投げ銭情報、再生回数、ライブ配信情報の取得
・YouTuberの情報はExcelにまとめる
・1YouTuberにつき1Excelファイル、シートは年月分け
・直近3ヶ月連絡ない人は連絡
・それでも連絡ない人は契約打ち切り

もしかしたら
私同様箇条書きでこのように
まとめられた方もいるのではないのでしょうか。
もちろん悪いというようなお話ではありません。
ただ、情報が散乱しており、直観的に全体像をイメージしにくいのは事実としてあるかと思います。

さて本題の部分ですが、
図解思考では、先ほどのコメントを一枚図にするようにメモを行います。

字が汚くてごめんなさい

どうでしょうか。
ます図の方が情報として

1.シンプルで頭に入りやすい

そして

2.絵で覚えられるので思い出しやすい

のではないでしょうか。

さらにこうしてみてみると
箇条書きの情報からではイメージしにくい課題や確認事項が出てきます。

・各YouTuberのExcelシートの行と列はどんな情報か?
・直近3ヶ月で更新あれば作業は終わるのか?
・直近3ヶ月更新なかったYouTuberから連絡あれば契約は続けるのか?別途対応などないか?

つまり
3.話の抜け漏れに気付きやすくなる
とも言えそうです。

またこうして図にした資料はそのまま
4.プレゼンなどにそのまま転用
できます。

まとめると、上記のように、図に落とし込むことで

話をシンプルにできる
内容を思い出しやすくなる話の抜け漏れに気付きやすくなるプレゼンなどにそのまま転用できる

などのメリットがあります。

また補足ですが、
図解思考は人との会話だけで
威力を発揮するものではありません。

例えば

・自分の提案において抜け漏れがないか確認したいとき
・パワーポイントでの資料構成、図の配置をイメージしたいとき
・人に自分のイメージする仕組みを伝えたいとき
などなど...

図解思考を使えば、
理解、記憶、説明といった日常での様々な
シチュエーションでメリットを発揮することができます。

3. 早速図解思考してみた

とはいうものの、私自身
「そんな簡単にできるの?というか役に立つの?」
という風に思ったので、
ここ最近で試してみた感想を書きます。

結論から言うと、めちゃめちゃ使えました。(なんかステマみたいですね。。)

最初のうちはMTGなどで積極的に試していましたが、
聞いた情報を絵にしようとすると
全く発言に追い付くことができませんでした。
ようやくまとめられたのがMTGの30分後でした。

ただ訓練を重ねるうちに
なんとなく省略できる記号や言葉などが判断できるようになり、
図にすべき内容も区別できるようになっていきました。

そのおかげでMTG中になんとなく全体像を
絵として書くことができるようになってきて、
MTG中で確認すべきことをまとめられるようになってきました。

ただし、今でもいちいち紙に書きながら話を聞いているので
自信があるとは言えません。
(この図解思考のゴールは頭の中だけで図解して抜け漏れを確認できるレベルになることだと思っています。)

それでも上記で述べたメリットの通り
図解思考は様々なご利益があるので
まずは私と一緒に紙に図で書いてみるところから
お試しする価値はあると思います。

4. 参考文献

ちなみに買った本はこちらです。

永田豊志さんの
「図解思考」の技術
という本です。
私は上記の本を通して初めて「図解思考」という言葉を知りました。

5. 個人差はあるよ

もちろん「文字のまま理解できるじゃん、別に図にする必要ないよ」という人もいると思います。
私は感覚的に視覚優位(絵で理解するのが得意)の人間なので
単純に記憶媒体があっていなかった部分もあると思います。

逆に
文字や音として理解できる言語優位(文章で理解するのが得意)の方や
聴覚優位(聞いて理解するのが得意)の方は
そもそもこの記事がピンと来ない可能性もありますのでご承知ください。

参考:http://www.edu-c.pref.miyagi.jp/midori/tokushi/tomomanabi/tokuseirikai/tokusei_all.pdf
(視覚優位、聴覚優位など「認知特性」の話)

6. まとめ

まとめです。
図解思考とは
「頭の中で図をベースに物事を考える思考法」です。

メリットとして

  1. 話をシンプルにできる

  2. 内容を思い出しやすくなる

  3. 話の抜け漏れに気付きやすくなる

  4. プレゼンなどにそのまま転用できる

などがあげられます。

最初のうちは図にイメージするのにも苦労するかもしれませんが、
絵をかくのを楽しみながら取り組んでいただけるといいと思います!

以上、「図解思考」のご紹介でした!

なおご質問、アドバイス等あれば
是非是非コメント欄に投稿していただけると嬉しいです!

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