くろねこ

1997年、日本にも「デモクラティックスクール」(別名サドベリースクール)を作ろうと一…

くろねこ

1997年、日本にも「デモクラティックスクール」(別名サドベリースクール)を作ろうと一歩を踏み出し、それからずっと「デモクラティックスクールまっくろくろすけ」のスタッフをしています。2005年娘が4歳で入学し17歳で卒業。スタッフとして、親として感じたことをお話にまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

日本にもデモクラティックスクールをつくろう!!

 日本初(発)のデモクラティックスクールまっくろくろすけ27年を迎えて 「好きなことをして過ごせる学校」「子どもが必要としたときは大人がサポートしてくれる学校」「友達をつくったり、同じ趣味とかの仲間と出会える社交の場としての学校」。そして、「そんな学校に関することは学費の値段であっても、雇う大人であっても、すべてに当事者である子どもたちが関わって、決めていける学校」、すなわち基本的人権の尊重に基づいて、主権在民・民主主義で自治されている学校、それがデモクラティックスクールで

    • 自由と対等を基盤とした人の暖かい交わり

      ひょんなことから「野外活動指導員」というキャンプカウンセラーをすることになった大学1年生の春。週末は夏のキャンプに向けて、自然の家に行って、飯盒炊飯やテントの立て方といった研修を受けた。 見学の日の説明通り、先輩たちは中学高校のクラブの先輩といった感じではなく、フレンドリーにキャンプ初心者に教えてくれる。教えてくれるが、下に見ているわけではない。敬語も必要ない。職員さんも先生とは違う。評価してくる存在でも、規則を守ってるか見ている存在でもない。大学生の活動がうまくいくように相

      • 時間という自由を手にして

        大学生活は自由だった。 一日を過ごしていいし、お小遣いももらっていたので、たくさん使うのでなければバイトもしなくてもいい。授業はあるにはあるけど、それは自分が興味を持って選んだ授業。授業に出るのも面白く、空き時間には図書館で読みたい本を好きなだけ読んでいた。そして、一日、いちにち行く行かないは自分の選択できた。  そんなある日、偶然バス停で会った高校時代の友達に「子どもと夏休みとかにキャンプをする野外活動指導員というのがあって見学に行くんだけど、一緒に行かない?」と誘われた

        • デモクラティックスクールと出会うまで

           デモクラティックスクールまっくろくろすけが始まりましたが、最初は見学者が一人もありませんでした。たまに見学者が来ても「シュタイナースクールとどう違うのですか?」と聞かれました。1990年代、「オルタナティヴスクール」というと「シュタイナースクール」だけが有名だったのか、「シュタイナースクール」と比べて、理解しようという方が多くいました。あるいは、不登校の子どものための「フリースクールとどう違うの?」と聞かれていました。「デモクラティックスクール」としての私たちに関心を持って

        • 固定された記事

        日本にもデモクラティックスクールをつくろう!!