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3年ぶりに地元で1ヶ月暮らす中での気づき5選

相当note書くのサボってましたね、反省です。


「ツイッターだけでいいか、楽だし」

となっていましたがやっぱり定期的に考えていることをまとまった文章にすると言うことは大切な気がしてきたので久々に書きます。


3月半ばくらいに帰省したのですが、徐々に状況は悪くなり緊急事態宣言が発令され結局大阪に戻ることなく今に至ります。

1ヶ月以上いるのは大学に入学してから初めてなので約3年ぶりです。


昔は何も感じなかったことがいろんな知識や経験が身についた今だから感じることがあったり、短期滞在では気づかなかった魅力に気がついたりしたのでその辺りについて書いていければと思っています。


気づきその1:エンタメとしての農業

こちらに帰ってきてから野菜を育て始めました。

当たり前のように庭の畑が使われていないまま放置されていたので始めてみたのですが、日々成長していくのを感じることができたり、自分で食べるものを自分で作ると言う体験だったりはなかなか面白いものがあるなと実際にやってみて感じます。

気分は完全に「DASH村」ですね。軽い気持ちで始めたのですがどんどん農地を広げたくなってきます笑。

・家の前に野菜の無人販売所を作る
・できた野菜を全部お裾分けしてみて何になって返ってくるか試す

この2つのうちどちらかは実験したいなあと言うのを目標にしています。

野菜の成長を感じれる&自分で作ると言う体験に加えて、できた野菜を食べてもよし、お裾分けと言う手段でコミュニケーションツールとして使ってもよし、野菜を元手に最終どこまでいけるかわらしべ長者をしてみてもよしと楽しみ方は無限大だなと言う気がしています。

気づきその2:自分たちの世代は生きる上での知恵を失っている

祖父と一緒に山に入ったり、田んぼへの水の入れ方やどのように管理をされているのかを聞いたり、1人が1年間生きるのに必要な米がどれだけのサイズの水田からできるのかを知ったり「ああ、こんなことも知らないのか」と思う機会が多々ありました。

これまで長い間引き継がれてきた、いわゆる生きるための知恵みたいなものが引き継がれていない世代なんだなと言うのを痛感しました。

後20年もすればもしかしたら誰も知らなくなってしまうのかもしれません。

新しい技術によって様々なものを得てきましたがそれと同時に失っているものに目を向けることも必要なのかもしれません。

気づきその3:「買おう!」の前に「作れるかな?」になる

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これも地方ならではのことなのかもしれないのですが、まずは「自分で作れないか?」と言うのを考えることが多い気がしています。大阪にいる時ならそもそも作れることなんてほぼなかったのですが、今は山に行けば竹があったり、のこぎりやドリルなどの工具も一通りあったりと作ろうと思えば作れる状態にあるので買うより先に作れるか考えるようになりました。

実際に今水耕栽培で育てているサニーレタスの植え替え先の容器を竹を切ってきて、特殊なドリルで穴を開けて、節もトンカチとのみでくり抜いて作ってみました。端にゴムを巻いたペットボトルを差し込むことで水の出し入れも完璧な形でできるようになりました。

週末には植え替えができそうです。

気づきその4:コミュニティの有無が豊かさを変える

3年前と今で1番違うのがおそらくこの部分で、関西でのつながりを持った状態で香川にいるので、大阪にいたことと変わらないくらいZOOMなどで話したりしている気がします。

地方に行くとなるとこれまで持っていたつながりが希薄になってしまったりしがちだと思うのですが、ZOOMが当たり前になったことで都市部でのつながりを維持したまま地方で暮らすことができるようになったことはかなりの変化かもしれません。

朝起きる→ご飯食べる→ZOOM→水やりする→ご飯食べる→ZOOM→寝る

みたいなライフスタイルが可能になったことで個人的には暮らしが以前よりも豊かになった気がします。

気づきその5:体験しないとわからないこともある

野菜を育てたり、畑を耕したり、山に入ったり、自分でものを作ってみたり。水の張った田んぼに写る景色を見たり、星を見ながら散歩したり、カエルの泣き声を聞きながら眠りについたり。

実際に体験したからこそわかる空気感があり、達成感があり、疲労感があり、感情の揺らぎがある。

どれだけ表現力のある文章だったとしても、どれだけ高性能のカメラだとしても伝えきることのできない部分はどうしてもあってそれがこういう部分なのだということに気づけたことは自分にとって大きかったような気がします。


便利さや効率という軸とはまた別の指標にはなってしまいますが、こういった「手ざわり感のある暮らし」というのは大きな魅力なのだろうということに気づけました。3年間大阪にいたからこそ気づけた部分なのかもしれません。自分たちにとっての当たり前が他の人にとっても当たり前とは限らないということを意識していきたいなと思います。


ということで今回はこの辺りにしておきます。


P.S

今フリーランスや場所に縛られず働いている方と遊休農地や空き家などを持っている方へヒアリングを行っています。

「話してもいいよ!」という人や「知り合い紹介するよ」という人がいれば連絡いただけると嬉しいです。

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